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「昔の川は、もっと暴れ者だったからなあ」 「みんな知らず知らず川に育てられてきたんだね」 「鳥や虫や魚が元気なところでは人も元気だよ」
「いまも、昔も人間は偉いことをするもんだな」 「あの庭の美しさを支えているのも川なんだね」 「まったく、川のある暮らしって、いいもんだなあ」
「鳥や虫や魚が元気なところでは人も元気だよ」―旭川は流域の生きものたちの交歓広場
「環境」―水に育まれ、水に感謝する
ここは豊かな自然が息づく都市
旭川は、多くの種類の植物・動物・魚類を育てる自然豊かな河川です。いまも、「祇園用水」等の一部水域で見られるホタルやアユモドキをはじめ、本川では、コサギやアオサギ、カワセミ、ハクセキレイ、カイツブリなどの姿を見かけます。
岡山市市街地北端の中原橋付近や百間川はカモの飛来地となっています。また、オイカワやアユ、トウヨシノボリ、カワヒガイなどの魚介類も豊富です。この豊富な魚類相は、下流から中流にかけて分布する河道内の氾濫原的な環境や、用水路等による周辺水域との連絡性により、維持されているものと考えられます。岸辺には多くの草花のほか、水のなかで育つ植物も少なくありません。虫の種類も多く、チョウやトンボの仲間が飛び交っています。こうして、旭川は多くの生き物たちを育んでいるのです。

河川水辺の国勢調査
国土交通省は、全国109の一級水系の河川等を対象に「河川水辺の国勢調査」をおこなっています。旭川では平成2年から河川に生息している生物について実施されており、淡水魚の出現数では全国第3位 となっています。
 
■確認生物数
種  別 種 類 数
魚介類 70種
底生動物 209種
植物 486種
鳥類 99種
両生類・は虫類・哺乳類 19種
陸上昆虫類 1,033種
 
■淡水魚出現数 ベスト10河川
順位 水 系 名 魚種数
1 淀川 49
2 木曽川(木曽川・長良川・揖斐川) 46
3 旭川 44
4 吉井川 42
5 利根川 39
6 高梁川 38
7 阿賀野川 37
8 加古川 36
9 江の川 36
10 筑後川 35
(対象109河川/河川水辺の国勢調査H2〜9)

 
中原付近


岡山市は平成4年5月22日に高島・旭竜地区の河川や水路を「ホタルの里」に指定するなど生息環境の保全に努めている

人々も川に集まってくる
旭川の高水敷は、いまや人々の日常と切り離せないものとなっています。旭川の河口から新京橋の間の高水敷では、グラウンドや公園・散策路などが整備され、憩い・安らぎの場として多くの人々に利用されています。
岡山城から旭川沿いに南へ1km。児島湾の潮の香が漂ってくる京橋下の高水敷で、毎月第一日曜日に朝市が開かれています。商品は県内市町村の特産品、お店の数は約80店。平成元年9月に始まって以来、毎回2万人もの人々が訪れます。通ううちに旭川のファンになったという人も。また、毎年「岡山さくらカーニバル」「夏まつり岡山納涼花火大会」などが開かれ、いずれも岡山市内屈指の恒例行事となっています。

岡山さくらカーニバル
 
京橋の朝市
夏まつり岡山納涼花火大会

■旭川の年間推定利用者数(平成12年度)
種  別 項  目 利用者数(万人)
利用形態別 スポーツ 74
釣り 2
水遊び 2
散策路 76
合計 153
利用場所別 水面 1
水際 3
高水敷 142
堤防 7
合計 153
利用者数は1万人単位に切り上げ表示


さまざまな市民組織や岡山河川事務所など73団体で構成されているのが「旭川流域ネットワーク(AR−NET)」です。シンポジウムやワークショップの開催などを通 じて、旭川の河川環境の保全、流域の自然と文化の育成の活動を続けています。
「旭川流域ネットワーク」では毎年1本ずつ「源流の碑」を旭川の河口から源流まで運んで建立しています。「旭川源流の碑」の幟(のぼり)も勇ましいリヤカーが旭川沿いに上っていく情景は、夏から秋にかけての旭川の風物詩になりました。
市民のみなさんの旭川への関心を、よりいっそう高めていただくため、地域学習や総合学習のための資材の貸与や提供、担当職員の派遣や見学会などを実施しており、好評をいただいています。

出前講座で説明する河川事務所の職員たち

 
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