早稲田大学 vs ケンブリッジ大学
2007年9月16日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

早稲田大学
47
40

7
19
ケンブリッジ大学
7

12

■試合
本日の早稲田は、全員が現役の学生。OBは混じっていない。
キックオフ数十秒で早稲田がトライ。あまりにも早すぎてケンブリッジは呆気にとられたみたい。どーもケンブリッジの選手は集中力がないというか、エンジンのかかりが遅い。小さいながらすばしっこい早稲田に翻弄されて、次々にトライを奪われていく。その間、ほとんど何にもできず。唯一返したトライは、それでも早稲田のラインの穴をつくもので、これは立派なものだった。
早稲田優位。なんだけど、この日の原田レフェリーは、ちょっと判断に違和感。たとえば早稲田ラインアウトのスローインはことごとくノットストレートだったのに、笛は吹かない。他にも早稲田のスローフォワードには甘い、というところが見られた。位置取りが悪いのだろうか。それとも意図的? それから、ラインアウトの人数が違うのに、気がつかなかった場面もあった。こんなんでA級レフェリーなのか?
さて、後半。ケンブリッジは前半とうってかわって動きがいい。とくにパス回しなどフレアなところが散見されて、美しい。もっともブラインドパスがうまくつながらないシーンも多かったし、最後のツメ、決定力が足りずなかなかトライに結びつかなかったけれど、日本人には真似のできないボールつなぎは見ていて面白かった。
ケンブリッジがやっと目覚めた(?)せいもあってか、早稲田は攻めあぐねるようになってしまう。思うにこれは、レフェリングの基準が前半と変わったせい、のように思えた。早稲田のノットストレートが取られるようになったし、ノットロールアウェイやスローフォワードもケンブリッジへの適用と同じように早稲田に適用されるようになった、ように見えた。これで早稲田はやりにくくなったんじゃないだろうか。
最後、インゴールに蹴り入れられたボールを競って、ケンブリッジがトライを1つ追加。結果的に後半はケンブリッジが制した恰好だ。本日のスコアを見て早稲田安泰、と思っている向きもあるだろうけれど、そうでもないと思う。素早さ、当たりの強さはあるけれど、反則をまともに取られるとリズムは狂ってくる。相手が反則しないで攻めてくれば、ディフェンス(とくにバックス)は甘くなる。つけ込むスキは、大いにあると思われる。

■出来事
5時ちょい前に行ったら、北側スタンド前にブラスバンドが並んでいて、前列には歌い手も。どーも早稲田を応援する歌のようだったけれど、これがPA使っていてうるさいのなんの。迷惑この上ない。
ハーフタイムには早稲田のチアリーディングが行なわれていた。もっともメインスタンドにしか顔を向けていないので、バックにいる私にはほとんど見えないのだけどね。

■客の入り
先週の全関東戦に比べて、2.5倍ぐらい入っていたような・・・。
協会発表によれば8564人だってさ。

■天気
快晴なれど風がちょっとあった。キックオフ直後の夕刻5時過ぎはまだ暑かったけど、30分もした陽が傾くと俄然涼しくなった。屋外での観戦にはもってこいの陽気だね。日中はまだ暑すぎるけど・・・。

[2007.09.17]

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