流通経済大学 vs  大東大学
1998年10月24日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果
流通経済大学38(19) - 14(0)大東大学 ( )は前半

■試合
なかなか面白かった。流通経済大を応援していたので、痛快でもあった。流通のチームワークのよさ、素早さ、基本的な動きが、目立った。反対に、大東のアバウトさが露呈した。歯車が狂うと、大東はこうなるのだ、と。

前半
大東のミス(ノックオン)が目立つ。流通の方が素早いので、マイボール率が高い。大東は、専修との試合も最初はエンジンがかからず、20分過ぎから歯車がかみ合うのかな? と、見ていた。PGで流通先取点。流れが変わらないまま、流通が走ってつないで、トライ。これで、8-0。さらに、同じようなカタチで流通がトライ。PGも決めて、前半は19-0。おやおや。大東のエンジンはなかなかかからないな、と見ていた。流通は、とにかく早い。ディフェンスが、堅い。パスも、見事。サインプレーも、決まる。体格では劣るけれど、それをカバーして走る。律儀なもんだ。対する大東は、ミス連発。マイボールになかなかできない。なんか、歯車がかみ合わない。
後半
大東のエンジンがかかる前に、流通に攻め込まれる。チョン蹴りからボールがゴール前に転がり、それを抑えてトライ。怒涛の攻めは、大東のお株を奪う凄さだった。しかも、その後も攻撃の手をゆるめない。またまた大東陣内に入り、PGをもらう。しかし、ポール横に外れた。が、そのボールを大東の選手が落球。お、お、お。と、転がるボール。容赦なく襲いかかる流通。慌てる大東。で、簡単に(見えた)に抑えて、トライ。これで、33-0だったかな。忘れた。とにかく、一方的。大東は、浮き足立ち、切れたかな、と思わせた。がしかし、FBのマナコは切れなかった。むしろ、血管がぶち切れた感じ。組織プレーを見捨て、個人プレーにでた。FBに上がったボールをキャッチして、蹴る、と見せかけて、走った。このフェイントが功を奏した。20分過ぎに1トライ、その3分過ぎにも同じ、蹴ると見せて走る、で1トライ。14点を返した。ここの攻撃は、なかなかに凄かった。角度のあるコンバージョンも決まったし。場内の大東ファンは、やっと騒ぎだした。が、反撃もここまで。気落ちなどしていない流通は、なおも攻めつづけ、大東陣内へ。またまた大東ペナルティ。速攻で、大東がぼんやりしてる間に、さっさとトライをしてしまう。大東ぼーぜん。
結局、終わってみれば、ダブルスコア以上の差。流通は、今期初勝利を、いやな相手、大東からもぎ取った。価値ある1勝だ。しかし、歯車のかみ合わない大東は、惨め以外の何物でもなかった。

■出来事
大東は、けが人が続出でメンバーをよく入れ替えた。それ以外にも、入れ替えたSOを後半になってまた変えたり、流れを変えようとしていたけれど、好転しなかった。
ハーフタイムに、さっさとロッカールームに引き上げたのは大東。流通は、水の補給と監督のアドバイス、そして、芝生の上でストレッチとパスの練習。なんか、試合内容を象徴するようだった。
部歌斉唱は相変わらずだ。うるさいので、正直言うとやめてほしい。
入るときに、メンバー票を配っていた。ふーん。配るようにしているのかな? 出身校や体重・身長、スコア記入欄などもあって、親切。

■客の入り
メインスタンドに、200人ぐらい? バックスタンドは20人ぐらい。雨降ってたしね。それにしても、この不入りはないんじゃないの?

■天気
小雨がずっと降り続いていた。私は、メインスタンドの屋根のあるところで見ていた。とても、寒い。うーん、やっとラグビーシーズンらしくなってきた、か? 銀杏並木では、銀杏ひろってる老夫婦がいた。もう、銀杏臭い時期になっちまった。


back next
 
 

|ホームページへ戻る|