近鉄 vs 慶應義塾大学
早稲田大学 vs タマリバクラブ
2008年2月23日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

近鉄
45
14

14
14
慶應義塾大学
31

0

■試合
12時15分過ぎに入った。20-0ぐらいかなと思ったら、なんと0-0。おお。がんばってるのね、慶應。っていうか、これでいいのか近鉄。前半は、慶應の完全にノックオンなのにトライというおまけサービスを含んで、同点の折り返し。外国人3人を含みながらの近鉄は、ちょっと将来に不安だな。だって外国人を外したら、どーしようもないチームになっちゃうよなあ。メンバー表を見ると、帝京出身者が1人いるだけで、あとは関東リーグ戦と関西リーグ戦出身者ばかり。となると実力も2番手3番手ということになるわけで、うーむ、だなあ。
後半になると、前半とうって変わっての展開。慶應のいいところが全くなく、近鉄にやられっぱなし。前半で切れたのか、そもそも近鉄は前半に力を温存していたのか。どーなんでしょうね。

■結果

早稲田大学
48
19

0
0
タマリバクラブ
29

0

■試合
日本選手権の第1回戦、
近鉄の応援団がいなくなり、慶應のミーハー応援団がいなくなっての試合。前半より観客が少ないのではないのかな? という感じ。第2試合になって観客がふえると読んでいたのに拍子抜け。
最初のうちはタマリバも攻めていて、拮抗状態? けれど、10分を過ぎたらもう早稲田の一方的な展開がつづく。タマリバは、対抗戦グループなら、中の下というような位置づけなのかな。
早稲田が南側インゴールにトライしたとき、レフェリーが後ろでんぐり返しになって、でもすくっと立ちあがって右手を挙げ、トライを宣告したのだけれど、そのシーンがビジョンのリプレーに出ないのでスタンドから失望のため息が漏れた。その後、別の角度からのリプレーも映されたのに、でんぐり返しがでない。なんでー、という不満の声が上がる。やれやれ。
後半になると、一方的に早稲田。五郎丸が追いすがるディフェンスを振り切ってトライするなど、パワーの差も歴然。
その後、早稲田が五郎丸以下主力を外すと、早稲田が攻め込まれるシーンがあった。けれどそれを凌いで、その後も早稲田が巧みなパス回しと走りでトライを重ねる。

■出来事
TRYの文字がホラー映画のようではないかい?
天気の模様は、↓の「天気」に書いた。

■客の入り
1万人ぐらいいたのかな?
協会の発表によると第1試合は7400人、第2試合は8859人だって。案外入っていなかったのね。

■天気
予報は晴れ。気温は14度。されど、午後から春一番(?)が吹き荒れ、寒くなるかも・・・と。
秩父宮に着いたのは12時20分前ぐらい。快晴。風なし。セーターを2枚重ね着してくることもなかったな。・・・がしかし、12時30分を過ぎたあたりから雲が広がり、風が吹いてくる。うーむ。予報は当たっていたのね。しかしまあ、ちょっと強い風ぐらいならまだ良かった。第2試合が始まってしばらくしたら(2時30分ぐらい?)、北の空が黄土色に染まり始めた。そして、地響きのような不穏な振動が、ただならぬ空気の予兆として感じられるようになった。始めのうちは、芝が禿げたビッチの砂を、強風が巻き上げているのかと思った。しかし、そんな程度ではない。黄色い空気が、焦げ臭い。まるで火災の香りを染み着かせたみたい。そして、前半が終わるちょっと前に、予兆はいきなり突風となって地を這った。北からゆっくりやってきた低気圧に飲み込まれたのか。舐めるような空気のうねりが、座席にあった誰かのカバンをふっと横へ追いやった。どこの誰のものとも知らぬ帽子がふわっーっと宙を10mぐらい舞った。あとは推して知るべし。ビニル袋や紙屑がどちらへ向かうともなく舞い踊り、ピッチの上を勢いよく走っている。見上げる空は黄色く、吸気もいがらっぽい。突風が鎮まり、ひとときの平穏が訪れてもわずかの間。またもや突風。バックスタンド上段にいたのだけれど、そのスタンドが風で揺れるのが分かるくらいなのだ。帽子が飛ばされないよう気を遣い、でも、なにか妖しい空気を感じつつの第2試合の前半が、なんとか終わる。これから起こる出来事への不安で、あわててスタンド下に逃げた。そこには、退避した人たちがたくさん集まっていた。北側のトイレで小用を済ませ、後半は北側スタンドで立ち見した。風が相変わらず凄い。でも、黄色い砂と空を覆う雲はいつのまにか消え去り、見違えるような青空に戻った。遠くの空が黒いから、まるで秩父宮に照明が当てられているみたいな感じ。しかし、冷たい風は相変わらず吹き荒れ、ときどき雲が陽射しを遮る。ノーサイドまで、寒さを我慢しての立ち見だった。あー。股引を穿いてくるんだった。

[2008.02.23]

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