蕎麦日記

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1999年10月1日(金)

またまた調布の「大村庵」で月見を食べる。今日はちょっと二日酔い気味なので、 安全な(?)月見である。まさか放射能で体調が悪いわけではないだろう。

1999年10月3日(日)

吉祥寺の「ほさか」で五色そばというものを食べる。これは、普通の江戸風そば、やたらに太いそば、更科、シソ切り、ゴマ切りの五つを小さいザルで五枚食べるようになっていて、お得なメニューである。変わり蕎麦は季節によって変わるらしい。新蕎麦でも あり、余計に得をした気分である。

1999年10月6日(水)

調布の「大村庵」できつねそばを食べる。大阪に住んでいた頃、関東のたぬきを食べるつもりで油揚げ入りそばになってしまったとき以来の油揚げ入りそばである。しかし、 どうも油揚げはうどんで食べたほうがおいしい気がする。

1999年10月7日(木)

今日は都合で赤坂で昼食を摂る。先月入れなかった「砂場」に再挑戦しようか とも思ったが、 ちょうどお昼時でどうせ混んでいるだろうと予測して、「更科」に行ってみるここもと 満員である。 仕方なく「たちばな」に入り、天ザルを食べる。ここは安いしかなりおいしい。 前にやはり赤坂の「美々卯」で天ザルをたべたが、似たような関西風(?)のツユである。 赤坂には色々な蕎麦屋があるので、もう一軒ハシゴしようかとも思ったが、今日はそれほど食欲はないのでやめておいた。今度来た時はハシゴしよう。

1999年10月9日(土)

麻布十番の「更科堀井」でもりを食べる。ここにはやたらと「更科」の店がある。どうやら昔は同じ店だったようだ。更科系の白い蕎麦を食べようかとも思ったが、先週五色そばを食べたばかりなので、普通のもりにした。今度は他の「更科」にも行ってみよう。

1999年10月12日(火)

調布の「さかもと」で天ぷらそばを食べる。この店にくるのは久しぶりだ。ここは できあがりが非常に早く、待たなくていいのはうれしい。しかし、そばは太目で ちょっと自分の好みではない。特に種物は細い蕎麦のほうがおいしいと思う。

1999年10月16日(土)

東中野の「睦」で、そばがきや掻き揚げの天ぬき等で飲んだ後、また花巻を食べる。前から注文 してみたかった天ぬきをとうとう注文することができた。うわさに違わず美味であった。本当は日本酒の肴に すべきなのだろうが、ビールでも十分いけると思う。次からは堂々と注文しよう。

1999年10月19日(火)

調布の「大村庵」で月見を食べる。実は昨日もこの店でカツカレーを食べているし、時にはカツ丼やうどん類も食べているのだが、ここではあくまで蕎麦を食べたときの話だけを書くことにしている。

1999年10月20日(水)

烏山で、夜中にも蕎麦を食べられる店を和食チェーンの「夢庵」以外にも発見した。 旧甲州街道の北側の裏通りにある「多治見」という店である。 この付近には小さな常連さんだけで もっているような飲み屋さんが多いのだが、この店のたたずまいもそんな感じである。 入るのにちょっと勇気がいったが、とにかく蕎麦のメニューを外に出しているのだから、 追い出されはしないだろう、と入ってみると天ぬきがメニューにあった。 しっかり「天ぬき」がメニューに書いてある店はこれが初めてである(もし、書いてある店があれば もっと前に注文していたのだが・・・)。
せっかくなので注文してみると、主人は何か怪訝そうな顔をして、「天ぬきってなんだか知ってるの?」と聞いてきた。 はあ、これは素人が分からずに注文して、あとで文句 をいわれるのを心配しているのだな、と思い、正直に最近初めて食べたことを告げた。 とりあえず納得してもらって、漬物と天ぬきで飲んでいると、主人が聞いてきた。 「やっぱり、天ぬきって蕎麦屋で食べるものなの?」 はあ、どういうことなのだろう。ここは確かに一杯飲み屋風だけど、 店の外にも中にも蕎麦のメニューが出ているし、ここも蕎麦屋だから天ぬきなんかあるんじゃないか、と思っていると、続けて、「おじさんは正式の蕎麦屋じゃないから、 どういう風に天ぬきが世の中で食べられているかしらないんだ」と言う。よく訳が分からない。確かにこの店は普通でなく、特にお客に来てほしいという欲もないようだ。 とりあえず、仕上げに山菜そばを注文したが、これも袋入りの生麺で作っているようであり、立ち食い蕎麦と変わらない。もっとも普通の立ち食い蕎麦同様、けっしてまずくはない。不思議な店である。

1999年10月23日(土)

池尻の「花しずく」で、ちんちん焼や馬刺しで飲んだ後、へぎそばを食べる。 いつもは二人で来て、小を頼むのだが、今日は四人連れなので中にする。 このそばは器が面白いので、大きいほど気分的に良いようだ。

1999年10月24日(日)

吉祥寺の「よしむら」で掻き揚げや親子煮で飲んだ後、新蕎麦の生粉打のせいろを食べる。 さすがにおいしい。この店はちょっと高いのが難点だが、蕎麦の味は上質である。 BGMがジャズなのは吉祥寺らしいが、何回も繰り返してアートブレイキーのモーニンをかけていたのはなぜだろう?

1999年10月28日(木)

調布の「中島屋」で天婦羅そばを食べる。 壁に古びた食堂の写真が飾ってあるが、どうやらこの店の何十年か前の写真らしい。

1999年10月30日(土)

浅草の「ななや」という店で水餃子や卵焼で飲んだ後、なめこそばを食べる。 この店の作りは立ち食い蕎麦屋で、浅草には珍しく夜遅くまで営業しているが、 中身はれっきとした手打ちそばである。

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