■第1試合 結果
早稲田大学35(20) - 28(16)法政大学
■試合
12時25分に入った。前半の10分。6-3で法政がリードしていた。これから法政がガンガン攻めるのかな、と思ったら期待はずれでがっかり。結局、法政は力を出しきれずに敗退。対抗戦グループの試合内容からすると、早稲田は奇跡のような大学選手権準決勝進出。国立である。先週の、日体を蹴散らしたパワフルでセンスに溢れる法政ラグビーは、片鱗も見えなかった。
早稲田はディフェンスが速い。鋭い出足で、法政のオープン攻撃でゲインを切らせない。ちゃんとタックルで止めている。止めるどころではなく、インタセプトしてトライまでしてしまう。ボールがちゃんと見えているんだろう。バックスも、あの山崎のがむしゃら一方の突撃も、効果がでてしまうのだから不思議。全体に、バタバタしたラグビーであることには変わりはない。策があるわけでもない。とりあえず、止める。そこから発して、ミスにつけ込んだり、クイック攻撃したりして、セコク点数を稼ぎ出していた。とても、強いチームのすることではない。が、こうでもしなければ勝てないのだろう。
一方の法政は、早稲田以上に無策だった。早稲田の素早い反撃に何度もつぶされ、それでもなお同じ攻撃をつづける。オプションはないのか、こら。しかも、次はハイパント。これも、マイボールにできるとは限らないわけで。どーも、策がない。オプションはないのか、こら。「勝てるはずなのに・・・」という思いがあせりになって、法政の動きを止めてしまったのだろうか。相手マークを外に外したりして切り込んでいくようなシーンはなかったぞ。かえって、早稲田に裏に回られる始末。やれやれ。もうちょっと、着実な、ポイントをつくっての地道な攻撃が必要だったんじゃないのかな? 残念だね、法政。
■第2試合結果
明治大学18(5) - 15(8)同志社大学
■試合
ぼんやりしているヒマに、同志社が点数を入れてしまった。おお。しかも、明治のPGは外れてばかり。同志社は、走る。速い。おお、これは、同志社やるではないか。場内はわきたつ。
明治も、とくに浮足だったりはしなかったんだけれど、攻めきれない。なんだかんだで、前半は同志社リードで折り返す。
この試合。第一試合と比べると、見ていてとっても面白かった。攻守交代が速いし、目が離せない。攻撃にも新鮮味があった。ひどいミスはない。点数の少なさが、それを示していると思う。
後半の20分過ぎまで同志社リード。これは、明治負けか。という思いがみんなの胸に広がった頃、やっと明治が逆転。再逆転が狙える場面は何度かあったのだけれど、いまひとつ攻めきれず。インゴールにゴロを蹴ったりもしたが、アンラッキー。最後は、同点を狙った(? のかな)ドロップゴール失敗、インゴールでも抑えられず・・・で、あえなく同志社敗退。しかし、価値ある敗退ではなかったか。全力を出しきった同志社は、すがすがしささえ感じたぞ。それを、明治の選手たちもちゃんと称えておっなあ。
■出来事
立ち見席で座って見る人がいるので、もう少し多くの人がバーに寄り掛かって見られるはずなんだけどね。協会の係の人たちは、そういうふうに客を誘導しないから、コンクリにべたと座ってる客が多い。ちゃんと、禁煙の注意だとか、席を詰めろだとか、協会の人が言うべきだと思うんだけどね。客同士がトラブルを起こさないためにもね。
■客の入り
立ち見席もいっぱい。3万人以上入った。
■天気
陽射しは、ほどほど。第2試合は、くもり。
第1試合は、バックスタンド北側の端の上段で見た。第2試合は、メインスタンド通路で前半。後半は空いた席に座った。