長期固定型住宅ローン・フラット35Sとシミュレーション
優遇金利で注目される住宅ローンにフラット35がある。
民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する長期固定型の住宅ローンことである。
更に、このフラット35の借入金利を一定期間引き下げる制度のものに、フラット35Sというものがある。
このフラット35Sは、これまで長期優良住宅等の省エネルギー性、耐震性など一定レベルの基準を満足する特別に高性能な住宅を対象としていた。
そこに今回新たに、フラット35S(金利Aプラン)において、省エネルギー性の基準に「認定低炭素住宅(※)」というものが追加された。
(※)「都市の低炭素化の促進に関する法律(平成24年法律第84号)の規定により低炭素建築物新築等計画が認定された住宅」を指します。
認定低炭素住宅の概要はこちらへ・・・「平成25年1月改正の省エネ基準と認定低炭素住宅について」
フラット35Sの主な内容は下記となります。
■ フラット35S(金利Aプラン)
フラット35の適用金利を当初10年間 年0.3%引下げ
■ フラット35S(金利Bプラン)
フラット35の適用金利を当初5年間 年0.3%引下げ
なお、認定低炭素住宅は長期優良住宅に比べ、多少ハードルが低く設定されており、以前よりはフラット35Sが利用しやすくなりました。規制緩和のような景気対策の目的もあるのでしょう。
そこで実際、個々のケースで、どの程度のメリットがあるのか、月々の返済額等のシミュレーションをして、比較検討してみることが大切になってきます。その際に役立ちそうなものに、住宅金融支援機構がフラット35のサイト(WWW.flat35.com)において無償で提供している『資金計画シミュレーション』というものがあります。
これは必要項目を入力すると、
・「住宅ローンに関する試算結果」(返済明細表他)、
・「家計に関する試算結果」( 収入・支出の推移、貯蓄残高の推移、キャッシュフロー表等)
を見ることができるというものです。
まずはシミュレーションでその効果を確認して、納得・理解し、不安を払拭しておくことはとても大切な事ではないでしょうか。
操作方法等の主な流れは次のようになります。
1、まずは住宅金融支援機構のフラット35サイト(WWW.flat35.com)へ
2、「住宅ローンシミュレーション」をクリック
3、「資金計画シミュレーション」をクリック
ブログでの記事はこちらへ・・・「シミュレーションの活用―長期固定型住宅ローン・フラット35S―」