関東学院大学 vs  ケンブリッジ大学
1999年9月5日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果
関東学院大学45(35) - 19(7)ケンブリッジ大学

■情報
日本ラグビー100周年記念 '99日英大学ラグビー対抗戦 第1戦ということです。
一昨年は、オックスフォードとケンブリッジがきて、横浜国立でやったんでしたよねえ。どっちが勝ったんだっけか? 覚えてないや。今年の春はNZ学生代表がきて、これは勝っているのかな。最近は、IRBの国の学生とも、対等かそれ以上の勝負ができるようになったのねえ。日本の学生も。
レフェリーは、下井さんでした。

■試合
関東学院の楽勝でした。これだけ点差があると、見ていて感動が少ない。しかし、関東学院が強いという印象があったかというと、さほどではなかった。むしろ、ケンブリッジに問題がありそうだ。ケンブリッジには、力強さがなかった。まとまりがなく、組織的なプレーがなかった。ラインアウトも下手だった。パスもよれよれだった。これは、物見遊山の観光気分と、相手をなめた態度によるものではないかと思う。たいして練習もしていない様子が、感じられた。
一方の関東学院は、仙波、箕内らのOBも含めた混成チーム。淵上、四宮(らは現役だよね・・・)などのキーマンも健在で、スキがなかった。また、サインプレーなどかなり練習していたような印象を受けた。
もっとも、関東学院の攻撃は、ちと単調。オープンに展開してシザースして縦に切り込み、二次攻撃へ。というのがお決まりで、それ以外のオプションがない。そのせいか、よまれてしまい、攻撃はしばしば止められた。それでも、スペースを見つけて淵上がトライしたり、仙波が相手DFをかわしてトライしたりできたのは、ケンブリッジのお粗末さに原因がある。まともにDFされたら、そうはやすやすとトライは奪えなかったのではないか、と思う。
とくに、後半になってケンブリッジは組織性が高まり、抜かれることが少なくなった。関東学院は前半からいいタックルで止めていたけれど、あまりマイボールにできていなかったのだけれど、後半になると、タックルしてもタックルしても相手ボールの状況は変わらず、かえってゲインされたりもした。これは、ケンブリッジが試合勘のようなものを取り戻したからではないか。
もちろん、関東学院が後半20分ぐらいから仙波を皮切りにどんどん選手交代をしていったということにも原因があるかも知れない。けど、後半のケンブリッジの動きは、明らかによくなっていた。だから、後半24分の四宮がトライをとるまでの攻防はなかなか見応えがあって面白かったし、関東学院はしばしばピンチを迎えるようになっていた。
まあ、ケンブリッジは反則が多くて、自分の首を絞めているような傾向もあったけれど。これから、同志社、慶応と当たるはずだけれど、どんどんできあがってくるような気がしてならない。

■出来事
夏休みを挟んで、シーズン最初の試合。芝は全面がきれいなグリーンだった。この芝の状態を見るのが、とても気分がいい。まあしかし、メインスタンド前の、シーズン半ばから剥げてしまう個所は見ても分かるくらい、薄い緑だった。きっと、すぐハゲあがるに違いない。
得点ボードが故障したとかで、電光掲示板への表示ができなかった。得点ボードの下で、黒板にチョークで数字を書いている姿が、おかしかった。
こないだの国立でのスペイン戦にひきつづいて、抽選カードが配られた。ハーフタイムに当選番号が読み上げられた。ジャージやミニボール、バッジなどが当たるようであるが、私には当たらない。この抽選が主流になるのかな? ミニボールの投げ入れプレゼントはやめるのかな?


■客の入り
バックに3000人ぐらい? メインに4000人ぐらい? メインに座ったので、メインの状態は、実は見えていないんですが。関東学院の試合にこれしか入らないなんてね。慶応の試合は、きっと、もっと入るんでしょう。メージやワセダがやると、もっと入るんでしょうね。まあ、どーでもいーけど。

■天気
快晴。まさに、昨日の夜に夏が終わって今日から秋、というような天気だった。晴れてはいるけれど、湿気がなく、それほど暑苦しくない。

[1999.09.05]

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