慶応義塾大学 vs  日本大学

関東学院大学 vs  明治大学

1999年12月26日(日)

大学選手権2回戦

秩父宮ラグビー場


■結果
慶応義塾大学43(10) - 29(19)日本大学

■試合
リーグ戦4位(だったと思う)の日大に、慶応は苦戦。1回戦の法政(リーグ戦5位)にもひどい試合だったけど、またもやめろめろで、慶応の底の浅ささを露呈したという印象。日大のミス(前半のノックオン、パスミスなど)に救われて、かろうじて勝利を呼び込んだというところだ。
それにしても、日大の攻撃力は凄かった。タックルされても倒れない。どんどん前に行く。前半のものにできなかったいくつかのチャンスと、失敗したPG、Gを加えたら、勝利をものにしていたかも知れない。確実なボールのキャッチングが欲しかったところだ。しかし、この日大の前に進む突進力も、後半の半ばを過ぎると衰える。動きが鈍くなって、止まってしまった。スタミナ不足かなあ。
慶応は、よろよろと、なんとか勝ってしまったけど、いまひとつピリッとしない。

■結果
関東学院大学21(8) - 17(7)明治大学

■試合
レフェリーは、あの疑惑の慶応vs法政を吹いた畠本氏であったが、ほんじつも解せない笛が多数あり。ノックオンなどの見逃しは多数。慶応のラインオフサイドはほとんどとらない。明治のラフプレーには寛容。第1試合の森さんの笛がリーズナブルだったので、なんかやな気分になっちゃった。
この試合は、DF戦の様相を呈した。双方とも、素早いDFラインを敷いて、相手の攻撃をよく止めていた。とくに、明治のDFは、とても素早く、関東の突破をよく防いでいた。関東は、ことごとく読まれたかのようにタックルをうけ、倒されていた(もっとも、ラインオフサイドではないかと思える部分が多数あり)。スクラムなど、FW戦でも明治は優位に立っていた(ように見えたんだけどねえ、報道によると関東が明治を粉砕した、とあるねえ。そんなぐいぐい押してはいなかったけどなあ。押しても押しても先に進まず、ときに明治が回したり、明治がひしゃげたり、コラプシングを取られていたけど、ずるずる後退はなかったなあ。堅い守りに見えたんだけどねえ。まあ、目利きでない私が言うことだからね。信用しないでね)。にもかかわらず、明治は得点に結びつけることができず、勝利を導き出せなかったのは、相手陣内でのノット・リリース・ザ・ボールをはじめとするペナルティのせいだ。ラインアウトも取れなかったようだ(よく見えなかった)。
関東は2度DGを狙って、2度とも失敗した。決まっていれば、流れはもっと関東に有利になっていたかも知れないなと、思ったりもする。
それにしても、開始早々関東はラフプレー(? そんな、ひどいことしてた?)をとられる。すぐあとには、明治の4番が露骨なスタンピング。なんか、荒れていたねえ。少ないチャンスを確実にものにした関東が、着実に勝利を手中にした、ということか。

■出来事
銀杏並木は、すっかり葉が落ちてしまったねえ。
ベスト4が出そろった。正月の国立は、慶応-同志社、大東-関東という組み合わせ。対抗戦、リーグ戦、関西の、それぞれの1位が順当に残った。日大が勝っていれば、対抗戦ゼロとなって、ちょっと話題になったろうに。まあ、早稲田も明治もでないということで騒ぐ人もいるかも知れないが。しかし、慶応はよろよろとよくもここまできたものだ。意外なのは大東だけと、これは組み合わせがよかったね。力的にはここに流通経済が来ていてもおかしくはないよねえ。しかしまあ、リーグ戦が2校ということで、これからの観客は多くないだろうね。よかったよかった。ムダに騒ぐ客が少なくなって、らくちんの国立だ。ここ数年、国立は行ってないけど、来年は行ってみようかな、当日券で。という気分になってくる。
これからの予想は、同志社と関東の勝ち上がり。そのあとは70%の確立で関東。同志社の可能性も捨てきれない、ってところですね。


■客の入り
満員。3万ちょいですね。
開始50分ほど前の、11時25分ぐらいにバックスタンドへ行ったら、もう座る席がない状態。しょうがないので、寒いのを覚悟でメインスタンド神宮よりにいった。こちらの自由席はまだがらすきだった。もっとも、すぐ埋まってしまったが。

■天気
基本的には晴れだけれど、ときどき曇っていた。

[1999.12.26]

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