1998年6月25日(木)


■浜松町-田町-浜松町



●曇天の浜松町は梅雨だった

仕事で浜松町に出かけた。打ち合わせは12時に終わった。次の打ち合わせが2時。ちょっと時間がある。めし? どこもいっぱいだろう。どうしよう。よっしや、田町まで歩いてみっか。で、たらたら歩く芝浦1丁目。貿易センタービルや東京ガスビル、東芝ビル、シーバンスとか、高層ビルが目白押しだね、ここいらも。チサンホテル、って、こないだまで工事してたけど、綺麗になったのかな。利用しないから分からないけどね。ヤナセが近い。でも、このあたり水際工場地帯ってな感じ。芝浦1-7に鰻屋梅屋がぽつねんとある。昔一度入ったことがあるけれど、肉厚でとてもおいしかった記憶がある。いまは、超たて込み中。入りたくても入る気が起きない。うーん。でもそそるな。そのままうらびれた通りを行く。で、おお! ってな建物発見。

●協労会館ってなんだろう?

木造2階建て。表面は焦げ茶色にすすけた板がボロボロ。蹴飛ばしたら足がすぽっと入ってしまって、抜けなくなるんじゃないか、って思わせるような建物だ。そういうのが、3つほど並んで建っている。ひとつは、唐波風屋根付き門。旅館か? でも、東京都協労会館なんて書いてある。船員なんとかともある。うーむ。わからん。組合員の宿舎なのかな。でも、どうしてこんな古ぼけた様子で建ちつづけてるんだろう。東京都が建て直しを目論むが反対派が篭城? なんてな感じなのかな。わかんない。それにしても、凄いよ。道路でぼーっと見ていた私を、別の建物から見ている人がいる。住吉寮という看板。なんなんだ? わからん。怖くなってきたので、そそくさと立ち去ることにした。と、料亭がある。こんなとこ、誰が利用すんだろ? この辺り、わかんないことばっかり。

●地味な公園と地下連絡通路

そのまま、山手線沿いに南下。頭上を羽田行きのモノレールがゴゴゴゴゴコと音を立てて通る。上からなんか落ちて来るんじゃないかと気になってしまう。左手に東京ガスの敷地。タンクもあるぞ。いいのかな、こういうところに、タンクがあって。爆発しないのかな? なんて心配になる。それにしても、山手線の内側に出られる道がない。このまま、ずっと出られなかったりして・・・という不安はすぐ解消された。東京ガスの敷地が切れたところで、右手に地下連絡通路があった。左手は、公園と港区スポーツセンター。ああ、これ電車から見えるやつだ。そーかー、こういう環境の中に建っていたんだ、とちょっと感慨がある。車窓の風景と現実っていうのは、いつもかなり違ったりして、思いこんでいるほど素敵でもなかったりするんだよな、と。広い地下連絡通路をくぐる。足元に「区の花あじさい」なんていうタイルがある。おお、港区の花は紫陽花か。でると、そこもまたしみじみとした公園。昼食中の人もいる。食後の一服しているOLもいる。鹿嶋神社なんていう地味な神社もある。眺望が開けると、そこは三菱自動車ビルの横だった。

●インドカレー「シャプラ」で昼

あとは道なりに田町方面へ。駅の前にあるビルの地下に向かう。ここに、カレー屋「シャプラ」がある。前に一度入ったことがあって、そこそこの値段でそこそこのお味だった。本日はここで昼食。野菜カレー787円。サラダやスパゲティがプラスされるコースもあったけれど、それはパス。イエローライスと丸いナン。このナンにちょっとうま味が足りないけれど、ま、値段が値段だからね。食べ終わってもまだ1時。他に時間つぶせる場所を知らないので、もと来た道をもどって地下連絡通路をくぐる。そこで、東京ガスの敷地沿いに東に向かう。海の方向だ。香取橋というのを渡って、水路沿いにたらたら。とくに発見はない。倉庫とか、わけのわかんない建物がつづく。面白くない。ボーリング場のビルの横に神社があった。なのに、上には仏像が座っている。なんなんだ? よく分からない。神と仏が一緒なのか? うーむ。わからん、わからん、と歩いているうちに、鰻の梅屋前に出る。いま時分なら空いている。こういう時間に入るとゆったりできるんだけどね。なんて、浜松町だよ、もう。


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