日本選手権 準決勝

トヨタ vs  早稲田大学

東芝府中 vs  関東学院大学

1999年2月14日(日)

秩父宮ラグビー場


■第1試合 結果
トヨタ101(28) - 7(7)早稲田大学

■試合
秩父宮に入ったのは、12時30分過ぎ。15分以上は経過していました。20点以上の差がついているんじゃないのかな、と思ったら、7-0というロースコアでした。しかし・・・
結果の通りです。ワセダの1トライは、まぐれですから、ないも同然。10点試合のシャットアウト負け、に等しい。
前半、トヨタは様子を見るような展開でした。コンタクトしない。立ったまま、ぽんぽんとパスをしてラインに回したり、つなぐラグビーを楽しそうにやっていました。まるで7人制ラグビーを見るようでした。きっと、ワセダのディフェンスを試していたんじゃないのかな。こういうときに、こぼれ玉を抑えてワセダが1トライ上げましたが。これは、たんなるご愛敬。
後半。トヨタはボールをつなぐ攻撃になりました。タックルされても、ちゃんと見方につなぐ。倒されても、ボールを活かして行くから、ワセダは疲労するだけ。で、ディフェンスラインが崩れてしまう。ディフェンス、なきも同然。
いいところがまったくないまま、ワセダは1回線で消えました。


■第2試合結果
東芝府中92(42) - 27(6)関東学院大学

■試合
試合開始後、30秒もしないうちに、東芝がトライを挙げてしまった。うは。東芝は、トヨタのように子供の相手はしません。ががががっと、縦に突進して、ボールをもったプレーヤーが倒れ込んでラックにして、ポイントからHBが出す、出したボールをまた縦につないで・・・という、クイック攻撃。これで、関東のディフェンスはたじたじになってしまった。
東芝のディフェンスは、厚い。早い。関東は、薄い、遅い。学生と社会人の差がありありと出ました。穴があるとみれば、さささっともぐり込んでいくのも、東芝の特長。やっぱ、格が違う。
前半は、PG2つの6点のみの関東。後半、立川がシンビンくらって10分の休憩。しかし、立川が出所してからは動きがよくなって、立川で2トライ。矢口で1トライ。意地を見せました。もっとも、東芝のメンバーが半分ぐらい変わったあとなので、自慢はできませんが。
しかし、立川は、東芝のディフェンス1人では抑えきれないパワーをもっている。卒業したら、すぐ使える戦力だなあ。



■客の入り
小春日和の秩父宮は、3万人ほどの大入り。わたしは、3時間ほど立ち見です。疲れた。

■天気
快晴。朝は富士山がすっきり見えるほど空気が澄み渡っていた。
陽は、ずいぶん高くなってきていて、春の近いのを感じさせます。


■大学と社会人の差
これは、大きい。なんとかする必要があるね。
大学選手権を、社会人の地方大会ぐらいの位置にする必要があるでしょう。
社会人大会というのを、やめてしまえばいいのです。
関東社会人、関西社会人、、東北、西日本、九州・・・。こういうのと同レベルか、それ以下の力しか、学生はない。
だから、社会人の地方大会が終わるのと同じスケジュールで学生も選手権を終えればいい。
そうして、東日本から5チーム、関西から5チーム、東北から1チーム、西日本から1チーム、九州から1チーム。加えて、学生から3チーム(これでも優遇しすぎだが)。 この16チームを4つのプールに分けて予選を行い、各プールの上位2チームが決勝ラウンドに進む、という日本選手権制度にすればいいと思う。
ま、どのリーグから何チームかというのは、これから正確に考えるとして。でも、学生のレベルは、東日本社会人リーグの下の関東社会人リーグ程度なんだから。そういう具合にしないといけないんじゃないのかな。




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