オックスフォード大学 vs 関東学院大学
2004年9月11日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

オックスフォード大学
52
21

5
17
関東学院大学
31

12

■試合
関東の体格負けって感じがした。関東がとても小さく、これまでのチームとはまったく違う。マイボールで突進、クラッシュしてもフォワードのフォローが遅い。ラックに入っても力負けしてしまう。結果、簡単にボールをとられてしまう。この繰り返し。たまに短い球つなぎをすると、これはよく決まっていたけれど、得点には結びつかず。ラインアウトもかなり取られていた。パワーで、体格でまさる相手に、戦略が間違ってやしなかったか。それとも、通用するとでも思っていたのか。こちらは「突進してもムダだ!」と、心の中で叫んでいたのだった。
関東は単純なミスも少なくなかった。FBがどうってことのないボールをノックオンしたり、呆気なくチャージされてトライされたり。こういうの、もうちょい気をつけてくれよと思ったのだった。
オックスフォードは、スピードもあった。フィットネスもあった。ラックへの集まりは素早く、しかも、関東の選手を巧みにスウィープする術も心得ていた。試合開始直後は、この接点での勝負が面白くなるかなと思ったけれど、接点を支配しつづけたのはオックスフォードだった。この接点付近の攻防で、オフサイドに甘い判定が気になった。これはレフェリー(谷口和人)個人の視点なのか、それともルール変更なのか。どっちなのだろう。
ルールといえば、関東の2つ目のトライは、ペナルティトライ。関東がOXゴールライン直前で攻撃中、OXがたった一度ノット10メートルバックしなかっただけで、あっという間にペナルティトライ宣言。これは、国際ルールに則ったってことなのかな。今年は、こういうケースが増えそうな気がするなあ。それにしても、こういうルール変更は体格やスピードに勝るチームに有利に働きそうだ。
オックスフォードの選手たちは、かなり気合いが入っていたと思う。関東の選手がボールを蹴ろうとしているところに猛烈な勢いで駆け込んでいく、それも奇声を発しながら、なんてことも度々あった。関東がゴールキックを狙うときも、動作がはじまると猛烈に走り込んでプレッシャーをかけてきた。こういうところは、見習ってもらいたいものだ。細かなつなぎからギャップをつくって走り込む、といったやり方で、もっとトライをとれたと思うのだけどね。

■出来事
手荷物チェックはなし。ローソンでチケットを買った(1300円)のだけれど、そこには「場内撮影禁止」とでていたなあ。バカじゃねえのか。いまだに変えていない。
芝生は緑。だけど、バックスタンド側にはムラがあって、上出来な仕上がりとはいえない。
オーロラビジョンがよく活躍した。トライのたびに大写しでリプレイを見せてくれる。リアルタイムの放映もたまに行なう。遠いところでやっているときなど、ビジョンの方を見ちまったりするぐらいだ。
神宮では法早戦の応援の声。頭上にヘリコプターうるさい。

■客の入り
2000人ぐらいかな。シーズン開幕にしては凄く寂しい気がした。同時刻にアミノで大学交流戦があったからというのもあるかも知れないけど、カードとしてはこっちの方が魅力的なはず。なのにこれではなあ。

■天気
暑すぎずもなく、涼しすぎずもなく。晴れ間もあまりないのでまぶしくもなく。かといって雨が降るような天気でもなく。

[2004.09.12]

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