自分の本の売れ行きが気になる




駅の近所の小さな本屋の3册は、減っていかない。減っていかないまま翌月になって、平積みから書棚へと移行して、3册あったものが1册になってしまった。2册は返本されてしまったのだ。哀しい。他の書店でも、大きいところでは平積み20册なんていうのがあったけれど、1〜3册くらい売れているだけで、どどどっと売れているわけではない。当たり前だ。名前も知らない奴の本なんか、誰が買うか? だいたい、自分だつたら絶対にこんな本は買わない。断言してしまう(なんていっては、いけないね >> 僕)。対象は中学生とか高校生とか、はたまた、アニメやゲームやファンタジーが好きな人たちだろう。1カ月の間に神田や新宿、池袋とかの書店をちらちら覗いて、本に対する書店の態度というのを知った。2カ月目に入っても平積みしておく店。さっさと2册ほど残して書棚へ直行の店。すべて返本してしまう店。また、スーパーファンタジー文庫もすべて取りそろえている店もあれば、売れ筋しか置かない店もある。売り場面積のせいで仕方ないのだろうがねえ・・・。96年4月現在も、池袋芳林堂の地下1階と、神田書泉ブックマート1階には、取り残された残滓のように僕の本が1册ずつ書棚に納まっている。たまにいってそれを見るたびに、自分が創り手側であったことを思い出す。だから、これを読んだあなた。この2册を買ってはいけません。これがなくなったら、僕は創り手からただの読み手になってしまうのだから。読みたかったら図書館を利用してください。区市町村レベルの公営図書館だったらあるでしょうから。






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