7人制日本代表 |
21 |
7 |
− |
12 |
17 |
エグザイルス |
14 |
− |
5 |
■試合
12時30分キックオフ。7人制日本代表強化試合だそうだ。
それはさておき、名前を聞いても分からない選手ばかり。というなかで注目されるのが、先日の東日本大学セブンスで活躍し、急遽呼ばれたという拓殖大学の双子・横山伸一、健一兄弟。先発ではなく、後半から2人が入った。そして、後半最初の日本のトライを、2人のうちの健一の方が挙げた。敵陣ゴール前あたりを横にするすると走り抜け、見事なトライ。これは素晴らしい。この試合で最も見応えがあるシーンだった。しかし、その健一はしばらくすると交代されられてしまった。なんでー? という気分。それはないだろ。話題の双子を見に来たと言ってもいいのに・・・。
全体に締まらない試合だった。テンポがのろいし、セブンスらしいパスや走り抜けが全体に少ない。なので、あんまり面白くなかった。日本選手は全般に、ボールのリリースが遅い。ボールを自分で持ちすぎだ。さっさと放してボールを動かさないとダメだと思う。もっとも、エグザイルスにも同じことが言えるんだけどね。試合は日本が勝ったけれど、エグザイルスもそんなに強いように見えなかったなあ。
■結果
クラシック・オールブラックス |
36 |
10 |
− |
6 |
6 |
JAPAN XV |
26 |
− |
0 |
■試合
ホームページに「『ジャパンXV』とは、2007年度日本代表選手からなるメンバーです。本大会は国代表同士の試合ではないため、『ジャパンXV』という表記となっております。」とあった。
退屈な試合だった。オールブラックスといっても、大半が30代。現役の全黒の威力はない。スコアだって、現役が本気でやったら150-10ぐらいになるはずなのに、36-6だ。それなりに力が衰え、さらに、全黒にとっては花試合であるというのが大きな原因だろうね。
古典全黒にスピードはない、切れはない。っていうか、ムリしていなかったって感じかな。それでもボールつなぎは見事なもので、倒されても倒されそうになっても、ひょいっと近くにいるフォロー選手に手渡すようにパスをする。突進していても選手は孤立することなく、ちゃんと援軍が来ているんだよな。あのあたりの勘所は、さすがに全黒。全力でムキになってる日本代表に近いJAPAN XVとは大きな違いだ。JAPAN XVは、もう、あっぷあっぷ。まず、試合前から体格負けしていたけど、ボールをもってもロクにパスできない。そんなにプレッシャーが凄いようにも見えないんだけど、パスすればお手玉ノックオン落球。ぜんぜんつながらない。これではプレーの継続はムリごもっともだよな。
箕内がよく動いていたのが目に入った。じっとしていない。歩いていない。つねに走っていた。渡邊泰憲は、全黒選手と一触即発を何度か演じていた。気概が見えて結構なことだ。矢富は、とちきどきつっかかるように走っていた。けれど、何の効果も上げていなかった。安藤栄次はSOの役目を果たしていなかった。有賀は、あきらかに体格で不利な状況だった。
日本の得点は前半のPG2つだけ。花試合なんだから、ゴールなんか狙うなよ、が本音。
といったようなわけで、前半の途中から眠くなってきて、後半に入ってもしばらく眠かった。要するにつまらないプレーが多かったと言うことだ。全黒は本気を出さず、そういう全黒に日本は手も足も出ない。焦っても仕方ないのだから、ゆっくり攻めればいいものを、と思った。
ロスタイムは3分とアナウンスされたのに、42分で終わってしまった。おいおい、だよな。
■出来事
日本代表のキャッチフレーズは「アカク ソマレ」で、パンフレットにも書かれている。がしかし、このカタカナ文字を見ると、咄嗟に「アカ」「クソ」「マミレ」と読めてしまう。どーしてこういう文字の並びを選んだか、信じられない。
うっとーしー応援団がいた。チラシ兼用の応援カードを掲げろとか、指示したりしている。余計なお世話だ。
最初に、昨日なくなった岡仁詩氏への黙祷があった。
■客の入り
7人制のときは3000人ぐらい? メインの中央(指定席)はがらがらだった。
協会のページでは8763人となっていた。そんなにいたかなー?
対クラシック・オールブラックス戦になると、メインバックともにほぼ満席。といっても、バックの自由席はところどころ席があいていたけれどね。南側もほぼ満席。北側の立ち見席も、ほぼ満席状態。20000人入ったのかな? 観客の人数の割には熱気というか興奮というか、そういうのがほとんどない。あまりにもカラリというかさっぱりしていて、何か妙な感じだった。
■天気
晴れ。日射が熱いぐらい。微風。
[2007.05.12]