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ボウ(?) フリルベース
Bow(?) Frill Vase

 傷物好きが嵩じると、こんな物にも手を出してしまうという例。(「コラム12.損傷と価値」を参照。)写真から分かるように、上半分がすっぱりとなくなっている。それでもロココ風の取っ手の片方は(一部だけだが)残り、胴体中央の鳥絵のパネルや台座に描かれた昆虫、そして全体を覆う黄色地とともに、本品のありし日の姿を想像させてくれる。

 本品は、ボウ作品として売りに出ていたのだが、最初に目にしたときには、どこかで見た形状だとは思いつつも、ボウであるか否かは判断が付きかねた。また、欠損している上半分はどんな形だったのだろうと、知識や記憶だけでなく想像力まで動員して考えてみたものである。そこで今回はいつもと少し趣向を変えて、みなさんにも、まずは同じように想像してみていただきたい。この壺はもともとはどんな形だったのだろうかと。なお、本品の残存部分の高さは約16cm。マークはない。

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(2010年8月掲載)