2003年1月2月4月、5月、6月7月8月、9月,10月

ちょっと言わせて

2003年11月22日(土)
【むかご】
10月、11月は紅葉を見たり、ゴルフをしに毎週のように蓼科の山荘にお客が来ていた。
蓼科は空気や水がきれいなせいか、何を食べても美味しく感じる。特にパン屋さんの「エピ」、ジェラートの「ピッコ」、野菜の「自然農園」と「宮坂農園」、JAでも地物の野菜を生産者の名前入りで売っている。
自分の畑で採れるものを売っている「宮坂農園」は、掘建て小屋のすっごくきれいではない建物なので、観光客でも知っている人しか立ち寄らない所だと思う。先日は腰の曲がったおばあさんがお店番をしていて、寒くなったのでそろそろお店を閉めようと思っていると言っていた。その割にはとても売り切れないほどの数のかぼちゃが床にゴロゴロ沢山ころがっていた。う〜ん、かぼちゃねぇ、と思ったけど、「美味しいよ」と言われたので、試しにひとつ小さいのを買ってきた。それが、すご〜〜く美味しかったのですよ〜!かぼちゃってこんなに甘くって、美味しかったの!って再認識。その時、おばあさんがビニール袋いっぱいに小さい「むかご」をおまけにくれた。確か、手まり歌に「むかご」という言葉があったけど、食べるのは初めて。
どうやって食べるのか分からないまま、インターネットで調べたら、いろいろ食べ方が紹介されていた。ただ茹でてお塩をかけて食べたり、バターでいってお塩をパラッとかけるとビールのおつまみになるとか。むかごご飯もあるという。私は茹でたのと、フライパンでバター炒めにしてして食べてみた。すっごく美味しいという程ではないが、素朴なほのぼのとした懐かしいお味でした。一度に沢山は食べられないので、残りは冷凍にして、いずれてんぷら、お好み焼きなどにしてみようかな。
【母の入院】
2年半前に大腸ガンの手術をした母が又お腹に正体不明のグリグリが出来たので、入院・手術する事が決まった。ずっと主治医でいた先生は定年のため他の病院へ行ってしまわれたが、今回は「絶対先生じゃなきゃイヤだ」という母のため、手術をして下さる事になっている。
80歳になる母は、とてもその年には見えない程若く見え、最近は体調もすこぶる良いので「何故こんなに元気なのに手術をしなければいけないの!?」とすごく悩んでいる。私も誰もその疑問には答えられていない。お医者は「そのうちそのグリグリが大きくなって他の臓器に影響してからでは遅いので、今の元気なうちに取っておきましょう」と手術を勧める。手術をするとなったら、回復までに時間がかかるし、果たして今程元気になるかどうか。切らないでいたら、果たしてどうなっていくのか。そのうち悪くなると言われてもそのうちというのは一体どの位の時間なのかは・・・誰にも分からない。
いろいろな民間療法もあるけど、それを信じて医者の勧めを断る程の勇気は私達にはない。
ゴルフが大好きな母なので、当分行けないと思って先日一緒にゴルフをして来た。その時も車の中で、ずーっと「どうして切らなければいけないのかしら!?」「医者の思うつぼだ」「元気な年寄りは良いモルモットなのよね」等と独り言を言っている。ラウンド中も「これが最後かしら」に始まって「昔はもっと飛んだのに、切ったらもっと飛ばなくなる」等いろいろと。
いちいち気にしていたら、私も気が滅入ってしまうわ(-_-;)
89歳になる父親もまだ健在だし、我が家は超長寿の家系のようで、きっと母も無事生還してくると思っていま〜す!