関東学院大学 |
43 |
14 |
− |
7 |
7 |
東海大学 |
29 |
− |
0 |
■試合
ここ数年、躍進著しい東海大学。もしかしたら互角に近い戦いで関東を慌てさせる? かと思いきや、そんな心配はほとんどなかった。でも、防戦一方の試合でもなく、東海も真っ正面から受けて、隙あらば攻撃して、のスピーディなゲームは(前半に限って)面白かった。後半20分過ぎになると東海の息切れかディフェンスがバラバラになってしまって、いまひとつ。
前後半とも関東が押し気味。東海の隙をついてランするのだけれど、突破はできず。東海のディフェンスがしっかりしている。攻めていても決定的チャンスがつくれず、東海にターンオーバーされるシーンが目だった。意外と東海は接点で強い。そんな展開が何度もつづき、前半の20分ぐらいに関東が隅にやっとトライ。14-0とリードしたところで東海にシンビン。なのに、この東海が1人少ないときに東海が押し込むようにしてトライを奪っているのだ。ううむ。東海恐るべし。
でもつて、後半は関東が走れるようになって、呆気なくトライするシーンも。少しずつキレてきていたのかも知れない。終わってみれば大差。
180cmを超える選手をそろえ、倒れながらもちゃんとボールをパスしていく関東のしたたかさ。組織的なプレーは例年以上に完成度が高いと見たが、どーだろう。
■出来事
芝生はますます育成していて、メインスタンドの前の、いつも禿げてしまう辺りにも繁茂していた。むしろ、バックスタンドの22ライン近く、よくスクラムを組む辺りが密度が粗いように見えた。さて、これから芝はどうなっていくのかな?
バックから見るとメインの両翼上に両校のチームメイト(だと思う)が学生服でびっちりと座っている。で、右側が東海で左側が関東。こいつらが下品な声援でうるさい。喧噪と怒鳴り声、ときどき罵声。東海のシンビンのときなど関東側から「しんびんしんびんしんびん!」と大声でわめき立てていた。自分のチームを思う気持ちは分かるけれど、こいつらをなんとかしないと、品位が落ちるばかりではないのかな。
■客の入り
3000人ぐらいかな?
協会の発表によれば3751人であった。
■天気
最初は晴れ。汗ばむ陽気。だけど、後半過ぎから雲が出てきて、ちょっと涼しくなった。
[2006.11.04]