早稲田大学 vs 流通経済大学
法政大学 vs 近畿大学
2004年12月19日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

早稲田大学
84
42

13
13
流通経済大学
42

0

■試合
12時3分ぐらいに入った。なんと流通経済が一方的に押しまくっていて、場内は冷え冷え。大半が早稲田びいきの観衆は意気が上がらない。度重なる早稲田の反則で、まず流通経済がPGで3点先行。さらに攻めつづける流通経済。早稲田はゴールラインに釘付けで、ライン際にできたラックに流通経済の選手が1人を残して入った。これで押し込むかと思いきや、残念。直後のターンオーバーで早稲田が7-3とする。こういうところ、呆気なくとられるのだよなあ、流通経済。早稲田トライで14-3。このままずるずる行くかと思いきや、流通経済がトライを2つ返す。どっちのトライだったか、流通経済がうまくボールをキックで転がして早稲田の選手の足元を抜き、インゴールに入ったところを押さえてトライしたのはなかなかだった。14-13。時間は前半の20分過ぎ。このままいくと、面白い結果になりそうだな・・・。と思ったのだけれど、試合になったのはここまで。後は早稲田が一方的にトライを重ねていった。
流通経済のタックルは、素晴らしかった。びしばし決まって、早稲田の選手を倒していた。けれど、意外とあっさり抜かれてしまう。これは、シーズンを通して変わらないなあ。それと、キックが入らない。早稲田の五郎丸が角度のあるところからもちゃんと決めて、12/12と素晴らしかったのと較べると、見劣りする。ボールをもって走ろうとして転けたり、パスの精度もいまいち。
個人の力が違うんだろうなあ。あっさり抜いて、ハンドオフで振り切っていく早稲田の選手は、みな力強く見える。それに、ボールに向かってくるときも単独で拾って・・・というのではなく、直ぐ後ろにちゃんとフォローがついてくる。だから、タックルされてもボールが死なず、後ろの選手につながっていく。こういうところが、日本の雑なラグビーとは一線を画すところだな。
同じ様なスタイルなのだから、流通経済も真似すればもっと強くなれるかも。
後半の40分ぐらいに、早稲田が流通経済のゴールラインに迫ったとき、流通経済の選手が何度かラフプレーを見せていた。露骨に手を出して殴るシーンもあった。つかみかかる場面もあった。乱闘にはならなかったが、レフェリーには見えなかったのかな。それとも、モールのなかで早稲田の選手が意地悪でもしたのだろうか。ステファン・グレイも手を出していたけれど、短気なんだな。明治との交流戦でもレッドカードを食らっていたし、標的にされているのかも知れないぞ。

■結果

法政大学
105
48

7
19
近畿大学
57

12

■試合
圧倒的に差がありすぎて、近畿は法政に詰め寄るところまでいかず。前半1つ、後半2つのトライはとったけれど、後半のは法政が気が抜けていたからとしか思えない。なにしろ連続トライだったし。この試合からでは、法政が他のグループとどの程度の力の差があるのか、判断するのは難しいかも。

■出来事
第1試合が終わると、3/4ぐらいの客が帰ってしまった。みんな自分の贔屓チームにしか興味がないんだねえ。バックスタンドの北側で見物したんだけれど、早稲田vs流通経済の前半は周囲が空いていたのに、後半は南側から移ってきた客で埋まってしまった。そんなにトライを間近で見たいのかねえ。ファンの心理はわからんよ。

■客の入り
第1試合6000人、第2試合1500人って感じだったけれど。発表によれば
第1試合7205人、第2試合7870人って、これは帰った人を差し引いていない数字だろ。

■天気
12時のキックオフのときは晴れていて暖かかった。ところが、1時ぐらいから曇りはじめ、急激に寒くなった。股引でもはいてくればよかった、って思ったぐらいだ。2時をだいぶ過ぎて、すこーし雲の合間からにぶい陽射しが注いできて、寒さは少しやわらいだ。予報では夕方に雨、といっていたけれど、結局、降らなかった。

[2004.12.21]

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