社会人大会 準準決勝

神戸製綱 vs  NEC

東芝府中 vs  三洋電機

1998年12月27日(日)

秩父宮ラグビー場


■第1試合 結果
神戸製綱33(18) - 21(21)NEC

■試合
前半の20分から見た。神戸がすでに1トライ。では、ががっと行くのかと思ったら、そうでもない。なんか、とろとろしている。キレがない。圧倒的な迫力もない。まあ、今年はなかなかに強いNEC相手に、そう得点できるとは思わないが、神戸のパワーはない。その代わり、PGで3点、また3点という、あのやらしい突き放し方があった。まあ、堅実着実でよろしいのかもしれませんが。一方のNECは、リーグ戦のときの精彩がない。手も出ない。どーした?
興味深かったのが、FB岩淵の動き。堀越からミラー、ミラーから岩淵、岩淵から大畑、という鋭い動きが見られた。これは、なかなかに面白かった。とくに、岩淵とWTB大畑とのコンビネーションが決まっている。SOにはミラーがいるんだけれど、岩淵が混ざるとSOが2人いるみたいなアクションをする。岩淵は攻撃にも積極的に参加して、潮時を見極めるとさっさとFBの定位置(よりも少し浅い)に戻る。そうして、ぼーるを待つのだ。その動きが、なかなかに見ていて面白い。
一度、岩淵がもって中に切れ込むことがあった。あと、1mでトライという場面だった。が、フォローがなくてつぶされてしまった。岩淵の動きに追従できないんだな、神戸の他のメンバーが。うーむ。
後半の半ばまで零封されていたNECだけれど、結局2トライを返せた。よかったよかった。その勢いを、もっと早く出していればねえ。
試合中、スクラムの前にカーワンが堀越の頭をなで(背丈が50cmぐらい違う)た。がっんばってんなおめー、みたいに見えておかしかった。そういえば、本日はカーワンばっかり目立っていた。というか、他が目立っていなかった。


■第2試合結果
東芝府中28(14) - 16(9)三洋電機

■試合
なんか、つまんない試合だった。バタバタとしていてスピード感がない。ミスがとても多い。反則も多い。といっても、これは笛が多いと言い直した方がいいかも知れない。
レフェリーは相田氏だったけれど、やたら笛を吹く。すぐ止める。見ている側としては、試合が流れないので、いらいらした。なんか、問題ありのような気がした。
試合は、三洋と東芝はこんなに差があったかいな、という気分。前半2つ。後半2つ。着実にトライしていく東芝に対して、前半PG3つの三洋は、どうもピリッとしない。もこもことしている。
では、東芝はパリッとしていたかというと、そういうこともない。バタバタとしていて、見どころがとっても少なかった。和田、森田の快速も見られたし、松田(今日はあまりミスしなかったけれど、途中で交代)のキレ味も見られた。けど、がんがん行く連続攻撃はいまひとつであった。やっぱな。ミスが多すぎるよ。それに、笛で細切れの試合というのは、つまらないです。
この試合、前半で勝負はついてしまったといってよい。三洋に、東芝を切り崩せる感じがしなかった。集散は東芝が上。でも、すげー素早いわけではなかったのだよ。東芝も、後半は集まりが悪くなっていた。

どーも、今日の2試合は、あんまり面白くなかった。


■出来事
別に書くことはないねえ。


■客の入り
立ち見席にも客が。3万人は入っている。4時間立ちっぱなしは非常に疲れる。
大学の準決勝と決勝はテレビ観戦。だって、国立は見にくいんだもん。やっぱ、秩父宮がいいね。といいつつ、本日のように入りがよいと、遠くで立ち見になってしまう。これは、困るですねえ。おーい。日本協会さーん。バックスタンドの立ち見席を、はやいこと椅子席にしてくれよー。

■天気

バックスタンドで立ち見。快晴。ちょっと風あり。



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