早稲田大学 vs 帝京大学
2009年10月31日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

早稲田大学
6
3

3
3
帝京大学
3

0

■試合
ノートライゲームである。どちらもディフェンスがよかった、ということだ。しかし、攻めに関しては互いにいいところでノックオンのオンパレードで、快感はほとんど得られなかった。しかも、膠着しているせいか、互いに、すぐに蹴る。とくに帝京はハイパンに的を絞ったみたいで、最後までずっとそれ。ま、早稲田DFを切り裂く自信がなかったのかも知れないが、面白みには欠ける展開だった。いっぽうの早稲田は、走れるところは走る。しかし、あと一歩というところ、その手前あたりで帝京にほとんどなぎ倒された。帝京の低いタックルがよく決まっていた。高いタックルも、逃げられることなく決まっていた。ってことは、早稲田の個人技がいまひとつ、ってことかい?
タックルのいい帝京はラインアウトがメロメロ。さらに、オフサイドしまくり。さらにアーリーチャージも。しかし、シンビンはでず。下井レフェリーだから、流したのかもね。早稲田も結構ペナルティは多かった。互いにプレッシャーがかかっていたのかも。後半には接点で争いになり、帝京オフサイドの笛の後ももみ合っていた。よっぽどイライラしていたんだろう。
前半は3-3。後半半ば、早稲田が帝京ゴール前でペナルティを得た。しかし、スクラムを選択。まばらな拍手と、なんでえ〜というため息。これが、いまの早稲田の力を象徴しているのではないのかな。ムリに攻めてもトライは奪えない。決定力不足。さて、これ以上、早稲田は強くなれるのだろうか? で、しばらく後に、再び早稲田がPGを得て、角度はあったけれど決めた。ほっとした声が周囲に漏れる。「さっき決めときゃよかったんだよ」てな声も。昔の客は、そんなに弱気じゃなかったのにね。それに、何が何でも勝てばいい、てな考えは少なかったような。むしろ、PGを選択したら、「え〜!」と非難の声があふれたんじゃなかろうか。
というわけで、辛くも早稲田が逃げ勝った。それにしても、帝京は筑波に7-0で負けている。その筑波に、早稲田は50-5で勝っている。筑波は慶應に34-3で負けている。なんか、よく分からない力関係だね、今年は。

■出来事
ハーフタイムに帝京のチアリーディング。数が、他大学の2倍ぐらいでてきた。で、放り投げ方も高いし、バク転で宙返りしたり、なかなか芸が素晴らしい。普段は見ないチアリーディングだけど、思わず見ちゃったよ。
芝生はそこそこ美しかった。回復力が強いのかな?
隣の神宮では早慶戦。その行方が気になる人もいて、ときどき立っては振り返ってスコアボードを見たりしている。ちょっと邪魔くさいね。

■客の入り
1万人ぐらい?
発表では11044人だと。

■天気
晴れ。

[2009.10.31]

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