に近い蒜山高原(ひるぜんこうげん)は標高1,000m級の山々に囲まれる牧歌的なリゾートゾーン。西の軽井沢とも呼ばれ、高山植物やジャージー牛の新鮮な乳製品などで観光客の人気を集めています。この付近ではブナの原生林や塩釜の冷泉なども見られます。
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は現代の川の表情の一つです。上流の湯原ダムは中国電力の発電用ダム。その直下は露天風呂「砂湯」で知られる湯原温泉です。雄大なダムの風景をながめながらの湯浴みは格別
。中流にある旭川ダムは、洪水調節・発電・上水道と多目的な働きで私たちの暮らしに貢献しています。
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の風景は渓谷美(けいこくび)の宝庫ともいえるでしょう。勝山町の神庭の滝や久世町の足尾滝、落合町の塩滝など多彩
な滝の表情も、その一例です。運がよければ特別天然記念物オオサンショウウオと出会えるかも。勝山町では、かつて高瀬舟が発着した船着場の石垣を見ることもできます。
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のシーズンには釣竿の行列ができる建部町には、町立の「めだかの学校」があります。環境省指定の絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)メダカを通
じて、環境の大切さを考えようという自然体験教育施設。メダカの飼育法をはじめ、生命や自然環境の不思議を理解しやすく解説する教室も開かれています。
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中国山脈の朝鍋鷲ケ山(あさなべわしがせん)(1,081m)を源とし、新庄川、目木川、備中川、宇甘川など143の支流を合わせて南流する旭川は、流域面
積 1,810平方km、流路延長142km、豊かな流れとすばらしい自然に恵まれ、上流から下流までさまざまな楽しみや心のやすらぎを与えてくれる河川です。今回、紹介した記事は、旭川の現状のほんの一部です。旭川が流域に住む私たちにとって治水や利水の面
で、より安全で安心できるものとなり、旭川の生きものにとっても、より生息しやすい環境を整えていくために取り組むべき課題も残されています。この冊子をきっかけに、これまで以上に旭川について語り合い、親しんでいただけるよう願っています。
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