アメリカ代表 |
28 |
18 |
− |
14 |
22 |
ルーマニア代表 |
10 |
− |
8 |
■試合
印象に残らない試合だった。中味も面白くない。互いに勝ちを意識してか、決まってPGを狙う。だからゲームに動きがなくて、見ていてもつまらない。後半なんか眠くなってきてしまった。
ルーマニアも、日本に対して見せたようなFWのプッシュや大胆な走りもない。ううむ。
ただし、互いにボールをつなぐことが上手いなあと思ってみていた。接点でプレッシャーを受けつつフォローする味方選手にひょいひょいとボールを手渡すようにしてつないでいく。だからボールデッドにならず、ラックで取り合いになったり取られたりがあまりない。日本選手が、ボールを受け取ったら「俺が」といったように走ってタックルされてフォローがいなくて相手ボール・・・というようになるのと対照的だ。
■結果
カナダ代表 |
15 |
0 |
− |
3 |
10 |
日本代表 |
15 |
− |
7 |
■試合
つまらない試合だった。見どころは、前半、ボールをもって独走するカナダ選手を大畑がチェイスしてタッチラインに押し出したシーンぐらい。あとはほとんど日本代表に見るべき所がない。せいぜい前半にはタックルが良く決まってカナダ選手を倒していたことぐらいか。っていうか、カナダの選手もタックルされただけでボールをぽろぽろと前にこぼしすぎ。もうちょっとたくましさがあってもいいだろうに。
ルーマニア戦のようにスクラムやモールで押されることもなく、前半の力の出し合いは互角以上だった。けれど、得点につながらない。ボールを出すのが遅いのだ。スクラムやラックからボールを出して展開するまでが遅いから、ラインの動きが読まれてしまってスペースが見つけられない。結局、相手ディフェンスにクラッシュしてボールを奪われるか、しょうがないからって蹴ってしまう。蹴れば相手ボールになっちゃうんだから、得点に結びつくわけがない。カナダのプレッシャーはそれほど強くなかったように思うんだけどね。どーもハーフ陣にゲームプランニングができていないように思えた。
しかも、勝ちを意識してか、なにかというとPG狙い。これはカナダも同様だったけれど、ゲーム内容が素晴らしくてPGを狙っていくってんならいいけれど、ゲームは面白くないすぐPGを狙うでは面白いゲームになりようがない。とってもつまらなくてストレスばかり溜まる試合だった。
相変わらずボールのリリースが遅い。小野沢もボールをもちすぎ。まあ、突破できれば結果オーライなんだけど、そうなるシーンもなかった。もっと左右にボールを振るような展開で、相手ディフェンスを翻弄するとか、なんかできなかったのかね。そういやあ洗髪出場した五郎丸。走りながら受け取ったボールをパスしようとして、カナダ選手にもぎ取られるというシーンがあった。ああいう場面は初めて見た。五郎丸がのろいのかカナダ選手が素速いのか。よくわからないけれど、チャンスになるかなと思ったところだったので呆気にとられてしまった。
このままノートライに終わるかと思われたロスタイム。ちょっと前に投入したオツコロが、大胆な走りで間隙を衝いてトライも遅すぎた。やっぱり当たりに強い選手を揃えないとダメなんじゃないのかね。ロスタイムは4分と聞こえたけれど、日本がコンバージョンを決めた43分ぐらいで笛が吹かれてしまった。やれやれ。
■出来事
バックスタンドの上段に座ったのだけれど、スピーカーが近いせいかうるさくてかなわなかった。ただでさえ最近はインターバルの間にも音楽鳴りっぱなしビジョンではCMががなり立て、MCがなんだかんだとうるさく言う。日本選手が入場するときは「応援ボードを掲げて立ち上がって迎えよう」だの、よけいなお世話だっていうの。そんなことするより、面白いゲームを見せてくれるのが一番、集客効果があるんだよ。スーパーカップのルーマニア戦、カナダ戦は行こうかどうしようか迷いつつ結局でかけてしまったけれど、行かなくてもよかったな、って思っている。
日本代表より、まとまっている社会人チームのほうが強かったりするんじゃないかねえ。と思ったりするこの頃だ。
■客の入り
日本代表の試合のときは1万2000〜3000人? と思っていたら、なんと12097人だって。ほぼ当たりだ。第一試合のときは7545人だって。
■天気
朝方は曇っていたけれど、午後からは快晴。とくに、第一試合は陽射しも強くて、ちょっと日焼けした。けれど、第二試合になると雲が多くなってきた。
[2005.05.30]