日本代表 vs アジア・バーバリアンズ
2007年8月10日(金)

秩父宮ラグビー場


■結果

日本代表
69
31

10
10
アジア・バーバリアンズ
38

0

■試合
バーバリアンズは、スタメンで山賀敦之、坂田正彰、豊山昌彦、田沼広之、谷口智昭、伊藤剛臣、村田亙、廣瀬佳司、元木由記雄。リザーブには松田努の名前が。他には香港2人、中国4人、韓国4人、中華台北1人、カザフスタン2人。
前半の20分ぐらいまではバーバリアンズも動きが速く、パス回しも見事。でも、それ以上の何ものもなくて、単なる花試合のようになってしまった。試合は、ほとんど面白くないまま進行する。
日本代表は前半5つ、後半6つのトライを挙げているけれど、なんかなー。最初の大畑のトライとか、それは見事だけど。全体に、個人技に頼ってしまっていることが多い。矢富もそういう傾向がありすぎ。後半、大畑に変わってクリスチャンが投入されて、ライン際で上手いパスさばきが見られた。ああいう、俺が俺がではないチームとしての力がもっと発揮されるといいんだけどね。
それにしても、全体にもう大雑把な日本代表。ノックオンはぞろぞろ。連続してノックオンした有賀剛は、きっと凍りついていたに違いない。とにかく、ぴりっとしまったところのない、だらんとした日本代表だった。
アジア・バーバリアンズ。14、15番の中国人選手がなかなかよく働いていたね。それから、13番の香港選手(白人)も。それに、ちょっと前の日本代表選手の姿は、懐かしい。ま、それだけのことだけど。
2度、日本代表の嫌な面を見てしまった。ノックオンか何かで試合が止まったのにバツベイがボールをゴールの方へ蹴った。で、自分は止まってしまい、取りに行かない。バーバリアンズの15番中国人選手が、「あれ、ボールボーイはいないの?」てな表情になり、バツベイよりもボールに遠かったのに、生真面目に取りに行った。同じ様なシーンがもう1回あった。こっちは、日本代表の7番佐々木隆道が笛の後にゴール方向にボールを蹴った。それを、ハーフライン近くにいたボールボーイが取りに行った。なんかな。態度が傲慢な日本代表の連中だな。

■出来事
トイレに行っていて、キックオフに2分ばかり遅れた。バック、北側のスタンド下に、クルマによる移動式のケータリングが設置されていた。
なんといっても、本日は照明設備のこけら落とし。照明は4基。1基に着いているライトの数は、となりの神宮球場の1基のライト数と比べると1/3ぐらいしかない。しかも、支柱はそんなに太くないのが1本。これが3隅と、バックスタンドの裏に立っている。これでそこそこ明るい。なーんだ。こんなに簡単ならもっと早く建ててれば良かったじゃないかと思った。
芝生の地肌が見える。薄毛状態。芝の発育不足なのかな。それとも、照明のせいでそう見えるだけなのかな。
後ろの客。男が詳しくて、ラグビーはすべて決めごとで行なわれている、とか女に説明している。「南半球の、オーストラリアやニュージーランドも、ただでさえ強いのに、そういう決めごとをするようになった。もう日本はかなわない」とかあれこれ説明していて、女が「へー」と感心している。

■客の入り
7時30分、入って驚いた。メインもバックもよく入っている。南北スタンドはまばらだけれど、全体で1万5000人以上は入っていたのではないのかな。
と思ったら、発表では10152人だって。あらー。意外と入っていなかったのね。全体にまばら、だったのかも。

■天気
晴れ。といっても夜だからよく分からないけど。熱い。8時ぐらいから、少し風も吹いて涼しさが感じられたけれど、日中は熱気と湿気でたいへんな陽気。それを引きずっての夜間だから、選手は大変だったろうね。

[2007.08.11]

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