エッセイ
 
  ESI理事のダグラス・ファーは現在「ナチュラルセンス」という本を執筆中です。
サスティナブル・コミュニティを作るために私たち一人一人にできることは何か、を探る本です。
ここでは、その編集版を紹介し、皆さんが実際に、その「できる」ことを「する」ための助けになるようなワークシートや資料などがダウンロードできます。
「私がする--- I will 」スタイルをここから始めましょう。
 
 

はじめに...

“持続する”未来に向かって

 日本をふるさととする私たちは、今、大きな責任に向き合っています。私たちのご先祖たちがしてきたように、ふるさとを良く手入れし、次世代へ続く住みやすい環境にして、引き渡していかなければなりません。が、今、目には見えない危機が迫っています。それは、「サスティナビリティ」に関わります。「サスティナビリティ」は、英語のsustain(「命/家族を維持する」「活動を持続させる」)の名詞形で、sustainする性質や力のことですが、これから私がお話していくサスティナビリティは、個人や村、市、国、そしてこの星が、自身に衣食住と教育を与え「続けて」いく力(つまり sustain 、持続する力)のことです。
 現在私たちの眼の前にある最大の問題は、「この社会は、今の生活様式のままでこれからも生き延び続けていけるのか」です。こうした問いやその他の課題が、ESIメンバーであるダグラス(+みちわ)・ファーが書こうとしている本、「ナチュラル・センス」の中で語られます。 この本からのエッセイやワークシートを四半期ごとにESIのニュースレターに転載し、私たち一人一人が、現在のライフスタイルを変えるために何ができるのか、生活を向上させながら環境への影響を小さくするにはどうしたらいいのかを示そうと試みてみようと思います。