高断熱高気密住宅について

PAO建築設計

限られた地球のエネルギー資源の有効活用の為に、そして地球温暖化防止に向けた、これからの住宅の基本形と考えられている、エネルギーロスのより少ない仕様の住宅の代表が高断熱高気密住宅です。広く普及することが望まれています。


高断熱高気密仕様の住宅は、寒い季節でも住宅内の温度差が少なくなり、高齢者のヒートショックの軽減等の様々な効果が期待でき、併せて家計にも地球にも優しい省エネ住宅です。

■エネルギーロスが多いこれまでの一般的な木造住宅

■エネルギーロスが少ない高断熱高気密住宅

一般的な木造住宅 高断熱高気密住宅

日本の木造住宅の工法は、木材を腐らせない為に木材を乾燥させる工夫として、壁の上下端が床下や小屋裏に抜けている構造となっています。つまり家の床下から外の空気が入り天井裏から抜けるように工夫されているのです。


この構造のため、そこからせっかく暖めた室内の空気も逃げてしまっていました。こうした構造が、断熱性能を向上させにくい原因となり、又気密性も極めて低い住宅でした。

高断熱高気密住宅とは、このような構造を改良すべく、気密シートを張り気流を止めることによって、断熱材がその本来の性能を100%生かせる住宅のことです。


結果として断熱性能は飛躍的に向上し、室内は快適な温度に保たれ、更に壁の中を常に乾燥状態に保つことで木材の耐久性が保たれ、合わせて気密性も向上しました。気密性が高いために24時間の計画換気が不可欠です。

更に少しだけ詳しく解説を加えていますので、下記も参考にして下さい。
地球温暖化防止に向けた、これからの住宅の基本形、高断熱高気密住宅の仕組み。/Pao's Blog(PAO建築設計ブログ )


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