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「昔の川は、もっと暴れ者だったからなあ」 「みんな知らず知らず川に育てられてきたんだね」 「鳥や虫や魚が元気なところでは人も元気だよ」
「いまも、昔も人間は偉いことをするもんだな」 「あの庭の美しさを支えているのも川なんだね」 「まったく、川のある暮らしって、いいもんだなあ」
 
JR山陽本線の列車が岡山駅に近づきます。車窓の風景が旭川にさしかかったとき、隣の席の家族づれのなかから、そんな声が聞こえました。小学校五年生くらいの坊や。大好きな列車の旅のなかで、彼は大きな興味を抱いたのです。 岡山平野で人が暮らしはじめたのは、遠く縄文時代(じょうもんじだい)のことでした。中世には、岡山城を守る堀として流路が付け替えられました。その後、城下及び上道郡の水害防御と新田開発を目的として、百間川が築かれました。人の暮らしと川の「つきあい」は次第に濃いものになり、人々の英知が治水や利水に活かされるようになって、旭川は、流域の人々にとってなくてはならない川となっていきました。いま、旭川の流域は1市16町6村。下流域には人口の密集する岡山市があります。私たちの川であり、生きものたちの川でもある旭川のいまの姿を、下流域を中心に治水、利水、環境、管理といった視点から見てみましょう。
旭川は人とともに生きてきた
新鶴見橋上空より上流を望む
 
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