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合宿の記録(2009年8月15日〜17日)

〜参加者のことばでつづる合宿〜

合宿1日目(アルト:Y.A.)

金曜の夜からアルトのH.M.嬢宅に前泊し、気分を盛り上げて参加しました。女声5人で10年前のスコラ版マタイを聴きながらの道中。喉を痛めちゃいけないとわかってはいても、あまりの楽しさに「おおば」につくまで口は塞がらず、笑いが絶えませんでした。
河口湖までもうすぐというところで、道路脇の飲食店駐車場に、見慣れた車を発見!「あおきせんせ〜〜〜い!!」と、これまた合唱団とも思えない嬌声を上げてあきれ顔をされたっけ・・・目についた看板を読むときにも「LとNは舌を歯につける」「Vは唇を噛む」「Rは舌を巻く」とか、合唱に必要な基礎練習も怠らず。(ただの悪ふざけではありません)
そうそう、すごいことに「おおば」の駐車場に到着してエンジンを切る直前にマタイの終曲がピッタリ終ったのですよ。良い合宿になりそうって思いました。


♫ 合宿開始

一曲目、Kommt,ihr Töchter から今年の合宿がスタート。まさに「マタイ合宿」の幕開けにはこの曲しかあり得ませんね〜。その時の録音を聴きながらこのレポートを書いていますが、一曲にみっちり約一時間半。合宿はこれができるから良いな。不安な音がひとつひとつ解消されていきます。あっ、でもこのペースでやっていては全曲終りませんって?・・・出来が悪くてすみません〜〜。sind Blitze、O Menschといった大物から、十字架につけろ〜〜などの絶叫系まで。初日からかなりハードで楽しい練習でした。

 

♫ 夜の会その1

アルトM.I.女史がスコラの新ホームページ(=通称:表ページ)、団員専用ページ、ブログ(=裏ページ)について、詳しい説明会を開いてくださいました。プロジェクターを使って、見た目に分かりやすかったです。ありがとうございました〜〜。
続いて、タロジロアンケートの報告。これは、タロジロが酒席で思いついたこと。「合宿の夜、アンケート片手にみんなで話が出来れば良いな」と浅はかな考えで始めたことでしたが、当初の思惑を大きく上回る内容の濃いものとなり、集計作業はとっても楽しいものでした。
今年の合宿は丁度お盆期間にあたり、仕事がヒマだったので木曜の午後からお休みをとって、木曜午後〜金曜いっぱい集計にかかりました。といっても、読みこんでしまってなかなか作業が進まなかったのですが・・・子どもの頃の部屋の掃除を思い出しましたね。写真や友達との交換日記なんかが出てくると、読んじゃうんですよね〜〜〜。
ともあれ、拙いプレゼンで申し訳ありませんでしたが、聞いていただいてありがとうございました!

 

♫ 夜の会その2

食堂で持ち寄りのお酒、「おおば」さんからのおつまみをいただきました。恒例のラーメンの会に加え、今年は流星観賞にも出かけましたが、星どころか見る間にwolkenがモクモク・・・雨を呼ぶ人が紛れ込んでいたようで。その後練習場に移動。指揮台の高級楽譜をビラビラめくりながら「エア指揮者」も体験。「合唱指揮は、両手が同じ動きになってはダメなんだよ、片手でカウント、片手で表情をつけなさい」なんて指導も受けながら・・・夜の会も楽しくハードでした。



合宿2日目 午前 (ソプラノ:K.I.)

一夜明けて2日目です。
日曜日の朝ともあって、朝の礼拝 or (御ミサ)で始まります。<希望者のみ>
昨夜は、真夜中2時過ぎまでアルコール and etc...で歓談されたにも関わらずご参加されました方々、wonderfulです。

 

♫ コラールは詩の意味を知って歌うことが重要

今朝は、コラール集中講義でした。
まず、詩の意味を知って歌うことが重要......。
歌う前に一曲一曲、言葉の確認です。コラールといえど背景は様々。ただsempre pで歌えば良いっていうものではありません。「62番は来週までに暗譜すること」のお達しが青木先生より発せられました。mmm......
それどころか、「コラールを全曲やり終えるまでお昼にはなりませんから」と。でもでもお昼15分前には無事終了。
「私たちの出来が良かったからかしらん?」とは、T.F.談でした。充実の2時間45分でした。
青木先生有り難うございました。


 

合宿第2日 午後 (アルト:Y.A.)

♫ ゆるゆる体操

お昼に、藤崎先生と浦野先生が到着。2日目午後の練習はゆるゆる体操・個人ボイトレ・通常練習の三本立て。
指先からさすりながら身体をほぐして行きます。ポイントは、声を出すこと。「指先〜〜指の間〜〜手の甲ぅぅ〜〜」ていう具合で、息を止めないことが目的だそうです。(けど、40人以上の大人が、ブツブツ言いながら身体をさすっている様子は、ちょっと不気味な光景でした)体幹を意識しながら、足の先までゆすってほぐした後は、体中がポッカポカになりました。

 

♫ 三人一組で、ボイストレーニング

練習場で青木先生が合唱の練習、団員は交代で練習を抜け出し、二階と離れで三人一組の個人ボイトレを受けました。
私は離れで浦野組。一組目だったのでゆるゆる体操のポカポカがまだ体に残った状態、ラッキーでした。あっという間の45分間でしたし、これで何が変わったか分からないけれど、自分の声を聞いてもらって意見がもらえるというのは、それだけで気持ちの良いものでした。それに、嬉し恥ずかし初対面(ほぼ)の浦野先生でしたが、すっかり大ファンになってしまいました。

 

♫ 一足お先に帰途につく

日曜帰京組でしたが電車まで少し時間があり、夕食をとりながら語らって駅に向かうつもりでいました。が、運悪くその日は河口湖でお祭りがあり、大場さん情報では「道が相当混んでいる」とのことで、結局ほとんど何も口にできず(ちゃっかりビールだけは呑み・・・)後ろ髪を引かれながら出発しました。帰りの電車も楽しかったけど、道中、食堂で歌を歌っている皆さんの画像が携帯で送られてきて、うらやましかったです・・・
電車を藤崎先生と浦野先生とご一緒してお話ししましたが、お二人とも23人ずつの個人ボイトレを半日でこなした経験は無かったそうで(当たり前か?)、相当にお疲れでいらっしゃいました。
本当にどうもありがとうございました。


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(2日目の夜・・これを撮ったカメラは、このショットを最後にお亡くなりになりました・・・
タイマーをセットしてる時に、落としちゃったのよね・・・)


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合宿3日目 (アルト:S.B.)

合宿最終日、1曲目から通しながら出される先生からの注意点をどうにかメモしました。不充分ですが、後で楽譜と照らし合わせてみて、外すことのできない大切なPointと思い、ここに書き出して見ました。

♫ 注意点

1. Wen? Wie? Was? それぞれの子音の準備を早く。それぞれの音程と疑問符を感じる。38小節のLamm「♩(四分音符)」なので延ばしすぎない。85,6小節の臨時記号を正確に。
3. daß man einの言葉を確認。
4b. 出のJaをしっかり。
4d. 26小節、テナーのUnratの「t」に合わせて。30小節、ベースのテーマをしっかり。
9b. Osterlammとzu essenを分ける。
9e. 楽譜に頼らず暗譜を!!
20. So schlafen→「So」を丁寧に。
27a. 43小節以降は特に練習を。
29. 55小節以降、ベースは出の音をイメージして。
30. アルトはWoの出を安心して出られるように。
36b. Todes schuldigの「T」の発音を注意。
35小節、ソプラノの2声の動きを美しく。
38b. 20小節、テナーの動きを意識して聴く。
45b. Laßの長さを統一する(長くしすぎない)(意外に「黒いチゲ」が少なかった)
50b. 空気を変える為にテンポを変える・・・かも。
50d. 出を注意。26小節、アルトの出をしっかり。
54. ベース、Gegrüßetの「r」をしっかり。
58b. Bauestの「au」の発音注意。
58d. 言葉を話せるように。
60. Wo hin? Wo? 掛け合いを美しく歌いたい。


♫ 全曲を通し終えて

演奏中、失敗しても戻らず前に進むこと。例えば「Barabam」を変(?)な声で歌ってしまっても首をかしげたり顔をしかめない。先ずは「正しい音」を増やすこと。ソロの部分も見ておいて下さい、とのこと。

 

♫ 合宿第三日目を振り返って

私にとりましては、初めてのマタイを全曲通すということで精一杯でしたけれど、青木先生の熱いご指導と川上先生の伴奏に力を頂きつつ、ひたすら歌い進み、いよいよ終曲の前奏が始まった瞬間、言葉にならない思いで胸が一杯になりました。合宿に参加させて頂きましたことを心より感謝して・・

 

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部屋割りを決めるくじ引き。

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「おおば」の廊下ではベートーヴェンが出迎え。

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たくさんの合唱団の寄せ書きの中にスコラのも発見!

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朝の祈りの会(日曜)

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散歩にもってこいの「おおば」のお庭。

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8時からの朝食は品数豊富!

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パート練習=ソプラノ

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アルト

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テナー

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ベース

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先生の車と、パチリ

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