セブンズ フェスティバル 2010 in TOKYO
2010年4月25日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果
↓これは予選の組み合わせ。

↓のような予定表(日本協会のサイトにあったもの)だったけれど、6時ぐらいからずれ込みはじめた。ジャパンBとサニックスの試合がサドンデスになったこと。さらに、この予定表を作成した人は、セブンスの決勝は前後半7分ずつだと思っていたんだろう。でも、決勝は前後半10分ずつなんだよね。というわけで、プレートの決勝戦は18時31分に始まったので、この時点で16分遅れ。さらに、カップの表彰式は19時25分に始まった。終わったのは19時30分。ま、結局30分ずれ込んだことになるかな。

↓これは予選の結果。女子は4チームだけなので、リーグ形式のみだった。

↓これは予選のスコア。

↓これは女子のスコア。

↓これは決勝のスコア。

■試合
12時20分ぐらいに到着。予選プール8試合目(近鉄 vs Japan B)の終わりから見た。
JapanチームはA、B、Cの3チーム。いずれのチームにも学生が混じっていて、とくにJ-Cは社会人が1人だけ。それも22歳。AとBは1/3が学生。みな若いチーム。Sevensが五輪競技に決まったので、6年後に活躍できそうな人材を選んで、の結成なのかも。
NECは力任せ、みたいなプレーだった。サニックスはCupに残ったけれど、あまり印象がない。予選でいちばん目立っていたのは、リコー。7人制のプレーができているのは、ここだけだなあ。なんて見ていた。たぶんリコーの優勝だろう、と。
やる気がない、と見えたのはNTTと東芝。技術がない以前に、覇気がない。さっさとあきらめる。みていて腹が立つぐらいのチームだった。7人制に慣れていないのかも知れないけどね。実際、リコー以外は接近戦が多く、ぐちゃぐちゃと膠着するシーンが多かった。これは、サントリーやクボタ(試合が始まると、マスコットが登場してバックスタンドをうろうろしていた)も同じ。リコーだけが突出して見えた。
で、トーナメント。Bowlは興味がないのでテキトーに。それでも、東芝とNTTは当然のように負け、トヨタと近鉄の勝負。ここは、ちょこまかと動くトヨタに分があった。
Plateの1回戦はJ-AとJ-Cの対戦。もっとも、どっちがどっちか区別もつかんのだけどね。もうひとつの山は、サントリーとクボタ。うーむ。どっちも特長がないなあ。J-Cとクボタが勝ち抜け、最終的にJ-Cが勝った。というところで振り返ると、J-Cは大半が学生で20〜23歳。このチームが社会人(平均年齢26ぐらい?)に勝っちゃうんだから7人制は面白い。
さて、Cup。リコーとNECは、最初は互角。だけど、レフェリーがNEC有利の笛を吹く。これでリコーのやる気が失せたかな? と思ったけれど、後半にはちゃんと本来の力を出して、リコーが決勝へ。もう1戦はJ-Bとサニックス。なんか冴えないチーム同士だなあ、なんて見ていた。どうせリコーには負けるんだからね、と。後半、19-12でJ-Bがリード。鐘が鳴る。J-Bボールで、けり出せば終わりなのに、攻めつづける。でこれが禍し、相手ボールになって19-19の同点になってしまう。サニックス、もうけ。で、サドンデスになって、すぐにJ-Bがトライした。のだけれど、選手がボールをちゃんとタッチダウンせず、叩きつけたように遠くからなんだけれど、見えた。で、どうやらノックオンになったようだ。で、試合継続。まったく、J-Bっていうチームはダメだなあ。なんて見ていた。結局、J-Bがトライして勝ち上がっていくのだけれど、決勝で活躍するとは思いもしなかった。目立たないサニックスが敗退し、今村雄太と北川智規のいるJ--Bが勝ち上がった。知っている選手の名前が少ないなか、ここは2人も知っていた!
で、Cup決勝。これはもうリコーの優勝間違いなし、と見ていた。実際、前半は26-7と大差がついた。ところが、後半になったら事情が違ってきた。いっこうに追加得点できないリコーを、J--Bが攪乱。どんどん走って得点を挙げていく。後半の6分過ぎに26-26と同点。7分過ぎに26-31と逆転。さらに、9分半ば過ぎに26-38と駄目押し。J--Bの優勝とあいなった。ひぇー。J--Bって、そんなに強いように見えなかったんだけどなあ。それにしてもリコーは残念。J--Bは、意外な健闘でおめでとうさん。ええと、この試合。リコーが白のジャージ。J-Bが黒のジャージだった。なので、フィジーvsNZの試合のように見えた。それはいいんだけど、黒といったら本来はリコーだろ? どうも、妙な感覚だった。
男子の合間に、女子も試合を行なった。やっぱり、男子に比べてスローモーションのよう。とくに、女子代表スコッドがおっとりしていた。女子代表とU23女子代表の試合が象徴的だったんだが、体つきが違うのだよ。女子代表は、ふっくら肉付きがいい。U23は手足がひょろりとして、すらっとしている。平均年齢は22.4歳と19.7歳と3歳ぐらいしか違わないのに、女子の体つきというのは少女の終わりと成人とでは、大きく違うのだね。あとの2チームはクラブチーム。Phoenixはアンジェラという37歳のオバサンが牽引していた。彼女と他の選手の差がありすぎ、かも。優勝したのは名古屋レディース。ここは、体格は女子代表なみだけれど、覇気が違う。縦にがつんがつん突進し、突き崩していく。これに、他のチームは気圧されていた。7人制らしくはないけれど、ま、このぐらいのがんばりがあれば、日本では通用する、ということなんだろう。
レフェリーのテキトーさも目立った。スローフォワードは、とったりとらなかったり。ひとによっても違うし、同じレフェリーでも一定していない。見逃しもあると思う。厳しいレフェリーはノットストレートやノットロールアウェイまでちゃんととる。とらない人は、ほんと大雑把。選手の育成もさることながら、7人制の審判もちゃんとしたのを育てないとな。

■出来事
正面しか開いてないというので、外苑前から。入場料は500円。高校生以下無料。それでも客は入っていない。PR不足だね。つねに2000人ぐらいがいる感じ。もっとも4時過ぎるとどんどん減りだし、7時過ぎたら300人ぐらいになってしまう。決勝がガラガラではしょうがないだろ。この時季、こんな時間までやるほうがおかしい。いくら照明設備があるからって、寒くてたまらん。5時過ぎには終わるスケジュールにしないとね。
7人制が五輪種目になるので、あわてて開催したのだろう。いろいろ中途半端。イベントは1時過ぎの撮影会のみ。歌も踊りも音楽もない。選手と撮影! に行かない人は、ただぼんやり30分過ごすしかない。アホみたいだ。さらに、カメラもない。北側ビジョンの上の固定カメラで観客席を写す程度。TVカメラは入っていないようで、競技のリプレイはなし。これはさびしい。
北側のスタンドから、関東の試合の時にかかる声援が・・・。とみると、U23女子代表に、関東学院の学生がいた。なーるほど。それでなのだね。
バックスタンドの中央に、ビールで酔っぱらってわけの分からん野次を飛ばす青年がいた。連れもいて、周囲の観客にも嫌がられてはいなかったけれど、うっとうしかった。
照明は、5時30分頃点いた。

■客の入り
メインに300人、バックに1000人って感じだったかな、入ったときは。その後少し増えたけど、せいぜいメイン・バック併せて3000人ってところではないのかな。新たに入ってくる人がいても、出ていく人もいる。どっと増えることはなかった。しかも、2時ぐらいから風が冷たくなり、4時過ぎると寒くなり出した。どんどん人は帰っていく。最後、7時過ぎまで残ったのは300人ぐらいのような気がする。

■天気
晴れ。ときどき風。日が沈みかけると、もう寒くなる。

[2010.04.27]

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