おいしいビールと手づくり料理
ターニングポイント
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DONJUAN
國井 克己さん(47歳)
名古屋市東区葵一丁目15−17
電話 052−934−0921
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名古屋市東区葵でビアレストラン「DONJUAN」を営む國井克己さん(47歳、中民商会員)。1987年に開業し、24年間営業を続けています。世界各国の珍しい生ビールが飲めるお店です。地下鉄新栄駅からすぐと立地も良く、一人や少人数のお客様から、結婚式の二次会や女子会など大人数でも利用していただいています。
地域は、住宅街で、一人暮らしや共働きの夫婦などが多く住んでいることから、少人数でも「お酒と食事が楽しめる店」を心がけています。
店の特徴は、世界各国の珍しい生ビールが飲めること。三年ほど前に『特徴ある店にしたい』と、世界の珍しい生ビールを提供することにしました。生ビールは賞味期限が短く、美味しく飲めるのは樽の栓を開けて三日間です。10〜30リットルの樽をロスなく回転させるには、お客様に「この店はおいしい生ビールが飲めるお店」と知ってもらうことから始めました。当初は四種類から始め、徐々に種類を増やしていきました。ベルギーやアメリカ産のビール、さくらんぼのビールなど、他ではなかなか飲めない珍しい生ビールがあります。国産も地ビール協会とつながりを持ち、各地の地ビールの生樽を提供しています。お客様には大変好評で、今では九種類の生ビールを提供しています。「開業した当時は、ウィスキーやリキュールなど、ハードリカーの種類が豊富でした。時代の流れとともに、店も変化しました」と話します。今でも、ウィスキーやリキュールの品揃えも豊富で、中でもフレッシュジュースを使ったカクテルは人気です。
アルコール類とともに、料理は、手作りにこだわり、多種多様なメニューを提供しています。自家製のロースハムやスモークサーモンを使った料理、オードブル、焼き&煮込み料理、週替わりメニューなど、お酒にあう料理を多数そろえています。パスタやパエリアなどの食事メニューも充実しています。急がれるお客様もいるので、世界中の珍しいチーズなど、すぐ提供できるメニューもそろえています。「お酒とよくあう料理を日々研究しています。また、食事がメインで来られるお客様を多くみえます」と話します。
「料理は仕込みが八割」と國井さんは言います。手間をかけて仕込みを行い、提供するときはなるべく時間をかけないようにしています。
従業員三名が厨房で調理を行い、お客様のテーブルまで運びます。お客様に「料理の説明がしっかりでき そして何より、お客様の反応をダイレクトにつかむことができるので、次にも活かせる」と言います。週替わりメニュー以外にも、季節やお客様の要望などにあわせて、一ヶ月ごとに半分くらいのメニューを入れ替えています。いつも来ていただけるお客様が、毎回楽しめるように、店に変化をつけています。
東日本大震災がおきた後、「自分にできることで支援をしよう」と、福島産の野菜を仕入れて使用しています。原発事故の風評被害で、野菜が余っている聞き、農協や現地NPOに連絡をとり、検査もしっかりしている安全な野菜を利用させていただいています。
落ち着いた店内は、カウンター席とソファー席があり、一人でも大人数でも楽しめるお店にしています。テラス席もあり、ペットもOKです。
から、洋風お惣菜を充実させていきたいと考えています。「カウンターにならべられた商品を見て、選んだり、お持ち帰りもしてもらえるようなメニューを増やしていきたい」と言います。また、多くの種類を少しずつ食べたいという要望に応えて、好きな料理を少量ずつ提供するプランも始めました。少人数でも、いろんな料理を楽しめると好評です。お店の従業員は、みんな『いつか自分の店を持ちたい』と独立の夢をもち、向上心が強いそうです。この店で勉強し、巣立っていく人を育てるの事も、國井さんの楽しみです。
野田総理大臣へ
消費税増税反対要請はがき送付
消費税増税の動きが加速する中で、愛商連では拡大決起集会や婦人部の集まりなどで、野田首相宛の「震災復興や社会保障を口実にした庶民増税に反対する要請」ハガキを記入して頂き、64通を送付しました。
ひとこと欄には「仕事ナシ、預金はナシ、これ以上私たちの生活を苦しめないで」「総理は米も買えない生活を知っていますか?これ以上の大増税は大反対です。まず政党助成金を返して」「消費税の大増税は景気を更に悪くします。庶民増税は反対です」など様々な思いが記されていました。
全商連創立60周年記念集会めざして
読者拡大で数々のドラマ
11月に行われる全商連創立60周年記念集会にむけた拡大運動では、6月に全ての民商が拡大目標を設定しました。その後、全ての民商が9月末までに目標を達成しようと、8月の幹部学校や常任理事会で多いに議論しました。
- 商工新聞読者
- 1325名 拡大
- (7月1日〜10月26日現在)
9月は、拡大目標(1511名)を達成するため、各民商で奮闘が始まりました。「工場の近くの元会員声をかけたら、拡大できた」(西)「営業が困難な中、500円でも出費はきつい。それでも『中小業者の苦労がのっている新聞で、他にはない』と訴えると購読してくれました」(北名古屋)、「新聞の中身を話し、『よい新聞だから読んでほしい』と率直訴えて、読者になってもらった」(名古屋東部)、「お客様には、商工新聞を渡して購読を勧めて、20名の読者を拡大した」(尾東民商副会長)、「自らはもちろん、役員・会員・元役員にも拡大を依頼し、目標達成に向け奮闘している」(一宮民商会長)、「初めに聞いたときは、『無茶なことを言う』と思った。会長の真剣な顔を見て、その時は数部は頑張ろうと思った。運動していく中で、20名の読者を増やすことが出来た。会長が胸を張って記念集会に参加できるように、みんなで目標達成したい」(春日井民商副会長)など、様々な奮闘やドラマがあり、9月には732名の読者を拡大しました。
そんな中で、10月13日に拡大決起集会を行い、労働会館二階ホールぎっしり超満員の166名が参加しました。全商連創立60周年記念DVDを観賞、太田県連会長のあいさつに続き、新企画「ズバリ答えます、拡大運動・成功の秘訣」では、板平拡大推進委員長と4人のパネラーが様々な角度から拡大運動へ思いや秘訣を語りました。参加者は身を乗り出し、メモをとって熱心に聞く姿が印象的でした。
リレートークでは、8名が「自分が拡大する時は、学生時代に彼女へ告白した時みたいに一週間悩み続けたが、思い切って訴えたらうまく拡大につながった」「やはり、『数は力』、機構に対してもの言えるように増やしていきたい」「民商があったから、自分は救われた。」「365日拡大の事を考えています」と新しい方の発言が多く、会場から感動と笑いがあり、大いに盛り上がりました。
最後は、小松春日井拡大推進委員長が「拡大の事が、夢にまで出てきた。記念集会まで目標達成めざしてみんなで頑張ろう!」と閉会の挨拶、団結ガンバロウで閉会となりました。
愛商連では、全商連49回総会時の読者数(13、211名)を回復しようと、引き続き奮闘しています。
- 全商連第49回定期総会時の現勢回復民商
- 10月20日現在
- 【読者】8民商 刈谷民商
- 守山民商 岡崎民商
- 名古屋南民商 豊川民商
- 瀬戸旭民商
- 春日井民商 【会員】1民商 北名古屋民商 刈谷民商
お詫びと訂正
10月号2面で、井澤進さんの文中で、50年前の会費と入会金が間違っておりました。正しくは、「当時の会費は、商工新聞を含んで月600円、入会金1000円でした」お詫びして訂正させていただきます。

拡大決起集会での発言
民商大きくして、不当な徴収をやめさせたい
こんばんは、私は名古屋南民商・豊明支部の会員です。
豊明市役所の徴収課は50万円以上の市県民税、国保滞納者を県の任意団体である滞納整理機構に、その当事者に何の連絡もしないで送ります。
そうすると、市に毎月払える額を相談しながら納税しているのに、本人に差押え予告書が送られてきます。私は法人税で経験しているので、差押えの意味。「生きる望みを絶ちきられる。途方に暮れると言うか言葉に表せない絶望感に達する」のです。
私の場合、民商の奮闘で、換価の猶予で、差押えを解除できました。
今 ここで話ができるのも民商の皆さんの助けがあったからです。
私は、自分以外に差押えの予告を受けた3件の方に携わってきました。どなたも必死で、民商に相談に来られました。
私の時と同様に会長、副会長他、民商の会員の皆さんや事務局員が、直ぐに徴収の猶予等の対策を講じ、行動に移してたたかって来ましたが、徴収の猶予が却下され、自宅が差し押さえられたり。まだ、交渉中の段階です。それでも、今度は異議申立、口答意見陳述など、さらに必死でたたかっています。
相談、解決できるのは民商だけ
さて、豊明では、民商の存在すら知らない市民が大半を占めています。そこで、支部役員、事務局員とチラシ・商工新聞を配布しながら、各店舗等、一件一件ローラー作戦にて、地道に「民商たるもの」を説明しています。
このように税金の支払いで、困っている方を助けられるのは、たたかいを挑めるのは、民商しかないのです。私は、まだ、会員になって一年足らずの例えるとよちよち歩きの赤子同然なのですが、誇りをもって挑んでいます。さらに、もっと力をつけたいと思います。それは、会員さん、商工新聞の読者を増やすことにあると切に思いました。
名古屋南民商では、日刊ニュースが、メールやファックスで配布されるのですが、いつも最後に「数は力。民商を大きくして、どんな困難も突破しよう」とうたい文句があります。
皆さんも夢を持って起業したと思うんです。
でも、今のこの不況の状況下、頑張っても通常の生活さえ、厳しい状況なのではないでしょうか?だからこそ、皆さんと強い絆で、我々のバックボーンである民商を拡大して、力をつけ、自分、そして仲間の事業を守りつつ、余裕のある生活が出来る環境を作って生きたいと思います。

業者婦人決起集会
増税はいらない、仕事よこせ、日本を変える
10月4日(火)午後から第12回全国業者婦人決起集会が開催され、全国から1700名(愛知からは57名)が参加しました。集会は、文化行事のフラダンスにはじまり、エール交換があり、民主党・橋本勉衆議院議員と日本共産党・吉井英勝衆議院議員より挨拶があり、二人に所得税法第56条廃止の署名が手渡されました。
たたかいの交流では、東日本大震災の被災地をはじめ、「みんなの力で大震災から立ち上がろう!」と報告が多数あり、参加者は涙と笑いにあふれました。この日までに337自治体となった所得税法第56条の意見書が採択された自治体名のプラカードが舞台にあがり、私たちの運動の広がりが実感できるものとなりました。
集会後は、会場から官庁街を通り国会までデモ行進。衆議院面会所、参議院面会所では、日本共産党国会議員のみんさんとエール交換を行いました。
名古屋南民商部 手嶋さん
国会要請行動では四名の民主党議員には、署名を受け取ってもらえず。佐々木憲昭議員に集めた署名を渡しました。決起集会は、全国の業者婦人の頑張っている姿を見て、「私たちももっと頑張ろう!」という気持ちでいっぱいになりました。震災にあわれた方も本当に元気で明るく、励まされました。
迫力ある訴えに感動
尾北民商では6名が1959名分の署名をもって参加しました。集会では56条廃止の意見書が採択された全国337自治体のプラカードが壇上に。愛知県で唯一採択された『扶桑町』のプラカードを持って川崎部長が壇上にあがりました。「江戸時代の百姓一揆を思わせるような迫力ある訴えが、心にドンとのしかかり、涙があふれた」と感想を話していました。
愛知母親大会
分科会・寸劇・出店に奮闘
9月18日に瀬戸市で第五七回愛知母親大会が開催され、県下より1300名が参加しました。
午前中は、20の分科会がおこなわれ、愛婦協は、第七分科会「震災復興のためには、消費税増税しかないの?」=どうなる子育て・国保・年金・医療・介護など=を担当し、分科会運営をおこないました。助言者に、戸谷隆夫さん(名古屋税経新人前会長)をむかえ、消費税について深めあうとともに、参加者からは、「また年金が減らされる」「生活保護も削られる」など、きびしい実態が出され、そもそもの税金の在り方が討議され、『小さな声でも上げ続け、出来るところから行動しよう』などと確認しました。
午後から全体会行われ、愛婦協は活動交流で「所得税法第五六条廃止」の取り組みを寸劇で報告し、署名の協力を訴え、150名分の署名が寄せられました。
その後、伊藤千尋さんの記念講演や大会決議などを採択し、終了後は母親パレードをおこないました。
全体会会場では、恒例の母親バザールが開催され、民商から、6名の方が出店しました。販売には、役員、事務局も応援しました。さらに、大会に参加した方に商工新聞を購読を呼びかけ読者拡大も行いました。
団体訪問 懇談広がる
愛商連は、50団体に、「日本版・小企業憲章」と三つ(「消費税増税反対」、「原発ゼロ」、「TPP反対」)の請願署名を送付し、懇談を申し入れました。
10月12日〜14日に行った訪問行動には、のべ21名が参加し、31カ所を訪問しました。所在地が千種区、東区、西区、昭和区、中村区、中川区、熱田区にある組合は、地域の民商が訪問しました。
懇談では「高齢と後継者難で組合員が減っている」「組合員が最高時の半分」「規制緩和で競争が激化している。赤字工事をどう言って断るかで悩んでいる」など、業種を問わず今の厳しい経営状況が話されました。
そんな中で、事務局長が「役員に了承を得たので、団体署名に協力します」と三つの署名を手渡してくれる組合や「団体署名は難しいが、個人署名に協力します」と言って、署名をしてくれた事務局長などがいました。
9月には、愛知県の商店街振興組合と商工会連合会、名古屋市商工会議所にも訪問し、懇談しました。
アメリカの身勝手にのるな
小牧民商 TPP学習会
小牧民商は 9月26日、「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題学習会」を開催し、20名が参加しました。講師は、太田愛商連会長が行いました。
近田会長は、「これから民商では、学習を重視したいと考えている。政治・経済からビジネス、防災知識などの学習を行い、知恵と展望を持って商売が出来るようにしていきたい」と挨拶しました。
太田さんは、「国際貿易は、関税と通貨のルールで成り立っている」と経済の仕組みをわかりやすく解説し、その上で「TPPは、国独自の安全基準や規制が認められなくなり、安全性や疫病(BSEや口蹄疫など)の流出が危惧される」と指摘しました。
参加者は「経済の基本が勉強できてよかった」「環太平洋と言っても、参加は九カ国とは知らなかった。中国も韓国も参加しない。アメリカと日本だけ?」「TPPで経済が活性化されると書かれているが、違うことがわかった」「根本にアメリカの凋落がある。アメリカの中国に対抗する方便だ」などの感想が寄せられました。
業者の立場に立った改善を求める
名古屋市交渉
名古屋市内の民商は、10月18日に名古屋市交渉を行い、九民商・県連から50名、共産党名古屋市議団など6名が参加しました。当局は12名が対応しました。
住宅リフォーム助成制度の創設を求めると、「耐震や障害者などの住宅改修補助事業を行っている」と回答するにとどまり、参加者から「中小業者の仕事おこし、地域経済の活性化という観点で改めて考えてほしい」と要望しました。
制度融資の保証料補助について「制度融資は一般保証に比べ低い保証料率を設定している事と、名古屋市には小規模事業金融公社があり、保証料の補助は考えていません。」と回答、参加者からは「名古屋市以外のほとんどの自治体が保証料補助を行っている。名古屋市も行うべきだ」と訴えました。その他、審査で申込者に過重な負担をあたえないこと。商工業振興資金の納税要件は四税(所得税又は法人税、市民税、県民税、事業税)であることなどを訴えました。
高すぎる国保料 ひどい取り立て
国保では、「高すぎる夫の所得320万円と妻のパート収入で、年間保険料は74万円です。月4万、5万払っても短期保険証」、「相談窓口で、『営業が苦しいなら破産すればいい』『借金(国保料)はきちっと返してもらう』『これからもどんどんと取り立てをする』とひどい対応を受けた」と告発しました。
国保年金課長は、「国保料は社保などに比べ負担が大きい」と認めながら、「接触の機会を多く持つために、短期保険証を発行している」と、毎月必死で納付していても短期保険証は発行すると発言しました。納付相談での不適切な言動には、「具体的に状況も聞いて、すぐに対応します」と答えました。
ひどい税徴収は、指導すると約束
地方税徴収では、「滞納額以上の差押えを行う超過差押えが行われている」「滞納者は悪だというような対応がある」などとこの間の実態が告発されました。徴収課長は、「むしり取るような徴収はあってはならない。滞納者を悪だという考え方は一切ない。徴収について誤った対応があれば、是正します。本庁に相談してください」と回答しました。
また、所得税法第56条廃止の意見書採択の回答で『恣意的な所得分割』との記載の是正を求めると、「お詫びします。来年度は訂正します」と回答しました。
不当・不法な人権無視の徴収は許さない!
「税・社会保障学習運動交流会」に17民商より45名が参加!
10月12日夜、労働会館東館ホールで「税・社会保障学習運動交流会」を開催し、17民商より45名が参加しました。
はじめに「税と社会保障の一体改革を考える」をテーマに三浦孝明愛商連常任理事が報告しました。閣議決定された税制改悪の内容について具体的に報告し、あらためて応能負担原則をつらぬかせる民商の運動を強めることが大切だと強調しました。
続いて、「愛知県地方税滞納整理機構とのたたかい」をテーマに服部愛商連副会長が、格差と貧困の広がりの原因に、大企業や大金持ちを優遇する一方、国民には「払いきれない」税や社会保険料を課してきた税制改悪と社会保障改悪があると報告した上で、今年四月に設置された愛知県地方税滞納整理機構の実態と対策について報告しました。「機構は設立の根拠法もなく、租税法律主義からも問題のある任意組織である。滞納整理処分は、市町村の首長の名前、不服申し立て先も首長で、『機構』には何の権限もない。
民商・愛商連は、滞納者と一緒に市町村の窓口へ、『まず差押ありき』の機構の実態を告発し、納税緩和措置の適用を権利として主張し、強権的な徴収をはね返す運動を広げます」と話すとともに、機構問題をきっかけに徴収職員を「全体の奉仕者」として宣誓した本来の役割をしてもらうよう、憲法25条の生存権を基本に据え、たたかうことが必要と報告されました。
○9年から国保引き下げの粘り強い取り組みを続け、北名古屋市で国保税引き下げを実現しました。(橋本北名古屋民商会長)
○粘り強い運動の中で、住民税滞納による差押えを解除させました。市の職員は業者の実態を何もわかっていない。(池田岡崎民商事務局長)
○機構送りになったが、交渉先は「自治体」とこだわり交渉を重ねてたたかっています。(南名古屋南民商事務局員)
○分納相談では「滞納するやつは犯罪者だ」と犯罪者扱いされ、借りてでも払えと言われ、妻の指輪も売って払った。(機構に送られた会員)
○所得税法第56条廃止の運動は広がっています。県議会へも意見書採択に向け運動しています。春日常任理事(愛婦協)
シリーズDr.Inouchi井内尚樹の腕まくり指南 第126回
東日本大震災の教訓(4)−エネルギーは地域資源で中小企業がつくりだすもの−
自然エネルギー生産は農業者とモノづくり業者のノウハウと知恵の協働から
3・11以降の東北地域の現状を見ると、私たちは日本経済の在り方を根本的に作り変えていかなくてはなりません。原子力発電をゼロにし、地域資源を活用した自然エネルギー生産を進める循環型地域経済の追求、地域独占企業に頼ったエネルギー発電ではなく、中小業者自らがエネルギー生産する地域社会の構築、電気・ガスエネルギーを使う住宅ではなく、エネルギーを生産する新住宅、地域資源を活用する循環型公共事業の構築など様々な取り組みが求められています。
今後の日本経済の在り方が、問われている中で、中小業者の皆さんの、日々の生活様式は変化しているでしょうか。事業活動、自然エネルギー生産を中心とする地域経済に向けての運動に取り組んでいるでしょうか。原子力発電の危険性は意識しても、3・11以前とは、変わらない生産活動、生活を営んでいることでしょう。
3・11東日本大震災・原子力発電所事故で、ものづくりのサプライチェーンが寸断され、東海地域のものづくりは、ストップ状況をよぎなくされました。現在は、トヨタ自動車の生産の急激な回復によって、下請企業も部品のフル生産に追われている企業がでてきました。現在の厳しい円高で海外生産へのシフト、「現地現物」での部品生産などが進捗すると考えられており、「忙しさがいつまで続くか、わからない状況」となっています。最近、「いつまで、自動車産業の仕事があるのか」、「新しい産業分野へのものづくりに挑戦したい」との声を聞きました。新しい産業分野である自然エネルギー生産は、中小企業の分野です。そのことをドイツで見てきたので紹介します。
化石燃料、原子力発電に頼らず自然エネルギー生産140%の村、フライアムトを訪問しました。牧草、工業原料用トウモロコシ、自然エネルギー生産を行っている農家であるインゲラインさんは、牛の糞尿と牧草、トウモロコシにバクテリアを加えて発酵させ、ガスを発生させ発電を行っています。そして、発電時の熱量を利用して、80度の熱湯も生産しています。バイオガス発電と熱湯供給設備の投資額は1億円程度であり、年にバイオマス発電関連収入は1400万円、20年間契約ができているので、2億8000万円の収入が確実に見込めます。(ドイツでは自然エネルギーを20年間全量買い取り制度があります。)
設備投資の大半が、バクテリアを加えて、牧草と糞用などを混ぜ合わせるための発酵設備の建設費用です。土地に穴を掘ってつくった5トン*2のコンクリート製の設備です。そして、写真に写っているのは、心臓部である発電設備です。これは中古トラックのガソリンエンジンです。原子力発電のコストと比べて、自然エネルギーはコストが、かかると言われていますが、ドイツで見ると費用は高くありません。牛小屋を使用し、中古のトラックエンジンを改良しています。発電効率あげるため、現場で試行錯誤が続いています。
ドイツで見るバイオマス発電の自然エネルギー生産は、大企業のプラント技術ではなく、農家の農業生産に関わるノウハウとエンジニアとの相談、機械工学、電気関係などの知識との協働作業にあります。この地域では、糞尿から、ガスをとり、肥料としてもう一度、農地にもどします。自然エネルギーの買い取り制度ができ、積極的に発電を行うようになりました。大企業が技術を提案するのではなく、地域の農家自らが中小業者と協力してバイオガス発電のノウハウを積み上げてきたのです。
インゲラインさんのバクテリアによる発酵温度は、50度です。温度が高いので、十分発酵し、大量のガスができます。私が聞いた範囲ですが、日本の発酵温度は、30度、38度とずいぶんと低いです。温度が低いと、たくさんのガスが発生しないので、十分な発電量が確保できません。だから、ドイツからバイオガス発電の設備を輸入しても、同じような発電量が確保できないのです。農家のノウハウである糞尿、牧草、トウモロコシ、バクテリアの組み合わせが、絶妙です。この妙は、エンジニアでは、すぐにまねすることはできません。
中小業者が自然エネルギー生産に取り組むためには、自然エネルギーを高額で長期わたる全量買い取る制度と配送電の分離が前提となります。高額での買い取り価格を国が設定しないなら、地方自治体が「価格の上乗せ」を行う必要があります。中小業者が生産した自然エネルギーの買い取りを地域独占電力会社が、自己保身ために拒否するようなら、地方自治体が送電網を買い取り、地方自治体独自で電力会社をつくる必要が出てきます。自然エネルギー生産のための国と地方自治体の政策化が求められています。