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ちょっと言わせて

2004年8月
【私の夏休み】
今年の夏休みは8月5日から14日までと20日から24日までを蓼科で過ごした。

5日(木)
午前に東京を出発して、母、息子と3人で蓼科入りし、12時からスルーでゴルフをした。折角するのだからハーフではなく、スルーで、と言ったのは81歳になる母だったけど、到着した日にいきなり午後スルーはかなりきつかった。特にこの日は蓼科としては珍しく蒸し暑い日で、抗がん剤を服用している母は上り坂ではクラブを2本ストックのように持ってかなり苦しそうだった。翌日もゴルフの予定が入っているので、かなり心配。

6日(金)
昨晩到着した夫も加わり再度ゴルフをした。息子は去年学校の体育でゴルフを始め、コースへ出るのはこれで5回目。なのにまだ私が達成したこともない「97」の高スコアで回り、その日は夫よりも良い成績だった。昨日のゴルフでかなり疲れていた母も頑張っていたが、やはり年齢相応のゴルフしか出来なくなっている。どうしても年々飛ばなくなり、その現実を受け入れられない、認めたくない、といった状態が続いている。口では「私も歳だねぇ。こうやってゴルフを出来るだけでも幸せ」と言ってはいるけど、顔にははっきりと飛ばない口惜しさが現れているのを見ると、私も何と声を掛けてよいやら・・・親子だし同性だから何を考えているのか分かってしまうだけに、私も辛い。
私は初めて、「112」のスコアで回り、うれしいな!
その日息子は深夜のアルバイトがあるため、母と共に帰京することに。好物のうなぎを諏訪の「古畑」でお弁当にして貰っていたので、そこまで取りに行き、2人は上諏訪から新宿へと帰って行った。

7日(土)、8日(日)
家の掃除、外の草刈、来客準備、買い物等で2日間あっという間に過ぎる。

9日(月)
この日から息子の幼稚園、小学校時代のお母さんが2人、10日に開かれる音楽会の為に蓼科へ来てくれた。ところが、私は私の小学校時代からの友人達との親睦ゴルフがあって、2人を迎えられたのは夕方になってから。その日は娘も同乗させて貰って一緒に来た。夜は手作りピザとワインでかんぱ〜い!この日私は再度「112」のスコアで回れた。

10日(火)
昨年から恒例となった友人宅での音楽会。昨年同様、指揮者の矢崎彦太郎、妻のバイオリニスト渡辺篤子、作曲家の新実徳英、ピアニストの依田さん、それに今年は蓼科在住のチェリスト、ロシア人の歌も加わり、充実した一時が過ごせた。音楽会後の食事会も音楽家達といろいろな話が出来、お呼びした友人達も喜んでくれたと思う。

11日(水)
この日も私達夫婦は朝から親睦ゴルフの予定。今回は小学校時代からの友人の1人が9月からタイのチェンマイに移住するというので、その壮行会を兼ねてのゴルフで2組8人が参加。チェンマイへ行く夫婦は今話題の「年金生活者の海外移住」を実践するためにタイへ行くという。私はタイへ行った事がないので良く分からないけれど、タイの中でもチェンマイは高地で気候はバンコクなどに比べたら涼しく、快適だそう。住居も2LDKのマンションが日本の3分の1程度で借りられるらしいし、ゴルフをしたり、旅行に行っても年金だけで生活が出来、しかも貯金まで出来るとのこと。TVでこういった生活をしている人たちの特集番組を見たことがあって興味はあるけれど、なかなかそれを実行に移すまではいかない。彼女の勇気と思い切りの良さに感心させられる。
夫と娘は翌日から仕事があるというので、ゴルフ後に帰京した。私はタイへ行く友人の送別会のため、立教の同級生が20人程集まるので、そちらへ参加するため1人で残ることにした。

12日(木)
前日の送別会に参加した友人の1人で、ここ10年程週3回人工透析をしている友人がいる。昨日も人工透析を済ませてから1人で車を運転して蓼科へやって来た。自宅で山野草を育て、銀座へ卸しているし、ご主人の病院を手伝ったり、病人とは思えない程元気に暮らしている。だけどやっぱり健康人とは違う。彼女の趣味のひとつがゴルフで、なかなかコースを回る事もない、というので今回他の友人夫婦と共に回る事にした。今回の蓼科ではいつもキャディなしのセルフばかりだった。でも、この時ばかりはどうしてにキャディを付けなかったのか!と大後悔をした。私だってまだ自分の事で精一杯で、とても人のめんどうまでみる余裕はない筈なのに・・・!!120を切りたいと言っていた友人は、この日アッサリと107を出して絶好調。私はと言えば、も〜〜っ!!!

13日(金)
1人気楽に蓼科で過ごせると思っていたが、やる事はた〜くさん残っている。新しく買った乾燥機付きの洗濯機は便利ではあるけれど、アイロンをかけないと見られない程惨めに皺くちゃになって仕上がってくる。5日間掃除をサボっていたら、家中フワフワと綿埃が舞っている。いつもだったらそんな事はないのに、やはり大人数で利用したため、あちらこちらにその形跡が残っている。来週には夫の両親が来る事になっているので、その準備もしてから帰京しなければいけない。朝から一人で大忙しに働いた。汗をかいたけど、早々とお風呂掃除を済ませてしまったので、友人宅へ行ってお風呂(かけ流しの温泉)に入らせて貰い、又別の友人宅のバーベキューパーティーへ行って、その日は暮れた。

14日(土)

そろそろ帰省ラッシュが始まっているという情報。午前中に出発すれば、渋滞もなく帰れるというので、そのようにしたら、かなり早く帰京出来た。2時間チョットで着いたのは、飛ばし過ぎかな?

20日(金)
8月は夫の誕生月なので、メンバーの桜ケ丘CCから優待が来ていた。それを使って、夫、息子、母とゴルフをした。桜ケ丘CCは家から20分程で行かれるのですごく便利だけれど、グリーンが狭く、私にとってはすごく難しいコースでもある。ここに来るとなかなか120を切れない。この日も午後は良いスコアだったけど、午前が良くなかったので目標は達成できなかった。
夕方息子と母を自宅まで送ってから、夫の両親を迎える為蓼科へ向かった。

21日(土)

「暮らしの手帳」の編集をしている友人から依頼があり、蓼科での取材に人数が足りないので出てと言われた。私達夫婦はただ出来あがったピザを食べたり、ワインを飲んだりしていれば良いだけで、雑誌に載るのは多分後ろ姿がちょっとだけだと思う。撮影後、伊丹に住んでいる夫の両親(86歳、82歳)を迎える為、急いで茅野へ行った。

22日(日)
霧ケ峰では「マツムシソウ」が見頃だと言うので、ドライブして行く事にする。「マツムシソウ」は紫色の可憐な花で、遠くからは見栄えがしないけれど、近くで見ると山野草らしい上品な色と形をしている。
天然記念物の宝庫と言われている八島湿原へも初めて行った。夏の花は終わり、秋の花はまだ、といった感じだった。こういう所へ来ると、いつももっと花の名前を覚えておけば良かったな、と思う。

23日(月)
蓼科高原CCで両親と共にゴルフをする。義父は昔はシングルプレイヤーだったけれど、病気で半年程入院をしたりしていたせいか、年々体力も落ち、又最近では少々痴呆っぽくなってきているので、なかなかゴルフをするのも難儀になってきているようだ。それでもゴルフは大好きで、スコアは気にせず楽しく回っている。義母も足の調子が悪かったというので、最近はコースに出ていないという事だったけど、女性の82歳というのは、どこのゴルフ場へ行っても最年長だそう。
私達夫婦もこのような高齢になるまでゴルフを出来るのかしら?