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5月1日(金) <プロ野球で野村監督が監督通算1500勝・・・>
プロ野球で野村監督が監督通算1500勝を達成したことが何かと話題になっている。一昨日(29日)の楽天-日本ハム戦で野村監督率いる楽天が2-1で勝利。完投した楽天の田中将大投手(20)は野村監督に記念のウイニングボールをプレゼントした。これまで1500勝を達成したのは、鶴岡(1773勝) 、三原(1687勝)、藤本(1657勝)、水原(1586勝)で野村は史上5人目である。面白いのは野村監督(73歳)だけが負け数が1506敗と勝ち数より多い。これは監督通算勝利10位まで(参考までに、8位が王貞治1315勝、10位が川上哲治1066勝)でみても、敗戦数が勝利数より多いのは野村だけである。今朝の天声人語(朝日新聞)は野村の「勝ちには不思議な勝ちがあるが(相手のミスで思わぬ勝利を拾うなど)、負けには不思議の負けはない」という言葉を引用していた。負けの経験では野村の右に出るものはいない。強いチームならば監督なんていなくても勝てる(しばしば監督がいない方が強かったり・・)。弱小チームを強くするのが監督の力量とみれば野村の負け数もまた輝ける記録であろう。