日本代表 vs 韓国代表
2006年4月23日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

日本代表
50
33

0
14
韓国代表
17

14

■試合
日本代表のメンバーは、よく知らない名前ばかり。大畑と木曽ぐらいしか分からない。最初の5分くらいは、ミスが目立った。なんだか噛み合ってないな、と思わせた。のだけれど、時間がたつに連れて流れが日本にかたむく。あとは一方的。パスのコンビネーションもよく、練習でやったサイン通り、ってな感じのパス回しがどんどん決まっていく。韓国はディフェンスが大甘で、ギャップがありすぎ。日本選手は簡単にスペースを見つけて切れ込んでいける。一個所に集中しすぎて、ワイドな視線がもてないのも韓国の弱点。簡単に外に降られて、ディフェンスのいないところにもっていかれる。モールで押し込むトライもあったけれど、韓国はこらえる気力もないように思えるほどで、淡泊すぎる。韓国って、こんなザルだっけ?
去年だったかなあ。ハイパントを上げては突進し、キャッチしようとする日本選手に恐怖心を与えるようなプレーをしていたのは。ああいう気迫が、見られない。何がなんでも勝つ、という気配がない。うーむ。物足りない。無骨だけれど、とんでもないことをするチームだったのに、片鱗もない。これからの韓国は、どーなるのだろう。
前半は一方的。後半もその流れだったのに、後半の10分ぐらいから選手の入替が始まった。なかでも矢富が入ってきたときは、スーパーヒーローが入ってきたような歓迎ぶり。矢富って、ひょっとして早稲田? うーむ。やっぱり。早稲田フリークが多いようだ。が、このSH矢富、気が入っているのかな。球出しが遅いのか、パスする相手が前に出すぎてしまっていて、すぐに韓国選手につかまってしまう。しかも、本人がラックに呑み込まれてしまったり。どーもぎくしゃく。さらに、どんどん選手を入れ替えるのだけれど、交代すればするほど歯車が噛み合わなくなり、結果的に2トライされてしまう。システムが狂いだし、修正ができないまま、ロスタイム7分を含む後半を終えた。後半はとてもつまらなく、見どころがなかった。悪いところばかりが目立って、いらいら。先発メンバーに入れ替えろ、と怒鳴りたくなった。

■出来事
バックの中央席の中央に、旗を持っている応援団10人程度いた。騒ぐわけではなかったけれど、得点が入るたびに旗を振り、一堂が立ち上がる。おい、見えねーよ、といってやりたかった。じゃまくさい。ラグビーにああいう応援は似合わない。協会→どこかの代理店→金を払って応援団雇用、という噂もある。ああいうのが登場したのも、ここ何年か。自然発生的な旗振りには、どーも思えない。早く消えてくれと思う。
前半が終わった頃、少し雨が落ちてきた。傘がいくつか開いたところで、スタッフが拡声器をもって通路を歩きながら「傘を開いている方にお願いします。前の方が見えにくくなりますので、傘をとじてください」といいはじめた。お前、アホじゃないかと思った。観客はあまりいない。傘は、ほとんど邪魔になっていない。なのに、雨が降っても傘をさすな、か。ザーザーぶりになっても、傘をさすなというのだろうか。それで、売店のビニール雨合羽の売上げを増やそうというのか。
傘をさせば、他人の傘で見えにくくなるのは確か。しかし、自分がさしている傘も他人の邪魔になる。ある意味で、お互い様。多少の見えにくさは、お互い様で我慢する、という選択だってなくはない。むしろ、傘をさすな、と命令されることに納得がいかない。そんなことをいうなら、見に行かないぞ、だ。中には「ラグビーでは他人の邪魔なるから、傘をささないのが常識」などという輩もいるようだが、それは間違い。少数意見は常識とは言わない。

■客の入り
12000〜13000人かと思いきや、協会の発表によると9147人だった。思いの外入っていなかった。メインスタンドが案外入っていたので、1万は超えていると思ったのに。バックがいまいちだったかな。南北のスタンドはほとんどいなかったしなあ。

■天気
気象庁の予報によれば、一日中、雨。それも、午前中は曇天で午後から雨。であるが、朝方は少し陽射しもあって、昼を過ぎてもフツーの曇り空。試合が始まっても、ひどくくずれる気配もなし。前半が終わったあたりで霧雨のようなのが落ちてきたけれど、ほとんど傘の必要もなし。試合が終わっても、夕方を過ぎて、夜になって、やっとパラパラと降り出した。いい加減な予報で、でかけるのをよした客も少なくないのではないのかな。そういう俺も、前売り1300園を買わず、当日券1500円にしたしね。雨がザーザーだったら、見に行ったかどーか分からない。

[2006.04.23]

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