リコー vs 神戸製鋼
サントリー vs 日本IBM
2004年10月2日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

リコー
27
12

14
21
神戸製鋼
15

7

■試合
前半の30分ぐらいに入った。12-7でリコーがリードしている。その後、神戸が1トライして12-14で前半終了。
神戸は意思統一されていないのか、バラバラに見えた。後半すぐ、神戸のFLクリプがシンビンをくらったが、まったくアホ。ボールをもって突進したら、後方でペナルティの笛。それに腹を立ててボールを明後日の方向へ蹴るという「不行跡」によるシンビンだ。こんなことで相手チームを有利にさせ、自分たちを劣勢にする。アホか。
リコーも前半終了間際にシンビンを出している。これはハイタックル。しでかした選手は、審判に向かって「そんなあ、許して」てな格好をしていた。わざとやったわけではないからだろう。この2つのシンビンに対する態度が、いまのチームの状態を表しているような気がする。
後半。細かくつなぐ巧みなパスでリコートライ。19-14。チャージからボールを抑えてトライ。24-14。後半も20分を過ぎてから神戸が幾分まとまりをみせてきて反撃を開始するが、もう遅い。この攻撃を最初からしていればというような激しいアタックだったが、及ばず。リコーの選手はバンザイ。うれしさを表していた。
試合後、神戸の選手がだらだとバックに歩いてきて挨拶したのだが、全員がそろっていないのに一部選手が一礼をして戻っていってしまう。まだたどり着いていない選手もいるっていうのに。なんか、だらけてるね。選手もチームも、ダメ神戸に成り下がってしまった。見ていても溌剌プレーは、リコーの方に多かったぞ。

■結果

サントリー
52
19

24
41
日本IBM
33

17

■試合
サントリーも力が落ちた。今年上がってきた、これまで印象にも残っていない(だって去年までは試合を見るチャンスもなかった)日本IBMにほぼ互角の戦いをされてしまうのだから。いや、レフェリーのサントリーびいきな笛がなかったら、日本IBMが勝っていたかも。
前半は19-24と日本IBMがリード。後半、ちょっと受け身になってしまった。PGを狙ったりしたのも、その現れかも。まあ、「力は互角だから、PGで着実に差を付けていけば勝てる」と踏んだのかも知れない。それが間違いだ。底力を軽視してはならんと思うぞ。というわけで、45-27と逆転されてしまう。やれやれ。というところで後半の35分ぐらい。もの凄い逆襲で日本IBMは2トライを奪った。なんと、自陣インゴールからステップを切って突進し、ボールをつないで、蹴って拾ってトライ。やんややんや。前半にも1人で突進するシーンがあったりしたけれど、日本IBMはとんでもないプレーをしてくれる。みていて意外性があって、とても面白い。
レフェリーは、サントリーのペナルティをあまり取らなかったなあ。タッチジャッジも、いつも2mぐらいサントリーに有利に判断していたし。それから、サントリー4番の大久保なんかラックサイドでつねにオブストラクションしているのに注意もしない。日本IBMに勝たれたらまずい、という判断があったんじゃねーの、と勘ぐりたくなるジャッジだった。

■出来事
芝が相変わらず浮いている。スパイクの跡が、あちこちに残っている。こりゃあ、冬になる前にぼろぼろになるんじゃないのかな。
バックスタンドにいたが、すぐ近くにいた母親・幼女3人のところに、ある男が近づいてきた。見たことのある男だ。名前は忘れた。メガネをかけて小太り。スカイスポーツで、ラグビー中継のときにインタビューしたりしている人だ。どこかのオバサンが、サインをもとめにやってきた。試合が終わるまで家族と一緒にいて、試合を見ながらメモをとっていた。
※あとで調べたら、村上晃一という名前だった。

■客の入り
お。意外と入ってるじゃん。というのが第一印象。1万人ぐらいいたのかなあ。発表に寄れば第一試合は6446人、第二試合は7420人だと。あーん。そんなもんかね。

■天気
快晴。風が少しあった。残暑を思わせる暑さで、湿気も多い。じっとしていても汗をかくほど。

[2004.10.03]

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