明治大学 vs  京都産業大学

関東学院大学 vs  立命館大学

1999年12月18日(土)

大学選手権1回戦

秩父宮ラグビー場


■結果
明治大学60(29) - 5(0)京都産業大学

■試合
力の差が、ありあり。モールで持ち込んだり、ラックから突進したり、最初の10分ぐらいの間にFW戦で圧勝した明治が、とことんやりたいほうだい。もちろん、DFも素早くがっちり守備。一方の京産は、DFぼろぼろ。足も動かせず、棒立ちで、明治の突進を見守るだけというシーンもしばしば。この反応の鈍さはなんなのだろう。あまりにもあっさりしすぎていやしないか?
明治は、ハイパン攻撃が多かった。密集での競い合いに勝算あり、と読んだからだろうか。ああ、それから明治が「スコットランド!」なんて指示を出していたけど、あれはどういう意味なんでしょうね。
と、ほめつつも、明治はノックオン多かった。本日の京産相手だからあまりつけ込まれなかった(後半の京産の1トライは、明治のミスを突いたもの)が、機敏な相手だったらやられていたかもよ。

■結果
関東学院大学63(25) - 20(13)立命館大学

■試合
開始後すぐ、立命が関東陣内にパントを上げて、それを立命の選手がうまきキャッチして、タックルされた後の1アクションでトライ。この先制には、場内びっくり。立命館は、やるな、という感じ。実際、試合を通じて立命館は機敏な動きで関東を翻弄した。とくに、前半は関東を封じ込めたといっていい。素早い反応と出足でタックルし、関東の攻撃をことごとくつぶしていた。
ことろが、関東は後半になると攻撃のスタイルを一変させた。いきなり、縦の連続攻撃によるトライ。さらに、縦に入り込みポイントをつくって展開、ポイント展開という攻撃スタイルも披露。これが、ことごとくのように決まって、後半は零封かと思わせるほどの豹変ぶりだった。ディフェンスも、がらりと変わった。なんか、前半はまるで遊んでいたかのよう。
しかし、立命は最後の最後まで切れなかった。結果的に大差にはなったけれど、試合になっていた。これは、素晴らしいことだと思う。
四宮、矢口が大活躍。四宮は、前半の初トライのとき、トライしたボールを中空にとばしたりして、古くさい頭のラグビー通の心を逆なでするようなことをやってたね、そういえば。ま、いいんじゃないの、素直に喜びを表すのは。でも、そのあと簡単にトライ取られてはいけないよ(このトライは、立命の果敢なチャージによって得られたものだ)。とにかく、立命は関東相手に最後まで挑んでいったのは、好感が持てました。

■出来事
銀杏並木は、ほとんどの枯れ葉が落ちて、わずかの黄色い残り葉が枝に絡み付いている。秋は、一瞬の間に去ってしまった。

■客の入り
12時5分、場内に入った。立ち見覚悟の心境だった。ところが、あらま、がらがらじゃないか。メインとバック合わせても、1万人もいない。ええ? ちょっと驚きだった。いくら、本日の勝負の行方は見えているからって、あまりにも少ないんじゃないのか? あとから客は増えたものの、1万人を超える程度でした。まあ、座れたからいいんだけどね。
それに、騒ぎまくるバカ客もいなくて、よかった。

■天気
曇り。ときどき陽射し。後半は、風も出て寒かった。

[1999.12.19]

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