同志社大学 |
47 |
19 |
− |
10 |
22 |
立教大学 |
28 |
− |
12 |
■試合
前半の15分過ぎから見た。得点を見てびっくりした。12-5て同志社がリードしているものの、僅差。この時点でトライも2-1だ。どうしたんだ同志社、何があった立教? もちろん同志社は一軍を出していないのだろうけれど、それでも100点試合を見るつもりでいたので戸惑った。試合は当然ながら同志社ペースではあるのだけれど、圧倒していないのが不思議に思えた。立教もときどき、なかなか鋭い突進を見せるのだ。前半2つめの立教のトライなど、オープンにまわして飛ばして、ウイングが自陣10mぐらいから独走してしまう。もっとも、レフェリーが2つもスローフォワードを見逃しているのだけれど。それでも、ここぞというチャンスに決める強さをもった立教に、ちょっと驚き。逆に、同志社の淡泊さに、いつつか失望。それと、ラックにはいるときにボールやラックそのものにアタックするのではなく、相手ディフェンスにぶち当たるようなスタイル(アメフトのように)で突っ込んでいたのが、見苦しかった。
近くに詳しい青年がいて2人で話している。それが耳に入ってくる。たとえば、立教が2番をラインに入れているということ。よく見たら、フッカーがラインアウトに加わらず、スタンドかセンターかの位置にいて、ボールをもって突進していた。ほほう。よく見えるものだな、この青年たちと敬服。こっちは何年たってもそういうのが見えない。
立教は最後まで追いすがり、結局ダブルスコア程度。トライ数でいうと7-4。メンバー表で見るとラグビー学校から選手を補強しているのは見え見えだけれど、今年の立教は青山に勝ったりするのかな?
■結果
早稲田大学 |
52 |
21 |
− |
7 |
21 |
関東学院大学 |
31 |
− |
14 |
■試合
完全なる早稲田ペース。関東はひとつもいいところなし。早稲田は、スピーディ。しゅるしゅると動いてつけいるスキなし。驚くべきは、フォワードの強さ。モールを押し込んでのトライというのが、3つぐらいあった。でも、かつての明治や大体のごり押しってのではなく、軽快に押していくのが素晴らしい。これに関東はなすすべがない。前半に1つ、後半に2つトライを返したけれど、取りに行って取ったっていうより、ラッキーってな感じでとったもの。
おどろいたのは、早稲田のラックへのアプローチ。これまでのように相手ディフェンスをスウィープするような、まるで、アメフトのような入り方がまったくなくなっていたこと。きちんとラックに向かって突進していた。しかも、オーバー気味ではなく、かなり低くラックに入っていた。といっても、ラックに倒れ込んでいるのではなく、ちゃんとボールを出そうという構えで突っ込んでいたことだ。そして、それがかなり効果を上げているように見えた。これは、素晴らしい。第1試合の同志社とは大違いだ。
後半、関東はどんどん選手を替えていったけれど、かえってチームの連携力が途切れ、バラバラになっていくだけ。まだ初夏だから仕方ないのかも知れないけれど、これから秋にかけての仕上げが大変だなあと思わせる一戦だった。
というわけで、前半の10分ぐらいまではスコアも互角レベル(内容は早稲田がよかった)だったので楽しめたけれど、それ以後は関東メタメタでがっかりの試合内容だった。
今年の早稲田のスタイルは、スキになりそうな気がするぞ。
■出来事
2時15分過ぎぐらいに入った。料金は自由席1500円。客はまばら。暑さのせいかもバックよりメインの方が埋まっている。芝生が綺麗だった。傷をつけるのがもったいないぐらい。
第2試合になると客も増える。圧倒的に早稲田ファン。早稲田のプレーのひとつひとつに反応する。根っからの早稲田ファンだなあ。やれやれ。それでも、関東ファンもちゃんといて、(おおむね)上品な応援ぶりだった。学生たちの応援も静かで、よろしい、って感じ。
■客の入り
7000人ぐらい、ってところかなあ。思ったより入っていなかった。
■天気
曇り。いささか湿気が多い。3時ぐらいまではときどき晴れ間もでたが、4時前ぐらいからちょっとひんやりしてきた。もっとも、ときどき晴れ間もでたが。カンカン照りじゃなかったのが、救いかなあ。
[2004.06.27]