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アンナ・カレーニナ」
2006年2月16日 銀座テアトル
 
一路真輝:アンナ
井上芳雄:ブロンスキー
葛山信吾:レイヴィン
山路和弘:カレーニン
小市漫太郎:スティーバ
新谷真弓:キティ
春風ひとみ:ベッツィー



私が先日の大失態をそれほど気にしていなかったのは、本日があったからです。
・・・しかし、スマン。母と叔母。
先輩に誘ってもらって出かけました。
今日は、きちんと始めから。
そうかー、こういう風に始まったのかー(笑)。
先日見なかった前半のアンナ。
世間知らずで、奥様でいる事になんの疑問も持ってなく、家と夫と子供が世界の全て。
浮気をした兄をたしなめに来て、「人生にはロマンスよりも大切なものがある。」と歌うアンナはとても幸せそうです。
でも。
どんな幸せにも隙は出来る。
今まで見えていた世界とまったく違う世界。
多分。
彼女はとても純粋だったんだと思います。
年齢の離れた夫の元で、ただ何も考えずに暮らしていれば、それはそれで幸せだったのかもしれません。
もしくは、ベッツィーのようにアバンチュールはアバンチュールと割り切って、上手く遊ぶ事も可能でしょう。
特に、この時代の貴族社会は結婚前までは貞操について非常にうるさく言われますが、一度結婚してしまえば、その後はそれほどでもなかったと聞きます。
しかし、噂にならないよう、身を破滅させないよう。
ベッツィーが従弟のブロンスキーに言った、「年上の人妻とのロマンスは最高のアバンチュールよ。ただし、本気にならなければね。」
二人がイタリアへ駆け落ちしてからの生活は、きっとアンナにとって色々な意味で地に足がついていなかったのかもしれません。
少女の純粋さでもって嫁いだ。初めてブロンスキーに恋をした。
息子セリョージャへの愛。
彼女は、「愛する」という事にかけて各段の才能を持っていたのかもしれません。
何もかもを強く愛しすぎた。
故に、何も捨てられず、そしてがんじがらめになって、自らを追い詰めていった・・・。
今回の舞台を見て、そんな気持ちがしました。


しかし。
原作や今までの映画に比べて、カレーニンにしろブロンスキーにしろ、とっても優しいです。
カレーニンだって、不器用なだけでアンナも息子もとても愛している良い夫じゃないか!・・と、いうキャラになっています。
ブロンスキーも、どんどん壊れていくアンナの為に、なんとか現状を打破しようと励ましたり、頑張ったり・・・。
これは?
一路さんだから?(爆)
なので、舞台を見ていると、こんなにこんなに愛されていて、一体何が不満なんじゃっ!こら、アンナ!!
と、言いたくなります。
実際、私の周囲では「アンナ、ひどいよねー。」みたいな意見が多かったっす。
もっとカレーニンも冷たい非情な夫で、ブロンスキーはブロンスキーで若さゆえの情熱でアンナと恋に落ちたはいいけど、その後実家や社交界を優先してアンナの孤独はほったらかし・・みたいなそんな印象があります。

そういう意味では、ちょっとカレーニンが得している舞台かな?
(実際、山路さんはすっごく良かった)
それにアンナとブロンスキーは多分そんなに年齢が離れていない・・多分同年代のはずですが、何せこないだまで「親子」やってた二人なので。
アンナとカレーニンの方が釣り合いの取れた夫婦に見え、年齢差のある夫婦には見えませなんだ・・。

そして、今日は市一幕目から見たので、葛山さんと小市さんの楽しい掛け合いも見られました。
これかー。
プログラムで、山路さんが「あの二人は楽しそうでいいよなぁ。」って言ってたのは。
葛山さん、やっぱ歌うまーい。
良かったぁー。
ほっとしたよ。
そして、キティ役の新谷さんは一番歌えてないのですが(その特徴のある声にも問題があるのかな?)、でも、それを補って余りある演技力だったかと。
彼女が、一番時間の流れを感じさせました。
一幕目の恋に恋する少女から、結婚し、落ちついていき・・・
彼女のおかげで、舞台の上で流れている時間を感じる事が出来ました。
春風さんは、年幾つになったんだろう?すごい踊ってて、こちらもビックリ。
そして最後に登場する、井上君の軍服&マント姿!!!
ここで、もうめろめろめろ〜となってしまいます。
ああ、カッコよかったー。
ある意味、これを見られるだけでもシヤワセだったかもしれません。



アンナ・カレーニナ」
2006年2月11日 銀座テアトル
 
一路真輝:アンナ
井上芳雄:ブロンスキー
葛山信吾:レイヴィン
山路和弘:カレーニン
小市漫太郎:スティーバ
新谷真弓:キティ
春風ひとみ:ベッツィー



私は、今世紀(まだ始まったばっかだっつーの)最大の失態をやらかしました・・・。
日にちを一日間違えてました・・・・。
昨日の「間違いの喜劇」ならぬ「勘違いの喜劇」。
ホントにもう・・・
ずーっと日付を勘違いしたままで、カレンダーにも手帳にもそう書きこんで、その後チケットを一回も確認しなかったんですよね・・。
そしたら。
ものの見事に一日ずれていました。
気付いたのが、夕方6時少し前。
開演5時半・・・・。
オーノーッッ!!
となったのですが、とにかくチケットひっつかんで出発。
7時前、多分6時40分頃には劇場にたどり着いていたと・・・。
なんとか、1幕の終わりから見られました。
私なんて、前から2列目の席だったので、本当に入るときにイヤでした・・・。
しかも大劇場じゃないから、すぐ目の前で井上君と一路さんが歌っている最中だったし・・・ごめんなさい、井上君。
「ウィーアーダンシング」に入る前位でした。
見ているうちに、ああ、これはきっとまだ1幕目なんだなぁと。
(何せ初見なので、舞台進行が分からない。)
取り敢えず。
有名な原作であるので、話の筋がわかっていたので、途中からでもすぐに、「ああ、あの辺りか。」という事が分かって良かったです。
気付いたのが明日じゃなくって良かったし。
(一緒に行くはずだった叔母には大変申し訳なかったが)
・・・と、良かった探しをして慰める事にしました。


さて。
個人的懸案(笑)の葛山さんは、2幕目から見たのですが。
おおっ
歌ってるじゃないか!しかも、踊ってるし。
歌が上手いのは知っていましたけど、ミュージカルの歌い方は、上手いだけじゃどうにもならないので、どうなるかなぁと思っていましたが・・・。
大丈夫大丈夫。
この舞台は、歌える人のみで選んだのではないらしく(?)、新谷さんや、小市さんなど、歌と言うより、セリフ・・?な感じでした。
でも、この二人が登場すると途端に場面がコミカルになって、葛山さん演じるレイヴィンとの掛け合いなど、本当に「アンナカレーニナ」ってこんなに喜劇の要素があったんだー。と、驚いてしまいました。

今まで見た映画などでは、レイヴィンはちらっと登場する事はあっても、どういう背景の人間かというのはほとんど描かれた事なかったですし。
今回初めて知ったのですが、トルストイはこの小説を最初『ふたつの結婚』というタイトルにしようと思ったらしいですね。
悲劇的な結婚と喜劇的な結婚と。
なので、今回の舞台ではレイヴィン&キティカップルの方もかなりの比重をもって描かれていました。

さてさて。
そうは言ってもやはり、歌。
それほど歌ばかりの舞台ではなく、ストレートプレイの中に歌が混じっているという印象。
そして、歌はやはり井上君、一路さんが・・もうっ!
二人とも、それぞれのコンサートで、歌いこんできているから本当に気持ちが篭もっていて、ようやくそれを芝居の中で歌える!という感じで、やはりさすが・・・。
特に、最後にアンナが雪の中歌う「セリョージャ」。
一路さんも、気持ちが入りこんでいるんだと思いますが、なんか鳥肌たちそうでした。
泣いてる人もいた・・。
それに、このミュージカルは楽曲が全部大人っぽくて、妙な装飾もないし、音がお洒落。
なんていうか・・都会っぽいんですよね。
(それでいて、泥臭いロシアの話だというのもちょっと面白い)
オケというか伴奏も人数はわずか。
先日の「ベガーズオペラ」と同様、舞台に上がっているので、オケピがなく、舞台と客席がすごく近い。
・・その弊害もありました。

私、前から2列目の真正面だったんですが。
その、眼前に迫る舞台の上に更に台が置かれて、その上で演技したり、その奥から人物が登場したりするので・・その時は頭しか見えなかったり、奥にいる人は見えなかったり・・。
大きな劇場では問題ないと思うのですが、中劇場な為に、ちと見辛かったです。



間違いの喜劇」
2006年2月10日 彩の国さいたま劇場
 
小栗旬:アンティフォラス兄・弟(2役)
高橋洋:ドローミオ兄・弟(2役)
内田滋:エイドリアーナ
月川悠貴:ルシアーナ
鶴見辰吾:エミリア
吉田鋼太郎:イジーオン
嵯川哲郎:バルサザー



面白かったー!
大笑いした〜
古典な喜劇でも思い切り笑えるってすごい。
一幕ものというせいもあり、あっという間に終わっちゃいました。

シェークスピア時代と同じく、すべて男性が演じたのですが、いつも蜷川組で女形をやる月川さんは別物としても、皆それなりに演じていました。
たまにオトコが出て、それはそれで笑いになるし。
鶴見辰吾さえちゃんと女に見えるから舞台や役者ってすごい!
小栗君はやはり文句なしにカッコいい!
双子を一人で演じたのですが、性格のまるで違う二人を見事に演じ分けていました。
主人同士も双子、家来同士も双子。
というワケで、家来を演じた高橋さんですが、この双子はなんだか性格や言動が似てるんですよ。
でも、別人って客に思わせなきゃならない。
・・・見えました。
ちゃんと別人に。
今回の一番の目的は、高橋洋さんを観る事だったのですが・・・
はぁ〜
ステキ、高橋さん。
やっぱりすごい!
はぁぁぁ・・・・
なんで、あんな役者さんがいるんだろう。
観る度に全部別人だし、もう顔まで違って見える。
やっぱり大好きです。
彼にはいつまでも舞台やっていてほしいなぁ。
今回はほとんど初めて観る、やたらとテンション高く走りまわったり飛んだり跳ねたりする芝居でした。
本当に舞台の体が出来ていて、今まで彼の感情を表す演技にばかり気を取られてたけど、こういった体全体を動かして演じる、それもコミカルな演技も本当に上手なんだなー・・と・・
惚れなおして帰ってきました。


それにしても、双子同士という組み合わせは古典的なんですね。
双子の片割れのどちらかは常に舞台にいるので、多分小栗君も高橋さんもほとん出ずっぱりのしゃべりっぱなし。
マントの裏表と帽子の色だけで切り替えていましたが、お疲れさま。って感じです。
小栗くん演じる彼が、本来自分の双子の片割れの妻の妹(でも妹は姉の夫に口説かれていると勘違い)を口説くシーンでちょっとドキドキしました。
近寄り方とか、身体の寄せ方とか、顔の近づけ方とかが、妙にエロく!
相手は女形とはいえオトコなわけで!
でも、小栗君は身長も高いので、その身長差とかの感じにもときめいてしまいました。
そんで思ったのですが。
やはり女形というのは、仕草で女性に見せるものなんですね。
つまりは演技で。
月川さんは、さすがの女性演技でした。
内田さんは・・多分、顔立ちだけだと内田さんの方がキレイなんですよ。
プログラムにも、高校生の頃女の子と間違われてよくナンパされて、「男だから。」と言っても信じてもらえなくって困った・・と、いうエピソードが載っているのですが。
美少女と美少年はとても良く似ている。
と、いうのは私の持論なのです・・が。多分内田さんは美少女と間違われる美少年だったのでしょう。
でも、演技で女性を演じるのは、これまた違うのであります。
そこで編み出したのだろう、笑いを取る方向の演技。
これは、シェークスピアの時代とかどうだったんだろうなぁ、と思いました。
いや、今の時代はこれで面白くて会場大爆笑だったんですが。
シェークスピアの時代は、歌舞伎のようにおお真面目に女性を演じていたのか?それとも、ある程度笑いを取っていたのか・・・?

ふと、そんな事が気になった私でした。



ベガーズオペラ」
2006年1月15日 日生劇場
 
配役は9日に同じ。



二度目です。
今日は3階席から。
前、「ロミジュリ」でもこの席だった事があるんですが。
ここって、舞台の端がまったく見えないのですよ!!
私はこないだ観れたのでよかったけれど、これだと舞台脇に設えた貴賓席(?)みたいなバルコン席にいる内野さんとかの様子がまったく見えない!
影も形も見えない!
なんか、ここにしか座れなかった人は見えるところに座ってるお客さんが何に反応して笑ってるのか判らなくてちょっと可愛そうかと思いました。
さて。
前回と同じく・・・客席を巻き込んでの舞台。
初日から大分日程が経っているせいか、少しこなれてきた感もありますが、内野さんの声は明らかに枯れていました。
今からこんなんで大丈夫だろうか?
休憩中はやはり3階まで乞食たちが上がってきていました。
1階席ほど無謀な事はしでかさないけど、それなりにお客さんを盛り上げていました。
今回の舞台では、それぞれの出演者が舞台の背景となっている時代についてそれぞれ勉強してレポートをまとめて、皆の前で発表するという事をしたらしいです。
なんか、面白いですよね。
そのせいなのか、皆その時代を生きている乞食になりきっている感じがしました。
さて。
アドリブなどで多少変わった部分や、最後の挨拶などが若干変わったりもしていました。
モリクミさんのシーンが大分仕込みがあって、まさに笑いのシーンに。
それから、最後の挨拶は一応「乞食一座」として「一日限りの公演」つまりは「千秋楽」にいらしてくださってありがとう。
という口上でなければいけないのですが、だんだん客も出演者も混乱してきて、うっちーは普通に挨拶しちゃってて、後ろからツッコミ入ってました。
さて。
そんな公演の帰り道。
私にとっては相当とんでもな事態が発生しました!!!
いや、この日はもうそういう記念日として私の中にインプットされています。
それは・・。
この日を最後にマレーシア引越しの為、しばらく会えなくなる従姉と延々千代田線の改札口で立ち話をしていたところ!
井上芳雄君が超目の前を横切っていったからです!
しかも、その後私たちは改札の外。
井上君たちは改札の中。
で、同じようにずっと立ち話。

あああああ。
どうしよう、声掛けようか、どうしようか。
とワタワタする私たちに明らかに井上君も気付いており。
ていうか、目の前を横切った時点で私の「井上君・・」と、いう声に反応してちょっとこちらを見たので、私達がどうするどうすると、騒いでいたのには絶対気付いていたと思われます。
メッチャこちらを気にしていました・・・すみません、凝視しすぎです。
でも、ああいう時って本当に声が掛けられない。
多分、井上君の事だから声を掛ければ挨拶とか握手とか普通にしてくれただろうし、もしかしたら写真とかも撮れたかも・・。
と、思うのですが。
もう、なんか頭が真っ白しろで何も出来ませんでした。
ああ、井上君vv
お互い、その場所で5分ほど立ち話した後井上君達もホームへ降りていき。
従姉とも別れたのですが。
なんと帰りの電車が一緒だったそうです。
従姉いわく、「すごい好青年って感じで、イマドキの若者であんなに品のいい茶髪の人を見たのは初めてだよ!」との事でした。
確かに。
生で、至近距離で見たすっぴんの井上君は、色が真っ白で顔が小さくて可愛くて背が高くて、とっても素敵でした。
という事で、その日の私の記憶は井上君で塗りつぶされております。
すみません。




 

ベガーズオペラ」
2006年1月9日
 
内野聖陽:マクヒース(マッコリ)
高嶋政宏:ピーチャム(ジョン・ジョンソン)
橋本さとし:トム(フィルチ)
森 公美子:ミセスピーチャム(モリー)
笹本玲奈:ホリー・ピーチャム(マーガレット)
村井国夫:ロキット(ジェイムス)
島田歌穂:ルーシーロキット(エリザベス)
老役者:金田龍之介


メイン?だけでこれだけ。他にもまだこの倍以上の面々がいます。
この超豪華メンバーでどうなるかと思ったのですが、2回チケットが確保できました。
今日は割といい席で1階の正面真ん中ほど。
舞台装置や演出にすごいリキ入ってる感じだったので、開幕の15分まえほどに客席についていると、なにやら既に舞台上に人がウロウロしています。
今回、舞台上にも座席が設けられていて、そこの席の人たちは遅刻厳禁、途中退席禁止。との事。
演出上、その人たち(観客)も出演者の一員となるらしい。
この芝居の特徴は、劇中劇であるという事です。
つまり。
『ロンドンの乞食たちが、劇場を一晩だけ借りて一夜限りの舞台を上演する。
その劇場にはロンドンの紳士淑女(つまり我々)が招待を受けてやってくる。』
という設定の下。
劇場主は既に舞台上で準備中。
早めにやってきた招待客(我々)は舞台設営を手伝わされています。(←マジで手伝わされます。お客さん)
やがて、客席から乞食たち(出演者一同)大騒ぎで登場。
時々、空いてる席に座ったりカバンかっぱらっていったりします。(←乞食だから)
最初、そのシルエットのでかさ(爆)からモリクミさんをいち早く発見した私ですが、実は自分のすぐ脇20センチほどのところに内野さんや高嶋兄がいるのに気付きませんでした・・・気付いた時ビックリした・・
そして、今夜の芝居についての口上や説明があった後、芝居に入ります。
この芝居の内容が所謂「三文オペラ」の元となったお話です。
彼らはあくまで「オペラ」を演じているのですが、元設定の乞食としての人間関係も抑えておくと非常に面白い。
実は、村井国夫の監獄長と少女娼婦がおじいさんと孫だとか、本当は橋本さとし演じる演出家トムと内野さん演ずるマクヒースにぞっこんなルーシーを演じているエリザベス(島田歌穂)が恋人同士だとか、同じくマクヒースにベタボレのホリーを演じるマーガレット(笹本玲奈)はマッコリ(マクヒースを演じている乞食)なんて超いや!って思ってるとか。
幕間もあるようで無く。
舞台上のオペラは休憩タイムですが、乞食たちはそのまま会場に居座ります。
モリクミさんは舞台の上にどかっと座って客からの差し入れを黙々食べ続け(笑)、会場内をウロウロするお貰いさんや、客の隙を見てかばんをひったくって行ったり・・
3階席まであるのですが、全部の階に出没していました。
次の幕が始まる時も、客席にウロウロしていた乞食たちの戻りが悪く、やり直したり。
アドリブや突っ込みも満載で、小劇場でもないのにすごく面白い演出でした。
総じて、このミュージカル(?)は、歌の技術よりも「芝居」の出来る人間を選ぶのが伝統との事で、確かに歌はいまいちな方も結構いました。(特に男性陣)
確かに歌はどうでもいいのかな?
女性主役2人が本当に上手かっただけに、男性陣の歌はまぁ・・ねえ。な印象でしたが。
それにしても内野さんが超はまり役でした。
これぞ「ザ・たらし」な役柄(オペラの方)で。
あっちこっちで嘘を重ねて女をたらしまくり、なんと言っても一番の見せ所(?)は、逃亡先の酒屋の屋根裏に娼婦たちを大勢呼びつけてはべらせてるシーンかと思います。
いいわ〜〜・・うっちー。
最後はある意味大団円。
そして、客席からも人を舞台に引きあげて一緒にダンス&歌。
ああ、私もうっちーと踊りたかったわ。
今日うっちーに引き上げられていたおばさんは、ノリノリで踊って歌っていました。
やはり照れてはいかんですね!ああいう時!