法政大学 vs 関東学院大学
2004年11月27日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

法政大学
42
14

12
29
関東学院大学
28

17

■試合
なかなか白熱した試合で、見ていて面白かった。といっても、最初のうちはその迫力のなさに、ちょっと白けたんだけどね。なぜって、未明にあった日本代表vsウェールズ代表の試合をビデオで今朝方見たばかりだったからだ。あの闘士、迫力。国内では見ることのできないものだ。あれを目にしたあとで日本の大学のトップレベルの試合を見たわけだ。いやー。ぶつかり合いの迫力のなさったらなかった。しばらく見ていて目が慣れたから面白くなってきたけれど、絶対レベルではちゃちな試合なのだろうなあ、きっと。
それはさておき、関東が先制して法政が追撃、逆転。前半は14-12とトライ数は同じだけれど、法政がリードして終わった。後半、いきなり法政が2トライを挙げて28-12と突き放す。こんなに弱いのか、関東? と思っていたら、2トライ返して28-24。関東は、コンバージョンが入らないのが痛い。しかし、この後、関東がシンビンで退場するなどして引き離され、42-24。万事休すである。最後に1トライ返して42-29とするも、遅すぎた。
前半を通してみたら関東が押していたのだけどね。加点できなかったのが辛かった。後半は法政が有利に展開するが、圧倒したわけではない。全体を通してみると、関東の方が優勢だったのに、得点はそうなっていない。
関東は、攻撃も防御も組織プレーがしっかりしている。ところが、その組織プレーのスキを狙って走り込んでくるのが、法政だった。こちらは組織というより個人プレー。スピーディな攻撃で虚をついたり(法政最初のトライがそうだった)、ギャップをついて走り込んだり。個人のパワーが、関東より上回っていたように思う。
関東は反則が多すぎ。要らぬ得点を与えたのも、後半、シンビンで退場の原因をつくったのも、反則のせいだ。この反則を少なくし、コンバージョンを確実に入れていたら、スコアも互角になったのではないのかな。

■出来事
勝利が決まると、控えの選手までピッチに飛び出してきた。法政はよっぽど嬉しかったのだろう。ずっと関東に負け続けてきたからね。敢闘の選手は2人ほど愕然とうなだれるものもいた。リーグ戦の連勝記録が途切れたのだから、むべなるかな。

■客の入り
発表に寄れば9270人だそうだ。もっといたように感じたんだけどね。

■天気
快晴。ちょっと風があった。

[2004.11.27]

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