早稲田大学 vs 関東学院大学
2006年1月8日(日)

国立競技場


■結果

早稲田大学
41
20

0
5
関東学院大学
21

5

■試合
あー、もう早稲田の一方的な展開。関東は、まったく自分たちのやりたいことができなかった。こんなにも差があったのかと、驚いた。一番驚いたのは、ラックやモールなどの接点で、ことごとく関東ボールが奪われていくこと。ビジョンに映った映像では、関東の選手が持っていたボールが、もぎとられていた。あらま、である。なんでこんなことになるのだろう。不思議でしょうがない。
早稲田のディフェンスラインには、ギャップがなかった。関東がボールを横に大きく振っても、崩れることがない。ポイントをつくっても、乱れることもない。一方の関東は、何回かポイントをつくられ左右に揺さぶられると、ラインがつくれなくなってしまう。で、ラインのできていない遠方にボールを振られてしまうと、あとはノーマークの選手が独走、ってな形になってしまう。次第に打つ手がなくなって、ボールを持っても早稲田の裏に蹴り込んでみたりするけれど、成功しない。せいぜい相手のミスで1トライを挙げたに止まった。こんなにも関東の集散が鈍足に見えることは、なかった。どーなってるんだ。
湧いたのは、前半34分、早稲田・曽我部のトライ。タックルしてくる関東の選手をひょいっとジャンプしてまたぎ、インゴール前で待ちかまえる関東の選手の上を飛び越してのトライ。まるでアメフトみたいなトライは拍手喝采。後半34分にも、五郎丸が倒されながらボールをつなぐトライは見事だった。もっとも、この後半34分のトライの前に、レフェリーはとんでもないスローフォワードを見逃しているのだけれどね。
関東も、独走選手を追いかけ、ゴールライン直前で足にタックルして倒すとか、いくつか見どころはあったけれど、すでにウケにまわっていたからなあ。
早稲田には、あいかわらずダークなプレイが多い。ラックにではなく、ラックに入ろうとする関東の選手に向かって突進していたり、ラックの周囲で相手の邪魔をするようにうろうろしているだけの選手がいたり、オブストラクションではないかと思えるようなダミー選手の走りがあったり。こういうプレーはなんとかしてくれよ、レフェリーである。

■出来事
チケットを切ってもらった直後辺りに、キックオフ。バックの、2階部分に着いたのは、試合が始まって3分ぐらい過ぎたところ。座って気づいたのだけれど、前の列には早稲田の学生が何人か。小旗を持ってざわついている。トライのたびに立ち上がりそうだなあ・・・と思っていたら、隣の男が「いけー!」と大声。こいつも早稲田フリークか。チャンスのたびに絶叫されたのではかなわん。5、6段上の席へ移動した。
関東の黒服がいる辺りから、「ケージーワイ!」という声援。なんだかマヌケ。「カントー!」でいいじゃないか。

■客の入り
35000人ぐらいかな? もっとかな?
協会の発表によると30163人だって。ふーん。少なかったんだなあ。
準決勝に比べて随分の入りだった。決勝だけを目当てにチケットを買った人が多いのかな。

■天気
日本全国で雪害。関東では雪は降らない者の、毎日とても寒い。元旦からほとんど晴れていなかった。昨日やっと晴れて、本日も快晴だ。でも、3時を少し過ぎると、寒くなってきた。

[2006.01.09]

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