日本代表 vs カナダ代表
2009年11月21日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

日本代表
27
12

3
6
カナダ代表
15

3

■試合
とても退屈な試合だった。ぜーんぜん迫力がない。動きも少なくてミスが多く、流麗な走りもあまりない。カナダは策がないし、日本も大して面白いこともしない。テストマッチの緊迫感もなくて、どーも心が騒がなかった。先週日本が大勝しているので、まあ、勝つんだろう、とは思っていたけれど、カナダには意地もへったくれもないのか、と思ってしまう。っていうか、カナダって、こんなに軟弱なチームだっけ? 今回のチームはだいぶ弱いメンバーをそろえたんじゃないか? と思うような試合だった。
日本は、最初から5人の異人がスタメンで出場。途中からは6人になった。1/3が外人→40%が外国人のチームって、日本代表とはいえんだろ。ルール上問題がなくたって、一般的な共感を得ることはできないよな。しかも、FL2人、SO、CTB2人がだぜ。さらにはFBまで。これじゃ、金銀飛車角が外人であとの歩兵は日本人、みたいなチームだよな。とても素直には喜べない。
金余りで外人を引っ張れる時代は、それでもなんとかこの状態を維持できるだろう。けど、企業チームが外人を首にしたり廃部したりするようになったら、あっという間に外人はいなくなってしまうはず。そういうことも、考えておく必要があるんじゃないのかね。
日本代表で目立ったのは、SOのショーン・ウェブと13番のアリシ・トゥプアイレイ。この2人が起点となってバリエーションを展開していた。試合をつくっていたのは、この2人だ。
下手な凡ミスが多すぎる。いとも簡単にボールを落とす。インターセプトも多くて、後半には日本があたふたするシーンもちょくちょく。ただし、DFはしっかりしていて、相手選手は早々にタックルで倒せていた。何度かゴールラインまで攻め込まれたけど逃げ切ったり、その意味では意思統一はできていた。でもなあ、目立つところでは必ず外人、だからなあ。
前後半を通して、日本はよく攻め込んでいっていた。しかし、あと一歩でトライできないシーンが多すぎた。なんか、いらいらするね、ああいう場面は。もったいないし。

■出来事
いつものメイン下中央からではなく、メインの両サイドの地面から両チームが登場。尺八、太鼓の音楽というのが、センスの悪さを披露した。日本だから和楽器というのも、ねえ。日本人だって聞き慣れていないものを、気味が悪いだけだよな。
今年から始まった反則の紹介はなかった。いや、前半はアナウンス自体もなかった。ま、レフェリーがNZの人だったので、それを正確に聞いて翻訳するし、伝える人もいなかったってことかもしれんが。
ハーフタイムだったか。バックスタンド側のピッチに学ラン姿の応援団(トランペットの女性も1人)がやってきた。旗になんとか応援団とあったが、よく読めず。こんなのを雇ってるとは、どーも品格を疑うね。一方、いつもの私設応援団は拡声器をつかってあれこれ前方の客に指示を出している。日本人は、こうやって指示されるのが好きだねえ。やれやれ。

■客の入り
15000人ぐらいかな? もうちょいと入ってた? でも、南北スタンドはがらがら。メイン・バックとも両袖は人なしだったからね。ま、バックの方が陽が差すから入ってたかも知れないが。
発表によると10175人だって。へー。案外入っていなかったんだね。入っているようで、意外とスカスカだったのか。やれやれ。

■天気
晴れ。風邪もなし。

[2009.11.22]

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