明治大学 vs 慶應義塾大学 早稲田大学 vs 帝京大学 2019年11月10日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

明治大学
40
21

3
3
慶應義塾大学
19

0

■試合
いきなり明治はほぼ正面のPGを外すし、慶應もタッチを切れないキックをする。しまらないたちあがり。とはいえ、明治はここまで無敗。いっぽうの慶應は、ここんところずっと対抗戦最下位争いでBに降格の危機もあった日体に負けちゃうとか、どうなってんだな状況なので、相手にならんだろ、と思っていたんだけど、スピード感のない凡戦だった。これは明治が慶應に合わせちゃってるからなのかね。明治も攻めきれないし、慶應もときどき炎のタックルでいいDFするし、低レベルながら試合になっている。とはいえ、じわじわと明治が地味に重ねていって、大量得点。慶應はPG3点だけのノートライという結果だったけど、得点差ほどの力の差は感じられない不思議。
慶應は今期から留学生枠をつかってて、King’s CollegeからIsaiah Mapusuaという選手を4番ロックで加入させてる。193cmらしいけど、わりと細いから目立たない。他校の留学生の、体格とパワーでふっとばす、というような感じではないのかもね。
明治2つ目のトライは、ゴール前の選手へのキックパスが上手く成功したのもので、なかなかよかったな。あとのトライはあまり印象がない。とはいえ、こんなラグビーをしていたら、ダメだよな。この先はないぞ、な感じだった。

■結果

早稲田大学
34
17

25
7
帝京大学
17

▲右の後半

■試合
本日の関心は主にこちら。帝京は、どのぐらい強いのか。でまあ、流れとしては前半はシーソーゲームで、帝京リードで前半終了。後半、早稲田トライで1点差に。その後、帝京が突き放して24-32まで広がったけど、最後の最後、ロスタイムに逆転のトライという劇的なエンディング。なかなか面白かった。
帝京の最初のトライは、右タッチライン沿いを、ボールを上手くつなぎながら走り込み、DFにからまれつつも隅にトライという、なかなか美しいもの。早稲田も、すぐに帝京DFのギャップを突くようなかたちでトライ。帝京の次のトライは、前に転がしたボールを別の選手がキャッチしてトライ。てな感じで、前半はよく走り、ひゅんひゅんな感じ。
これが後半は地味に粘着な展開に。帝京が早稲田ゴール前でスクラム、モール、ラックを繰り返す。結構な大集団で、10人近いかたまりでゆらゆらやってた。でも、席からは遠くてよく見えず。のまま、帝京が押し込んでトライしてた。と思ったら、同じような展開が早稲田ボールでつづき、このときも10人近いかたまりで帝京ゴールに迫る。いったんは帝京ボールになったけど、これをなんとノックオンで早稲田ボールのスクラムへ。押し合いへし合い、早稲田のモールもなかなか力があるのだった。
で、早稲田ボールのままロスタイム4分。ここで帝京、持ちこたえられず、早稲田の斉藤直人が密集の上を跳び越えるようなかたちで飛び込んでトライ。いや、ドラマチック。
この試合、興味深かったのは、帝京がスターティングメンバーに助っ人外人を使わなかったこと。朝鮮高校出身の2人をふくむ日本在住の選手だけで後半の頭までキープ。後半、早稲田のトライで1点差になってから、1人投入、しばらくしてもう1名を投入した。ということは、DFに機能する選手なのだろうか。知らんけど。

■出来事
天皇陛下の即位パレードがあるとかで気になったけど、今シーズン初めてだったし、11時前には到着。バックスタンドの端の上の方に席を確保。ビジョンは細い縦長にしか見えず、な席。とはいえ、この4校が集うのだから北スタンドも満席になるかと思いきや、そんなこともなく、ちょっと肩すかし。W杯効果は、大学ラグビーには無縁だね。
ハーフタイムはチアリーディングショー。4校の演技が行われた。どこも、なかなかの技で、高々と宙返りをしたり、なかなかな危険技。心配になるけど、大丈夫なのかね。

第1試合の時は隣に帝京の旗を持ってた中年夫婦がいて。でも、もっと前に、と試合終了間際に旦那の方が前の方に席を探しに行った。
後半、ビールの空き缶をがらがらさせたおやじが席を3つほど隣に確保した。しばらくして、デブ男がやってきた。こいつら、えんえんしゃべりっぱなし、飲みっぱなし、食いっぱなし。うるさいしビール臭いし、ホットドッグ臭いし、デブ肉が威圧感あるし、まったくかなわんよ。BR>

■客の入り
協会発表によると、第1試合は17536人。第2試合は20094人。第2試合は客が入れ替わってるから、こちらも17000人前後しか見てないと思われる。

■天気
晴れ。ポカポカ陽気で暖かい。11月なのに。

[2019.11.11]

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