アパートを借りる

こちらに来られるほとんどの方は、学生あるいは Visiting Scholar として来られるでしょう。 私は、いずれにも属しませんから詳細は不明ですが、きっと、大学に相談するのが早道でしょう (注)。 私のように大学に頼めない人、あるいは、頼みたくない人は、自分で探して契約することになるでしょう。

このあたりのアパートは、3階建てのつくりのものが多いと思います。 私は、3階に住んでいますので、上の階の人の足音などがどの程度なのか不明ですが、隣の人の話し声や水の音などが聞こえることもあります。ましてや、普通の人たちは靴のままで生活している訳ですから、階上の人の足音は結構ひびくものと思われます。 知人も、「上の人が、今、どこにいるのか、足音ですぐわかる」といっていました。 ただし、「下に足音が響いてうるさいとか言われたらどうしよう・・・」と気遣いながら生活するよりは、1階に住み、上からの足音を我慢した方がずっと気が楽だという方もいらっしゃるようです。 私も子供達が騒ぐので、口やかましく「ドタドタするな!」と言っていますが、子供がそんなこと聞くわけがありません。1階を選択される方の気持ちが分かってきました(そんなこと考えるのは、日本人だけだと思います)。 それと、最上階は、トルネードがきたときに、もっともひどい被害を受けるだろうということを、少しだけ覚悟して下さい。

アパートの契約については、ここだけしか知りません。基本的に1年契約だと思います。 それ以下の期間の契約ができるかどうかは、そのアパートの所有者あるいは管理者に聞いて下さい。 1年契約の場合、途中で退室しても、恐らく残りの月の家賃を請求されるでしょう。さらには、違約金を取られるかも知れません。 契約書にサインする前に、十分内容を把握して下さい。

日本式の礼金は存在しないと思います。というより、日本がおかしいのです。敷金 (deposit) は、ある程度取られるでしょう。ここは、$150.00でした。 家賃は、前の月の月末までに支払うのは同じでしょう。きっと、現金ではなく、小切手やマネーオーダーしか受け付けてくれないと思います。

1ベッドルームまたは2ベッドルームのアパートが多いと思います。日本風に書けば、1LDKと2LDKです。2ベッドルームでもすごく広いです。 日本へ帰る予定の人は、荷物をあまり増やさないように注意した方がいいかもしれません。3ベッドルーム以上になると、バスルームが複数つくのが普通です。掃除するのが大変そうです。

ここは、大学が中心の町です。アパートの契約は、9月に始まることが多いと思います。アパート探しは、4月〜5月がピークだと思います。条件のいいところが早く埋まってしまうのは、日本でもアメリカでも同じでしょう。 ここは、プール付きです。結構大きなショッピングモールの近くでもあります。銀行なんかもすぐ近くにあります。 私は、何の情報もなしでアパート探しを始めたのが、7月の末でした。でも、いくつか空き部屋のあるアパートが見つかり、ここと契約することができました。 もし、アパート探しでお困りの方がいらっしゃいましたら、こちらの電話帳からアパートの情報をいくつか抜き出してお知らせすることもできます。 でも、それ以上のことは遠慮させていただきます。いくつかのアパートでは、インターネットで情報公開をしています。あらかじめ目星をつけておき(e-mailでいろいろと質問もできます)、こちらに来てから実際に部屋を確認し、契約するというのも一つの手です。私は、この方法を取りました。

: 大学に相談すると、大体、Orchard Downsというアパートを紹介するそうです。 ここは、かつてここに住んでいた人、現在ここに住んでいる数人から話を聞くところによると、あんまりおすすめできるところではないそうです。古い部屋から新しい部屋まで様々で、どこにあたるのかは運次第。冷房のない部屋もあるようです。洗濯は、アパート系の人は、共同のコインランドリーになると思いますが、そこは、そのコインランドリーまでも相当遠いようです。 好みは、人それぞれですから、一概にはいえませんが、長くいる方は、取りあえずここに住んでみて、そのうちに、別のいいアパートを探すのもいいかもしれません(だだし、しつこいようですが、入居の際に、契約事項を確かめてくださいね。大抵、途中解約はできないはずです)。

※人の慣れと欲というのは恐ろしいもので、現在のアパートが、ひどく狭く汚く感じてきました。ああ、日本へ帰るのが恐いです。

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最終更新日:
December 1, 1997