神戸製鋼 vs  東芝府中

ワールド vs  リコー

2000年1月16日(日)

社会人大会1回戦

秩父宮ラグビー場


■結果
神戸製鋼42(21) - 0(0)東芝府中

■試合
レフェリーは、森さん。
神戸の流れるような攻撃は、とても美しかった。強さが前面にでた神戸を、久しぶりに見た気がします。7連覇のときでも、よろよろと危なっかしく、なんとか勝った時期がありました。そういうのではなく、相手を蹴散らすような勢いと、柔軟性を兼ね備えた神戸でした。横への大きな展開でも、全国制覇から遠ざかってからはハンドリングミスが目に付いていましたが、そういうこともない。縦に突進すれば、怒涛の勢い。SOミラーが中核になって、意志統一ができていると見ました。また、元木、吉田の積極性も目に付いた。危なげない、理想形みたいな気がします。
翻って東芝。どうしちゃったんでしょ。いくら神戸が調子がいいからって、零封はないんじゃない。これじゃ、ただのフツーのチームじゃないの。マコーミックもすぐつぶされる、松田も走れない。手も足も出ない状態だ。うーん。全体に歳をとっちゃったからかなあ。村田亙がいなくなったせい?
前半の攻防はめまぐるしくて、気がついたら「あ、40分たっちゃったのね」というくらい。とても面白かった。PGで9-0と突き放し、さらに2トライ。東芝も攻め込むのだけど、攻めきれない。後半は30分近くまで両チームとも点が入らず、膠着状態だったけど、その後、神戸が3トライ。
試合後、東芝の何人かが神戸にすぐに握手を求めにいった。悔しさ、残念さよりも、お手上げ状態だったことの証だろうか。

■結果
ワールド26(9) - 16(9)リコー

■試合
前の試合が終わるとお客が帰ってしまって、少し寂しくなった競技場で行なわれた。レフェリーは桜岡さん。リコーが上下黒。ワールドは上は濃紺下は白。だもんで、すごく見づらかった。
前半の30分近くまで点が入らず、正直いって見ていてつまんなかった。第1試合で集中力が切れたのかも知れない。なんかやってるな、ってな気分で眺めてました。点が入ったといってもPGで、ワールドが入れればリコーも入れる、といった塩梅で、両チーム同点のまま後半へ。で、いきなりリコーの外国人フランカーがシンビン。よく見えなかったけど、警告無しのシンビンだからひどかったのかな? 合点がゆかぬが。その後も、トライをとられれば取り返す、で16-16の状態。これが16-19になり、最後はだめ押しでワールドがトライしたわけだけれど、どっちがとうという感じがしなかった。なんか、ゴチャゴチャやってるな、としか見えなかった。ちょっと疲れ始めていたしね。
そうそう。だめ押しトライの直前、リコー陣内でワールドのラインアウトのとき、ボールを投げるとすぐリコーの選手から「人数が多い!」とクレームがついたが、桜岡氏はそのまま試合続行。これにも「アンコンプリート!」と選手が物言いをつけるが無視されていた。真相は堂だったんでしょう?
それにしても、リコーはいつのまにか豪華なメンバーになっていたんだね。結局負けちゃったけどさ。

■出来事
12時過ぎ、青山門から入ろうとしていたら消防車2台と救急車1台が青山門に止まった。なかに入ろうとしていた。じっさい、中で消防士がうろうろしているのを見かけたけれど、いったい何があったんでしょうね。
私の前の席に、妙な男が座った。そわそわと落ちつきがない。で、新聞を取り出す。と、試合中にも拘わらずスポーツ新聞を読みつづけている。しかも、新聞を広げて掲げるようにして読むんだな、こいつ。だから、新聞の下段の方の記事を読むときは、新聞を大きく上に上げて読むんだな。視界がさえぎられて、うっとーしかったです。ずーっと、しかも、同じところを何度も何度も(とくに昨日の慶応優勝の記事など)を読む。3紙もっていて、とっかえひっかえ読む。こいつ、いったい何しに来ているんだ? 第2試合にしか興味がないから新聞読んでるのか? と思ったら、第2試合になってもまだ読んでいる。で、しばらくして読むのをやめたと思ったら、さっと出ていってしまった。スポーツ新聞3紙は、椅子の下に突っ込んだまま・・・。どうせ拾って読んだのだろうが・・・。変なやつ。

■客の入り
メイン、バックとも椅子席は満席状態。しかし、立ち見席はまだまだ余裕あり。わたしは12時過ぎに入ったのですが、バックには座席がなかったので、メインにまわって端っこの席に座りました。これでも昨日の国立よりよく見えるんだけどね。メインの座席の大半はA席になっていたな。自由席は、左右1ブロックずつしかあてがわれてなかった。そんなに高い席をいっぱいつくらなくてもいいだろうに。

■天気
晴れ間は一時。ずっと陽はさえぎられていた。だから、バックスタンドでもメインでも変わりがなかったはず。メインで座った方のは正解だった。たいして風もないし、それほど寒くなかったし。まずまずのラグビー日和。

[2000.01.16]

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