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カーフレイ(Caughley)


 ウースターから独立したトマス・ターナーが、カーフレイの窯を買収し、1775年頃に磁器の製造を開始した。カーフレイ製品の絵付けは、その大半が染付けのみであった。また、カーフレイは、白磁を(自らの磁器を製造する以前の)チェンバレン社に販売したり、同社に金彩やエナメル絵付けを依頼したりもしていた。
 ウースターにとっては、地理的に近く、磁質も似ていて、しかも安価なカーフレイ磁器は大きな脅威であり、フライト期の合理化・低品質化を招く要因の一つとなった。
 カーフレイ社は、1799年に同社から独立したジョン・ローズ(コールポート社)により買収されたが、窯自体はコールポートの名の下で、1814年まで磁器製造を継続した。


参照
ref
写真/image 作品/title 製造年代
circa
CA1 コーヒーカップ CoffeeCup 1790
CA2 コーヒーカップ CoffeeCup 1790
CA3 カーフリー/チェンバレン 二枚の風景皿
Two Caughley/Chamberlain Plates with Landscapes
1792
CA4 テンプル・パターンのソーサー
A Saucer Printed with the Temple Pattern
1780-90

コーヒーカップ