合宿の記録(2008年6月28日〜30日)
〜参加者のことばでつづる合宿〜
合宿1日目 (ベース:M.I.)
合宿は33年ぶりのこと。朝から、うきうきとした気分で、中央本線、富士急行河口湖線の乗車を楽しみながら、一路目的地 河口湖「合唱の家 おおば」へ。
部屋割り、精算を済ませ、荷物を部屋へ置いて、いよいよ練習です。
♫ 青木先生の気合の入った指導と、私たちの意気込み
いつもは、夜の練習のため、練習場がやや暗いのとは場所も変わり、気分も変わり、明るい外からの高原の光を浴びる爽快な練習場。柔軟体操・発声から、この時間は、ラターの「子供のためのミサ曲」。指導の青木先生も、気合いが入っています。
全日程は2泊3日。ただし、それぞれの都合で日程のメニューはまちまち。私も、途中帰還組。夜までたっぷり時間があるので、集中して練習を受けることが出来ます。よしやってやろうとの意気込みが、一人一人からひしひしと伝わる練習です。初日は、午後2時から5時までの3時間と、夜6時半から8時半までの2時間、合計5時間の練習でした。明日の練習に余韻を残しつつ、ラターの曲を通して、この日の練習は終わりました。
午後と夜の練習の間には、夕食の時間。5時半とちょっと食事時間が早いのには、面食らいましたが、これも合宿の醍醐味、歌った後のこと、美味しくいただきました。
♫ 思わず書きたくなる豊富なメニュー
夕食のメニューは、「ニジマスの塩焼き 蕪添え」。松花堂弁当の中に、「野菜の煮物」「かもの燻製」「刺身(甘エビ、カツヲの寿司)」「鶏の唐揚げ」「鶏のつくね」が入れられて。「とろろ(中に入っていたのは、甲州名物煮貝だとわかりましたか。)」「モズク酢(黄身酢でしょうか。かかっていました。)」「芹のおひたし(ニンニクが効いていました。芹と突き止めるまでが大変。ほうれん草・・・・など諸説出て。)」「吸い物」「ご飯」袋入りの割り箸。以上でした。
そして、最後はお楽しみ、夜の大宴会。和気藹々と時間と共にエンジンがかかってきて、楽しい夜が更けていきます。12時過ぎても、練習場で2次会が続きます。・・・・
合宿2日目 午前 (アルト:M.S.)
今回。初めての合宿。期待と不安でドキドキ、ワクワクしながら参加させていただきました。もっとも行きの車中は美味しいもの談議に花が咲きかなり盛り上がりましたが・・・。お昼の食べた合宿所近くの八本木荘のごまきりそばはアゴの存在を改めて意識した印象深いものでした。
話にきいていた通りの1日目を終え、心地よい緊張感の中、翌朝は6時に起床、湖のほとりまで雨の中を散歩しました。7時から朝の祈りに会に出席(15名参加)讃美歌を歌い、聖書を輪読し、一人ずつ祈りを捧げた後、主の祈りを唱え、讃美歌を歌い7時半の終了。エキュメニカルだなあ・・・
♫ ハードな発声練習もいつも発見があって面白い
9時から練習。バッハのミサ曲をやる。発声練習が毎回ハードだなあと思いつつも常に発見があって面白い!各パート細か注意を受ける。先生曰く。「みなは注意されるとすぐ直すが、すぐ忘れる・・・」と。名言だなあ!
12時に練習が終わり、食堂に行くとカレーの匂いが・・・しかし、なぜかテーブルの上には、そばと干し柿のてんぷらがありました。
合宿第2日 午後 (テナー:Y.S.)
♫ みっちりとパート練習
第2日の午後は目一杯パート練習をして過ごす。音楽ホールと食堂宿泊室、離れの家も使う。事前にパートリーダーからパート練習して欲しいポイントを申し出るように言われていたので主にこの申告にもとづいて練習を進める。パートごとにいろいろな場所に別れパートリーダーが音頭をとって練習している間、ホールでは青木先生が順番に各パートを指導された。この青木先生の指導は熱がこもったもので、、、その熱で火が出るような練習だったという人もいた。
テナーでは、皆なかなか上手くできない所をひろってもらい、又気になっていた、ブレスを交代でするタイミングを確認した。パートリーダー達はじっくり作戦を練ってきてくれたたようでじっくりリードしてくれた。
ひとわたりパート練習が終わると、三々五々ホールに集まり全曲の通しの練習となる。今日一日の総仕上げで、不安も解消し、パート練習でしたことを確認する。各曲の全体の感じをつかむのに、良い機会が出来た。
♫ Dona Nobis Pacem
最後のDona nobis pacem 「主よ平和をお与えください」は充分の緊張感を持って歌い、本当に平和を感じ、うれしくて涙がとまらなくなった。本番のステージでお客様にこのメッセージを是非伝えたいと思った。
♫ 合宿初参加者の自己紹介
前夜は夜の練習があるからと禁じられたビールが、この日はオーケーとなり和やかな夕食となった。食後、恒例の合宿初参加者の儀式である自己紹介があり、みなそれぞれ個性的な紹介だった。
♫ ますます充実したスコラにしたい
食事をそこそこに済ませ、再びホールに集合。斉藤代表から10月のコンサート以降の諸計画の概要の説明があった。来年は創立30周年の年となり、幹事の皆さんがじっくりと計画してくれている事に感謝するともに、ますます充実したスコラにしたいと一団員として感じた。そのドイツ旅行ために前回の旅行の写真が写されて、皆もその気分になって来たようだ。一緒に行こうよ、などの声も聞かれた。
その話が終わってからは、有志がお酒を片手に、おしゃべり。終わったのは何時だったのでしょうか、、、、。
(2日目の夜・・これを撮ったカメラは、このショットを最後にお亡くなりになりました・・・
タイマーをセットしてる時に、落としちゃったのよね・・・)
合宿1日目へ/合宿2日目へ
合宿3日目 (ソプラノ:I.S.)
ピアノの川上先生が帰られたので、ピアノなしの練習。25名くらいいたので、アンサンブルではなく、全員で歌った。1日目、2日目で練習したこと、パート練習で練習したことを思い出しながら発声をして、ラター。
♫ 他のパートと目を合わせ、息を合わせましょう
はじめ2列に並んで歌った。その後、1列に並びかえ、円になって他のパートの人を見渡せるように壁に背中をつけるようにして立って歌った。
なるべく楽譜をはずして、出てくるパートを意識してそのパートの人と目を合わせることによって、パート間の音を合わせてみましょうといわれた。「どのパートを見ればいいの?」と、身についていないので考えていると、歌に神経が行っていなくて、歌っていると人を見ていなかったり・・・・じっと見るのは、恥ずかしい気もしたり・・・、「くるくると見渡すだけでなく、ちゃんと向き合えるまでじっくりと」と指示された。
♫ 向き合って歌っていると、一体感が出てきて気持ちいい・・・
とはいえ、向き合って歌っていると不思議と一体感が出てきて、初めてこの曲を聴いたときに感じたイメージ~澄んだ小川の水の中にさしこむ光を思い浮かべながら、人と声を合わせて歌うのは気持ちがいいなと思いながら歌い終わった。・・・のんきですみません。
♫ パートをばらばらにして並んで歌うと、
かえって歌いやすい
休憩の後、パートの別なく、ばらばらに座って、バッハ。時に全体を半分に分けて歌い、聴きあった。全パートそろった歌声を聴き合えてよかった。「どのパートがどこで前に出てきて、曲の流れがどんなで」ということに気をつけて歌おうとすることがやりやすくなった気がした。さらにパートがばらばらだったので、自分がどこをちゃんと歌えていないかがヨーク分かった。
♫ ・・・こうして練習は終わった。
終わってみると、・・・いつでもちゃんと体を使って声を出せるようになりたい!楽譜をもっとはずしたい!と、とても思っていた。おひるをたべたあと、青木先生は、かわいいバックミラーがついたかっこいい車で走り去り、上げ膳、据え膳でお酒とお話を楽しみ、歌のことだけ考えていられた合宿は終わった。
青木先生、皆様、お世話になりました。ありがとうございます。お疲れ様でした。 |
部屋割りを決めるくじ引き。
「おおば」の廊下ではベートーヴェンが出迎え。
たくさんの合唱団の寄せ書きの中にスコラのも発見!
朝の祈りの会(日曜)
散歩にもってこいの「おおば」のお庭。
8時からの朝食は品数豊富!
パート練習=ソプラノ
アルト
テナー
ベース
先生の車と、パチリ
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