北海道ウミスズメ類繁殖現状調査計画

MADARA PROJECT
企画者・日本ウミスズメ類研究会
1.調査目的
 日本ウミスズメ類研究会では1994年10月より1年間、(財)日本自然保護協会のP.N.ファンド助成を受けて『希少ウミスズメ類の現状と保護』に関する調査を行ってきました。そして、日本国内におけるウミスズメ類の繁殖現状を把握すべく、現状調査およびアンケート調査を行いました。
 このうち、現状調査では、カンムリウミスズメについてはある程度成果を得たものの、北海道で繁殖する他のウミスズメ類については、天売島以外に調査ができませんでした。これは、調査を企画する時期が遅かったため、これまで誰がどこで研究しているのか確認できず、調査計画が立てられなかったためです。しかしながら、国内でのウミスズメ類の保護を考える上で、北海道での繁殖現状の把握は欠くことのできない問題です。
 くわえて、これまで北海道藻琴山麓で唯一繁殖が確認されていたマダラウミスズメについて、近くで繁殖していることはほぼ確実なものの、証拠となった卵は本種のものではないとする意見が海外の研究者から出されています。
 そこで、我々日本ウミスズメ類研究会では、
1.北海道でのウミスズメ類の繁殖現状を調べ、まとめる
2.マダラウミスズメの繁殖の傍証をつかむ
ことを目的に、1996年度より現地調査をはじめたいと計画しています。
なお、マダラウミスズメについては、「日本側にいる亜種が別種」(Long-billed Murrelet)であるという見解が海外で強くなっています。
 我々は研究者の総合体であり、特定の利益を目的とした団体ではありません。この調査の目的は、ウミスズメ類の繁殖現状を把握して、保護にいかすことにあります。したがって、すでに研究者がそこで調査を行っている場合、我々が調査することに重点を置くより、研究者を調査技術援助や調査アシスタントの派遣等で積極的に支援していく考えです。最終的には研究者個人の名前で繁殖地目録に投稿してもらいたいと思います。
 この調査はいまのところPacific Seabird Group(本部・アメリカ)の日本海鳥保護委員会と合同で進める予定です。

2.財政的問題
 我々の活動はすべてボランティアにより行われています。しかし、幸いにも(財)日本自然保護協会から助成を受けることができ、さらに来年度の調査に対しても助成の継続が決定しました。すべての費用をまかなうことは無理としても、可能な限り各研究者と協力し、財政的にも支えたいと思います。

3.調査時期
 1996年6月下旬から7月上旬頃を予定。

4.ボランティアスタッフの募集
 現地でサポートしていただくボランティアスタッフを募集しています。詳しい計画が決まり次第、会報およびインターネット上で公開します。特に、北海道在住で協力可能な方は、事前にメールをいただけると幸いです。


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Compiled by Koji Ono kojiono@gol.com
Revised: 19 Nov. 1995
URL: http://www2.gol.com/users/kojiono/index.html