慶應義塾大学 vs 明治大学
早稲田大学 vs 帝京大学
2007年1月2日(水)

国立競技場


■結果

慶應義塾大学
34
28

10
27
明治大学
6

17

■試合
慶應のコンバージョンが決まったところで、席に着いた。試合が始まって10分近くなのかな。キックオフは12時15分のはずだから、12時20分ぐらいかも。
慶應は、軽快なフットワークで走って抜けて、トライを重ねる。必ずフォローが1人2人ついているので、タックルされかけても、見事につないでいく。とても美しいし、感心してしまう。奔放にラグビーを楽しんでいる気がして、こんなラグビーを観客は望んでいるのだよなあ、という思いになった。
明治はもう、翻弄されっぱなし。オープンに展開しても、慶應のタックルが速いのでぜんぜん進めない。というわけで、選択するのはスクラムで押す、または、モールで押す。明治前半のトライも、ペナルティトライだからなあ。見ていて面白くない。慶應も何か対策を講じればいいのに、押されるままなんだよなあ。体重の差はいかんともしがたいの?
後半、慶應は手堅くなり過ぎ。PGを狙って離していくのは作戦なんだろうけれど、前半の奔放な走りがすっかり消え去ってしまった。となると、明治が復活して押せ押せ。見ていても面白くない寄り切りでトライを重ね、どんどん追いついていく。コンバージョンが外れていたから差は保てていたけれど、そうでなければ追いついていたかも。
というわけで、何とか逃げ切った慶應。前半は100点あげたいけれど、後半は30点だなあ。走ってトライの取れない明治は、見たくない。

■結果

早稲田大学
12
7

5
5
帝京大学
5

0

■試合
実いうと、第2試合の直前にうるさい客が後ろの席に移ってきた。その、女の声がかんに障って気になって、前半はあまり集中して見ていられなかった。
先発メンバー。名前を見てもピンとこない。あ。五郎丸がいないのか。それにしても、今年は“よく聞く名前”が、五郎丸以外にいないんだなあ。さて。先ず早稲田がトライを挙げて、でも、帝京も1本返す。この帝京のトライは、なかなか見事。美しかった。帝京はディフェンスが決まっていて、早稲田は前に進めない。帝京が素晴らしい。対抗戦の試合で、どうしてこういうブレーができないんだろう。
後半も一進一退で、ロースコアのまま。だったけど、早稲田がモールで(だっけかな)寄り切ってトライを挙げ、12-5。うーむ。でも、帝京は、何かやりそう、な雰囲気を感じさせてくれていた。結局、何も起こらなかったんだけど。もったいないなと思ったのは、PGを狙わなかったことかな。1つ2つ入れていれば、相当なプレッシャーになったはず。そうやって早稲田を追い込んでいたら、どういう展開になっていたか、気になるところ。
帝京が、後半だったかな、ラインアウトであまり見たことのないサインプレーをしてた。全員が横(相手に背を向ける)を向いて、スローインとともに前を向いて3つの山に分かれ、後ろの山はダミー。投げたのは一番前の山。っていうの。あんなの、普段でもやってるのかな?
アナウンスで、「ロスタイムは1分」と告げられた。場内から「え〜っ」という哀しいような疑問の声が上がる。第1試合では、明治があと1トライに迫っていて「ロスタイムは3分」だった。そのときは、3分もあったか? という思いで、明治の同点を演出したいから? なんて疑ってしまった。一方、こっちの試合では同じぐらいのロスタイムを期待していたけれど、何と1分。そーか。早稲田の逃げ切りを演出したいか、という気分だった。同じ様な思いの客が、相当数いたということではないのかな。

■出来事
所持品検査がなかった。気構えていったのに、拍子抜けだ。
第2試合の直前にやってきたのは、女1人に男2人。寒いところから移ってきたらしく、しきりに「暖かい」を連発する女。この声の波長がまるっきりの不快音で、キンキンとつきささる。フツーのレベルの音声を平気で周囲にまき散らすタイプで、聞かせているような塩梅なのだ。しかも、男との会話が、友達の家がどうのこうの、なにがどーしたこーしたと、喫茶店でこそこそ話せばいいような個人的な内容をのべつまくなし話し合っている。試合なんか見ていないみたいで、ほんのときたま「ああ」とか唸る程度。で、この女は会話の中で「へっへっへっ」「ははははは」と人をバカにしたような具合に笑いを挿入するのが苛ついて、とても試合に集中できない。試合が始まる前には「早稲田のショーを見物しよう」なんて、軽薄なことをいうし。むかつくやつだ。とうとう、前半の途中で席を5つ6つ横に移動したんだけど、それでも聞こえるのでiPodで般若心経を聞きながら観戦した。で、後半には7、8段上の方へ移動した。もうバカ笑いは聞こえなくなったけれど、それはもしかしたら、試合が伯仲して早稲田が危なかったから? なのかな。どーだろ。
第2試合は2時開始のはずなのに、実際のキックオフは2時15分ぐらいだった。テレビ中継の枠に収まったのかなあ。どうなんだろ。

■客の入り
国立は予想がつかないんだけど、3万人ぐらい入っていたのかな? 
協会の発表によると、第1試合は23106人で、第2試合は24341人だそうだ。実際は、第1試合だけで帰ってしまった客がずいぶんいたので、第2試合を見ていたのは2万人弱なんだろうなあ。しかし、この数字なら、秩父宮の満員に近い数字だよな。

■天気
晴れ。とても暖かい。少し風はあったけれど、それも心地よい程。風が冷たいなと思えはじめたのは、第2試合の後半になってから、かな。それでも、ちょっと気になる程度。

[2008.01.03]

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