早稲田大学 vs 立教大学
2006年10月9日(月)

秩父宮ラグビー場


■結果

早稲田大学
55
19

0
0
立教大学
36

0

■試合
大丈夫か早稲田。いいところが全然ない。最初のトライが16分ぐらいで、モールを押し込んでのトライ。2つ目もモールで。それまでオープン展開で攻めていて、ことごとく立教のDFに止められて。しかたなく戦法を変えて体重差で押し込んだ、ってな感じ(明治戦のときと同じだ)。3つ目は、接点からすうっと7番豊田がぬけて、立教のDFの穴を突いたもの。なんか、らしくないトライばかりだね。これで前半19-0。こんなロースコアは珍しい。立教のDFは素晴らしく、早稲田の選手をばしばし倒していく。かなり練習しているのかも。でも、タッチキックはまともにラインを割らないし、ラインアウトは取れない。マイボールは(他に術がなく)すぐに蹴ってしまう。というわけで、前半の早稲田は攻撃一方。でも、得点になかなかつながらず。対する立教は防戦一方。攻める様子はまったくなし。何年か前のW杯の日本vsフランス戦を思わせる戦いだ。
早稲田は、キレがない。っていうか、清宮監督のときのようなラフな攻撃が少ない。たとえばラックに突進していって相手を蹴散らすとか、接点でボールにからまない選手をスイープするとか。ハイパントを受け止めようとする相手に、ぎりぎりでぶつかっていくとか。そういうことをしないチームになった。そのせいなのかも知れない。真面目になると弱くなる、のかもね。それに、ノックオン、スローフォワードが多すぎる。
後半に入って、早稲田が本領を発揮しだした。いきなり3トライ。走って得点した。これは、きっと立教の作戦の変更もあるのではないのかな。っていうのは、後半になって攻めだしたからだ。前半は、ディフェンス。後半は得点していこう、ということなのかも。そのせいでDFが弱くなって、それで走られたんだろうと思う。それでも、抜かれた早稲田の選手を追いかけ、トライされる直前にねじり倒してトライを防ぐシーンもあって、粘りがでてきたみたい。それに早稲田のゴールラインまで攻め込むシーンもあったりして、やっと少し面白いラグビーになってきた。
でも、終わってみれば55-0。例年の100点試合と比べれば、点差は半分。あとは、得点能力だな、立教は。

■出来事
体育の日で休日。銀杏並木はまだ緑だけれど、そろそろ銀杏拾いの人もやってきている。凡戦が期待されるのに、早稲田ファンはやってくるのだね。でも、観客はそんなに多くはなかったけど。
芝生が伸びているみたい。メインスタンド側の、すぐ剥がれてしまう部分にも、少し生えている。でも、昨日つけられた傷痕は、見てすぐに分かるほど。この美しさがいつまで保たれるのかは、分からない。
神宮球場の方を見たら、バックスクリーン上の時計とSEIKOの看板部分が、青に塗り代わっている。前は確か赤だった。落ち着いた色にわざと変えたのかも。
試合後、立教チームが半円になって、早稲田チームに向かって全員が腕を伸ばして何か言っていた。それに応えて、早稲田も同じ様なことをやっていた。あれは何なんだ?

■客の入り
5〜6000人ぐらい?
今日発表は4834人だった。そんなに少なかったのか・・・。

■天気
晴れ。汗ばむほどの陽気。

[2006.10.09]

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