トップ(top)   プリマス&ブリストルのトップ

ブリストル(チャンピオン) クリームジャグ (1778-80年頃)
A Bristol (Champion's) Cream Jug Ca.1778-80

*この作品は、第4回の「西洋アンティーク陶磁器勉強会」に提出したものです。



 

 縦長で丸みを帯びた胴体に三角形の注ぎ口のついたジャグである。この形のジャグは、注ぎ口の形状を燕のくちばしに例えて、一般に「スパロービーク・ジャグ」と呼ばれる。取っ手は損失しているが、単純なループ型だったはずである。口縁には、楕円と十字の縁模様が赤で描かれている。あとは、多色彩ではあるが、かなり手を抜いたという感じの花絵。裏面マークの絵付け師番号が24と大きい(番号は1から26番までが知られており、早く所属した順に番号が振られたと考えられている。)ことからも、おそらくは窯終盤にかけての作品ではないかと考えられる。

マーク:釉薬上に灰色ががかった青で「+24」
Mark: <+24> painted over the glaze in grayish blue
高さ(H):8.5p
参照文献/Reference:
-Michael Berthoud"A Cabinet of British Creamers" Plate43


(2010年10月掲載)