法政大学 |
38 |
28 |
− |
7 |
7 |
明治大学 |
10 |
− |
0 |
■試合
なんだか両チームともミスが多くて思い通りならないような展開で、見ていて面白くなかったね。本来なら法政が力とスピードで圧倒すべきなのに、それができないでいる。このあたりは明治のがんばりが発揮されたとも言えるんだけど、では、それが継続してつづくかといったら、そういうこともない。やっぱり、今年の明治はそこそこレベル。
そこそこレベルの明治に苦戦していてはダメだろ。っていうのが正直な感想。明治のディフェンスをスパッと切り崩せない。これでは次の関東戦は危ういだろうなあ。キレもパワーもなくなった法政は、ごくフツーのチームに見えた。どうしてこうなっちゃったんだろう?
それにしてもこの試合、視界を人が通過したり、通路で立ち見の連中が気になったりで、どーも集中することができなかった。うむむ。
■結果
早稲田大学 |
49 |
22 |
− |
5 |
12 |
大東文化大学 |
27 |
− |
7 |
■試合
意外に早稲田が苦戦。イーブンボールへ接近するスタイルが、なんとなく似ていたような気がする。がむしゃらにボールに向かっていき、奪い取る姿勢というのかな。早稲田はここ何年か、自分の危険も顧みずボールに突進し、オーバーして相手選手を威圧してきたけれど、相手に同じようにされると、その威圧が減退するように見える。頭がぶつかるのが怖くなるのかな? 相手の恐怖心を力にしてきたスタイルは、相手が恐怖心をもたないと機能しないということかも知れない。
後半は、12-27まで迫った。ここで大東が1つトライをとれば分からないぞ。そう思わせる力強さが、大東にはあったと思う。その大東がボールをもってライン際を突進したとき、レフェリーはスローフォワードを宣告した。僕の席からははっきり見えなかったのだけれど、ビジョンでリプレーが上映されると、メインの大東席を中心に「えーっ!」という声が起きた。もしこれが際どいプレーだったら、問題だな。レフェリーの早稲田びいき、といわれてもしょうがない。もっとも、テレビで確認していないので、ほんとうは何ともいえないんだけどね。
ここでめげたのか、30分過ぎから大東はちょっとキレた状態に。つづけざまに4トライされて、12-49と引き離されてしまった。この4トライはないだろ、大東。これをさっぴけば、いい勝負、といえる試合だったのに。やれやれだな。
早稲田の五郎丸、本日はゴールキックが全然決まらず。前の試合まで、角度のあるところからポンポン決めていたのと較べると、まるで別人だ。五郎丸のゴールが決まっていれば、もっとはやく大東のやる気は失せていたかも知れない。
■出来事
大学選手権の2回戦
12時15分ぐらいに入ったら、バックスタンドがほとんど満席。でもそこは1人客の強み。空いているところをみつけ、さっさと座ってしまった。もっとも、インゴールの後ろの、カメラマンが列をなして座っている延長線上で、ずいぶん端。しかも、左手すぐに出入り口があって、人の出入りが視線を遮る。それだけではない。出入り口から入ってきて場内の客の多さにとまどい、通路で呆然とバックスタンドを見上げるアホ面が続々と現れ、しかも、通路でたちどまってしまう。あげくは、近くのバーに手をついて見学しはじめる。こっちからすると、邪魔でしょうがない。まったく、やれやれの場所だった。
もっとも、それは第1試合のときで、第2試合になるとそういうことがなくなった。つまり、早稲田の試合を目当てに遅く来た客が呆然としていたのだ。第1試合が終わって客の入替が済むと、もう、通路に止まってしまう客はいなくなった。
その代わり、大東を応援するヤジ男が後方でうるさかった。PGを「外せ」といったり「審判、早稲田にいくらかもらってるんじゃないか」「大東、噛みつけ」だの、バカ丸出し。こんなことをしているから、新興校は〜なんていわれるんだ。
他競技場の結果では、関東が帝京に勝っているのには、当然、といった反応だった。が、同志社と慶応の前半で大差がついているのには「おーっ」とどよめき。そして、同志社と慶応の最終結果では、慶応が追い上げて9点差というのに、ちょっとどよめき。
■客の入り
第1試合は18000人ぐらいで、第2試合は15000人ぐらいかな?
発表によれば
第1試合は17942人で、第2試合は19720人と協会のページにある。第2試合の方が2000人近く多いけれど、実際はこれより少ない。だって、帰った人がたくさんいるからね。席も、ずいぶん空いた。
■天気
快晴。たまに陽射しが雲で遮られた。風が少しあった。
[2005.01.01]