コカ・コーラ ウエストジャパン vs 関東学院大学
早稲田大学 vs タマリバクラブ
2006年2月5日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

コカ・コーラ ウエストジャパン
12
0

0
7
関東学院大学
12

7

■試合
コカ・コーラって、トップチャレンジ1位通過で、来季からはトップリーグ。の割には、しまらないプレーの連続だった。場内に入ったのは前半の7分過ぎ。関東が猛攻撃の最中で、あともう一息でトライ、という場面。結局、トライできなかったんだけれど、この試合、関東はこういう、あと一息でトライなんだけれどトライできない展開というのが多かった。あと1人フォローに付いていれば、相手ディフェンスが1人少なかったら、ギャップがもう少し開いていたら・・・。そんな、あと一歩。そのあと一歩が、関東には足りなかった。
コカ・コーラは、学生相手にディフェンスはまずまず。がしかし、攻撃力が軟弱。2人いる外国人はパワーがなくて突破にはまったく役に立たず、たまに突進したかと思うと簡単にボールを前に落としてくれたりする。関東学院からしたら、安心できる外国人たちだった。というわけで、前半は行ったり来たり。でも、6対4で関東が攻め込んでいた感じがした。で、前半最後に関東がPGを狙おうとして、よく見えていなかったんだけれど、キッカーが蹴り損なった(?)ボールを手でつかみ揚げ、ドロップゴールを狙ったんだけど外れて、さて、と思ったらレフェリーがスクラムのジェスチャーをしたのだけれど、コカ・コーラ側が何か言ったら、ハーフタイムの笛になった。ここの法的解釈はどうなっているのだろう?
後半、コカ・コーラが攻めに回った。なんだか前半は手を抜いていて、とりあえず学生の見せ場をつくってやったから、もういいだろう、とでも思ったのかな、という気がした。そうして、トライ。均衡が破れた。ところがどっこい、コカ・コーラの攻めは長くつづかない。北川が相手ボールをもぎとると、ディフェンスをすりぬけてトライ。これで同点。互いにゴールラインにあまり近づけないまま、あっちに行ったりこっちに来たり、攻防が激しく入れ替わる。いやー、後半は気がついたら35分過ぎで、プレーに集中してしまった。このまま同点で終わったら、抽選? なんて思っていたら、なんとコカ・コーラはPGを狙う。まあ、勝利のためなら当然の選択だけれど、場内からはブーイング。当然だろう。しかしまあ、PGを選択させたのは、学生がトップリーグ下位と肩を並べた証拠でもある。入るなよ、と思っていたら、なんととどかなかった。緊張したのかな。で、2分のロスタイムにコカ・コーラががががっと押して押して押して、隅にトライ。勝負あり。ううむ、関東、惜しい。


■結果

早稲田大学
47
7

0
7
タマリバクラブ
40

7

■試合
試合早々早稲田が攻め込む。こりゃ、簡単にトライを取られて大差かな、と思った。ところが、タマリバの粘りがもの凄い。あと一歩を跳ね返し、結局、トライさせなかった。以後は、互いにどっこいどっこい。集中力がまったく見えない早稲田はボールをぽろぽろ落とす。学生選手権から時間がたっているから、とか言い訳するんだろうけど、あまりにもだらしないプレーの連続。しまりがない。
タマリバは、いいディフェンスを見せるのだけれど、得点できるようには見えない。なんだか、いまひとつ盛り上がりに欠ける前半だった。
後半になって、早稲田はいくぶんアジャストしてきた。疲れの見え始めたタマリバから、着々とトライを奪っていく。まあ、力の差を考えれば当然だろうな。前半のデキが悪すぎた。タマリバも1本、美しい連携でトライを返した。もう2つぐらいトライを奪ってくれるとよかったんだけど、早稲田相手では難しかったかな。
メンバー表を見ると、タマリバは早稲田が主体(7人)だけれど、東工大が4人いる。他に慶應、東大、関東学院が1人ずつ。リザーブは早稲田5人に慶應と立教が1人ずつ。かなりの高学歴ですな。それで、ここまでやるんだから、凄い。

■出来事
芝生が痛々しい。それがいちばん見ていて辛いね。
相変わらず、早稲田のファンは、トライするインゴールに近いところに席をとりたがる。前半は神宮球場側(俺のいたバックの北側)の密度が濃かった。でも、前半が終わると半分以上がいなくなって、すかすかになった。

■客の入り
第2試合は、この間のマイクロソフト杯のときと同じぐらい。だから8000人ぐらいかな。第1試合は、それより随分少なかった。
協会のHPによると、第1試合は5904人、第2試合は8038人だった。

■天気
快晴。なれど、北風がいくぶん強い。耳が冷たい。気温も低く、足が冷えた。

[2006.02.05]

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